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コーポレートの責任者としてどういうことをやっていたかをつらつらまとめてみました

ごあいさつ


noteの担当になりましたGoalsコーポレート部門の平賀です。
今回、会社情報の発信として本note記事の当番が回ってきました。

どういうネタで書くのがいいかなぁ・・・というのを悩んでいたのですが、ちょうど自分自身が入社して9ヶ月くらい経過する(入社が2022年9月)中、一番やっていたこととしてはコーポレート部門のやること・やらないといけないことを整理していたというのが大きいかなぁと思うので、自身の振り返りも兼ねてどんな感じで整理していたのかみたいなことをあまり固有名詞を出さずに書いてみたいと思います。

(こんな人はおそらく少数派だと思いつつ)いきなりコーポレート全般担当になってしまったという方や、こういう考え方でコーポレートって整理していくんだなぁ、という1ケースとしてお目通し頂ければと思います。

※こういう話になるとよく「こういうのがベスト」とか「あるべき姿はこれ」みたいな話が出てきやすい領域なのですが、個人的にはこういう話に「正解」はないと考える派です。
そのため、このnoteはこうするとうまくいくという保証・お勧めをするものではありません。また、個人アカウントにて発信をしている通り、会社の公式的な見解や会社、その他特定の団体を代表するものではなく、個人見解である点についても、合わせてご了承下さい。

本編(こっから長話です)

①簡単な略歴のご紹介

簡単な自己紹介ですが、Goalsに至るまでのキャリアとしては、最初は大手監査法人にて会計監査業務や異常値識別のためのデータ分析業務にのべ約10年ほど従事
⇨ その後、上場企業(情報通信業)の経理として単体決算・連結決算・開示をほぼ一通り回す業務を約3年弱従事
⇨ 現在に至る、という経歴となります。

現在に至るきっかけとしては、「経理だけやる」というよりはもっと幅広くコーポレート周りに関わっていきたい+せっかくなので面白そうな会社にしたい、ということで色々とお話を聞いて回った結果、Goalsにご縁があってコーポレート部門の責任者として入社して現在に至る、という感じです。

②整理のステップ その1 〜必要なものを調べる〜

入社して最初にやったこととしては、コーポレートって何が必要なんだろうというのをまとめる、ということでした。
コーポレート(バックオフィス)と一言で言っても、その機能はかなり幅広く分かれていることが一般的です。そして、コーポレート部門での経験者のほぼ大半は、最初はそのうちのどれかの経験は持っているけど、それ以外はやったことない、ということがほとんどだと思います。私の場合は経理はわかるけど、他のところは「話に聞いたことがある」くらいの感じでした。

なので、まずはコーポレートって何するの?というのを情報収集するところから始めました。具体的には、中小企業向けのバックオフィス実務書(※)とかWebで調べたりとかして、コーポレートってこういうことをするのが一般的、というのをまとめて全体像を作っていきました。
※1人バックオフィスを想定するイメージくらいの書籍が割と全般カバーしている印象で相性が良かった気がします。最初から大きな会社の実務を想定してまとめ始めると、ボリューム量が多くてパンクする可能性が高いです。

機能✕頻度で何がいるんだっけ・・・というのをまとめる

③整理のステップ その2 〜現状を把握する〜

次に、実際に行っている業務をそれぞれ確認していきました。例えば、入社手続を例に挙げると、どういう書類を取り交わしていて、どういう書類をもらっているのか、それはどこで保管しているのか、社内の人がやっているのか外部の人にお願いしているのか、、、そういったことを踏まえて実際に今やっていることを理解してまとめていく作業となります。
同じチームのメンバーの方や担当者がやっている作業について話を聞いたり書類を追いかけていき、今やっていることってなんだろう、というのをまとめてもらったり、自分なりにマッピングしたり、という感じでまとめてました。

もし、できるのであればその業務を1〜2ヶ月くらい実際に自分でやってみるのが一番手っ取り早いのではないかと思います。私の場合は、入社して最初の時期から明確にこれをやる、みたいなタスクが決まっていることの方が少ない+既存の業務に慣れすぎていない視点が残っているうちにやったほうが先入観に囚われずにできる、ということから入社して最初にやってしまうのが良いかな、と思って入社1〜2ヶ月目にこれをやっていました。

やっていることをこれまた機能✕頻度でまとめる・濃淡をつける

④整理のステップ その3 〜必要なものと現状を比べる〜

上記の2つを組み合わせると、「一般的にやっていること」に比べて、何があって、何がないんだっけ・・・ということがある程度洗い出せる形になります。
実際に自社に当てはめたときには、自分自身や他のメンバーができる領域は割と整備されている一方、それでもなお「まだこれがない」という領域が結構多い状況でした(今いる人で回せる業務をやっているはずなので、こうなることが普通だと思います)。

対比の結果、今ないもの(未整備のもの)がわかるようになる

今ないものというのが「未整備」(=整備していかないといけないものor整備できたらいいもの)になっていくのですが、じゃあ、全部今すぐやらないといけないかというと、そうではなかったりします。
というのも、今、それがない、という状況ても会社は一定程度回っているわけでして、そういうことを考えると、明日無いとダメ、的なものってそうそうないはずなんですよね。
じゃあ、そこから何から手を付ければいいのか、みたいなことを決めていくのが次のステップです。

⑤整理のステップ その4 〜「ないもの」を整備する順番を決める〜

未整備のものの順番を決めるアプローチについては色々な方法があります。
例えば、「重要性✕緊急度」でマッピング(アイゼンハワーマトリクス)をして重要度・緊急度が高いものから着手する、といった方法や、整備するための労力とその成果との対比を評価して優先順位を決める方法(インパクトエフォートマトリックス)等・・・でしょうか。他にも色々あります。
このあたりは割と好みで決めればいいんじゃないかと思いますが、私の場合は重要性(「それがないことによって困る度合い・問題度合い」)と緊急度(「いつまでに必要か」)を元に決めて順序をつけていました。

重要性・緊急性がいずれも高いものから手を付けていく

⑥あとはやるだけ

ここまで決まったら、後は未整備の課題に対して1個1個対応していくだけ・・・なのですが、往々にして以下のようなことが起こりますので、ガチガチに決めすぎない方がいいように思います。

・順序が突然変わる
環境・状況の変化に伴って、既存の未整備の事項の中で優先順位がひっくり返ることがあります。しかも優先順位が下がるよりはどちらかというと優先順位が跳ね上がることの方が多いです。

・想定していなかった事象が発生する
そもそも最初に検討していなかったトピックや未整備のものが降って湧いてくるパターン。急激に規模が大きくなる、新しいビジネスを始めたりする等、会社が新たなアクションを採ることで発生するケースが多いです。

1ヶ月に数個単位で増えたり順序が上がったりする(減る・順序が下がる、というのがあればむしろラッキーな部類)ものだと思って、長い目でやっていけばいつかは一巡するはず、というくらいの大きな気持ちで構えておくのが精神衛生的にもスケジュール管理の柔軟性的にも良いかと思います。

そして、一巡した頃には最初に作ったものが古くなっているのでそろそろ見直しを…といったことが出てくるので、定期的に一度整備したものが使えなくなっていないかという観点でアップデートをしていく…という流れで見直しをしていきます。
なお、私の場合も最初に立てたものが概ね3ヶ月くらいのスパンで見直していますが、3ヶ月目と6ヶ月目で会社のイベントや必要な順序を踏まえかなり派手に変わってましたね・・・大半は増える方向で・・・。

おわりに

半年くらいやっていたことってなんだろう、というのをつらつらまとめてみたのですが、半分(以上)は自分の頭の整理のために書いてる内容ですね、これ。(なんだこの怪文書は、と社内で怒られないかが心配です)

ただ、自分と似たような状況に置かれた時に、こういうのがあるともう少しスタートダッシュが早く切れたんじゃないかなぁ、ということで書いてみたものとなります。(具体的な業務についてのまとめはありますが、こういう体系化に関するまとめはなかなかないんじゃないかなという意味で)
現在は、これを踏まえて何から手を付けようか、というのを、色々なメンバーが自分のできることを持ち寄って整えつつある、というのが今の状況なのかなと感じます。

確かに、無い中でできる限りのことを持ち寄って作っていくフェーズならではの大変さはあるのですが、一度作ってしまうとこのフェーズには戻れないこともあり、今のタイミングならではの醍醐味と思える方であれば、こういった状況も楽しめるのではないかと思います。

というわけで唐突な宣伝ですが、そんな弊社、会社の成長を支えるコーポレートのメンバーを以下の通り募集しております。
この記事を好きにならなくても、当社のやっていることや他のメンバーに興味がある、面白そうだな、と思って頂けるのでしたらぜひアクセス頂ければと思います!

募集職種一覧(2023/06/19追記:移転に伴いURLアドレスを変更しました)
https://goals.co.jp/recruit/jobs


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