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そうぞうする団地、この絵は何?

本日も「そうぞうする団地」の実験パートナーをさせていただいていることもあり、取手市井野団地3街区のショッピングセンター広場、おやすみ処「いこいーの」前で「団地カードゲーム会 ISERI」の活動をさせていただきました。

お子さんおふたりとそのお母さんが一緒になってカードゲームを遊んでくださってそこへ「くろきしさん、いっしょにあそんでもいいですか?」と元気な挨拶をしてくれた小学生のお子さん3名も一緒になって遊んでくれて「知らない他人が一緒に遊ぶ」形、構図がアナログカードゲームを通してできて交流が生まれたことがとても嬉しかったです。

やはり人気だったバトエンシリーズ

ところで驚いたことがひとつ。
そのお子さんたちがこちらへ聞いてきたことにショックを受けてしまいました。

シャッターの絵

お子さんたち「この絵はだれなの?なんでいつもシャッターが閉じてるの?」と。
・・・・いこいーの横にパン屋さんがあったこと、今の子供たちは知らないんだと。。。。

■黒騎士「随分前にここにパン屋さんがあってそのお店の人を描いているんだよ」
■子供たち「なんでパンやさん、ないの?おいしいパンたべたいな」

返事に戸惑ってしまいました。
昔はいろんなお店があったんだよ、八百屋さんにお魚屋さん、お肉屋さん、お寿司屋さんにガスのお店、クリーニング屋さんにスーパー、そして自分の父がやっていたソバ屋さんも。

そう伝えたかったのですが今の子供さんたちにはこのシャッターが当たり前になっていて、描かれているのが誰なのか、またなぜシャッターに絵が?という不思議な感じで話されていました。

井野団地3街区ショッピングセンターは自分が子供の頃はとても賑やかで節分の豆まきをやったりとか今でも覚えています。

それでも地域に根付くであろう「商売」って本当に難しい。

しっかり根付いていったとしてもそれが永遠に続くモノとは限らない。
それが後継者不足、また資金不足などでっていうどんなお店ができてもそれらが発生してしまう、その循環ができてしまうということ、とても悲しいですし、できてしまうことなのかとも思ってしまいました。

ちなみに自分の家のソバ屋が閉店した理由は父が病気になり、入退院の繰り返しと手術、そして兄弟で継がずの結果、でした。

今回の「そうぞうする団地」は井野団地をどういった方向に持っていくのか、それだけでは決してないわけで、すぐ賑やかになる、お店ができる、人が多く通って交流がってとても難しいですし、できることじゃあないかもしれない。

今回、取手アートプロジェクトさんことTAPの「そうぞうする団地」の実験パートナーへ応募させていただいた際に現状の井野団地、そして一緒にこの団地に住んでいる方々に対して自分ができることはなんなんだろうか?

子供の頃の時代のように賑やかにできるチカラなんてイチ個人の自分にはあるハズもなく、ただ自分ができる、活動させていただいている「団地カードゲーム会 ISERI」を通して対話や世代を越えた交流が生まれる、そこからがまずスタートになるのでは?と考えています。

まずは自分ができることをしてスタートラインに立つ、そこからかな。

#そうぞうする団地 #井野団地 #いこいーの #取手市 #取手 #取手アートプロジェクト #TAP


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