低価格ビジホ宿泊記11 大阪

前日に金沢に泊まり、この日は大阪でした。
宿泊したのは新大阪駅すぐ近くの、かなりきれいで豪華なホテルです。
ここも金沢と一緒に旅行代理店でとってもらいました。

今回もホテル名は伏せさせていただきます。

大阪 Wホテル

ちなみにWはイニシャルではありませんが、WORSTのWくらいに思っていただけると良いかと。

アクセス・立地

新大阪駅の西口を出てそれほど歩かないくらいの距離です。
2~3分くらいでしようか。

すぐ近くにコンビニ(セブンイレブン)があって、それを通り過ぎると間もなくホテルです。
途中に自販機が何台も並んでいる所があり、飲み物だけじゃなくてセブンティーンアイスもありました。
コンビニも近いし、ちょっとした飲み物やアイスが欲しいときに便利です。

新大阪駅が近いため周辺はホテルが多いところです。
駅からホテルの間に気軽に入れる飲食店はあまりないけれど、駅まで行けば飲食店も買い物をするところもあります。

チェックイン・ホテル共用部

ホテルの入り口エントランス部分はとてもきれいでした。
エスカレーター(登りのみあり)を登っている間、ここが自分が泊まるホテルで間違ってないか再度確認しました。
それくらいきれい。
壁沿いに有名画家の絵が何枚か飾ってありました。本物(リトグラフ)かポスターかは私の目では判らなかったけれど、上り切ったところにある絵はガラスで仕切られた中にあったのでそれは本物っぽかったです。
有名画家はピカソやゴッホほど誰でも知っている人ではないけれど、絵が好きと自称する人なら必ず知っているくらいの人です。青を印象的に使う人。

今、楽天トラベルで調べたら私が入ったところは西玄関で、正面入り口は東玄関だそうです。

フロントは2階にありました。
西から入るとエレベーターの先にフロントがあるつくりです。

美術品が多くて豪華なイメージです。

朝食付きのプランだったので、チェックイン時に和食か洋食と食べる時間を聞かれました。
私は和食にしました。

チェックアウトはカードキーを返すだけなので、専用ボックスがロビー階に置いてあります。

客室

部屋に入ると正面に壁から出ている何かが見えます。
側面の壁に取り付けられている姿見(カガミ)です。
この姿見が壁から20cmかそこら(計ってない)浮いてる状態になっていて、その姿見の後ろの空間にハンガーやファブ的なもの(キンチョーの商品「Luxair」でした。初めて見た)や靴ベラなんかを収納するようになっています。
なんかオシャレです。
ファブ的なものを使おうと手に取ったら、軽い。
ちゃぽちゃぽ音がするくらいしか残ってませんでした。
ワンフィンガーもないくらい。
コレはフロントに電話して持ってきてもらいました。

ハンガーをかけるスペースが限られているからか、部屋のハンガーの数は2本とちょっと少なめです。
でも両方ともボトムクリップがついてました。

ベッドにはフットスローがかかってます。
前回の金沢に続き、ここもアメニティは部屋にありました。
部屋には使い捨てスリッパとお茶のティーバッグで、バスルームに歯ブラシ・カミソリ・ブラシ。

冷蔵庫は冷凍スペースとドアポケットありです。
私の好きなタイプ。
ただドアポケットにペットボトルを入れて、次に開けたらその勢いで落ちてきました。
確認すると中のドリンクを支えるパーツが折れていました。
一見するとちゃんとくっついているけれど、開閉で負荷がかかると外れる強度。絶妙です。
フタが閉まってるペットボトルで良かったです。コンビニで買ったカップコーヒーでも冷やそうと思ったらけっこうな惨事になったことでしょう。

ライブ前にお風呂をいただきました。湯舟は広かった。
風呂と洗面台の蛇口は別で、お風呂の方は温度設定できるタイプです。
それは良いのですが、お湯に浸かると湯舟の内側がまんべんなくザラザラしている。
こんなこと初めてだったので「こういう質感の素材」という可能性が浮かびました。
それがあり得るくらいオシャレなホテルだったし。
しかしお湯に浸かったまま周囲を確認すると、部分的によく知ってるツルツルした質感の部分もある。
つまりザラザラしているのは湯垢の汚れですね。
気分は最悪です。
部屋の交換か掃除を頼もうかと思いましたが、すでに自分が入ったあとですので元々の汚れか私が汚したのか証明しようがないなと諦めました。

バスルームにゴミ箱があるのですが、その中に私のものではないゴミが捨ててありました。
糸ようじ。
前泊者のゴミというのは紙くずやアメニティの包装でも嫌なものですが、糸ようじというのはまた格別です。

バスルーム、掃除してませんね。
「してない」というのに語弊があるなら、「できてない」。

夜、もう寝ようと枕の位置を変えると、元々枕があった場所に1円玉大の穴が二つあいてました。
枕の下だから判らないと思ったんでしょうかね。
せめて天地をひっくり返して、穴を足元に持ってくるくらいしてほしかったです。
自分もホテルではないけれどシーツを張る業務の経験はあるので分かるのですが、シーツを広げた段階で穴やシミに気付くのは難しいです。
気づくのはだいたいシーツ張りがある程度進んで、端を折り込んだ後くらいです。
枕元の穴だと、気づくのは枕を置く段階(ほぼ最後)かもしれない。
その段階でシーツを1から張り直すのは、実際かなり億劫です。時間も限られているし。
とはいえ、コレをよしとされるのは違いますね。

食事

食事は前日チェックイン時に決めた通り和食です。
仕切りのある箱みたいなのに入って提供されました。
(こういう箱ってなんて言うのでしょう。弁当箱でも重箱でも箱膳でもないと思うのだけど)
二段の箱を展開すると、品数が多くて良い感じです。

が、正直いまいち美味しくない。
普段はあまり味に不満を感じる方じゃないんですが。
部屋で不信感を抱いてるからハードルが上がっているのかもしれません。でも、とにかく美味しいと感じない。
そんな中で、あるメニューを口に入れた瞬間「これは美味しい」と感じたのがありました。
それが牛肉とゴボウのしぐれ煮(と思う)の牛肉部分。
肉類の中で牛肉は好きな方じゃないんですけど、肉の旨味に反応したのだと思います。
他のメニューはうまみ成分が少ないのかな、と。

食事会場に入るとすぐにスタッフが対応にあらわれて、流れで席に着きました。
飲み物はセルフで、座ってる席からカウンターにあるのが見えました。
自分は食事中は水分を摂らないので(和食だとなおのこと)食後で良いかと、食事が終わってから取りに行きました。
すると飲み物の横にフルーツと納豆のパックがありました。
……。
フルーツはいいです、食後のデザートでしょうから。
納豆がそこにあるって、分からないですよ。
納豆を食べるのは和食の人が多いだろうけど、和食は食事中に水分を摂るものではないし(懐石料理じゃない、日常的な食事では水分を摂取しても構わないでしょうけど)
スタッフが早めに出てきて対応してくれるのはとても良かったので、客を誘導するときにドリンクとかの前を通るルートで移動していただけると良かったような気がします。

宿泊費

宿泊プランは「【早期割60】〈一押し!〉予定が決まれば早速ホテル予約◎2か月前迄の早期予約が断然お得! (朝食付)朝食のみシングル 禁煙1名1室」というものでした。
金額は朝食付きで5,000円です。
さらにここから旅行支援でお金が返ってきました。
5,000円で泊まれるとは思えないくらいきれいでおしゃれなホテルでした。

総評

ハードウェアは素晴らしいけれど、それを運用する側ソフトウェアに問題があるホテルでした。
たぶん部屋の清掃係1名に問題があるだけなのだと思います。
ただ、職場の同僚は以前ホテルで清掃の仕事をしていたのですが、その人の話では清掃終了後にチェックがあって汚れが残っていたらやり直し……なんてこともあったらしいです。
当然ですよね。

担当者が仕事に習熟してないのか単に怠惰なのか分かりませんが、掃除が行き届いていない部屋に何のチェックも無くそのまま客を通すホテルでした。

自分はチェックアウト時に部屋に必ずメモを残します。
内容はきれいな部屋を用意してくれたお礼だったり、設備の不備だったり、自分が汚したものがあればその連絡だったりします。
(たとえば小浜のホテルでは冷蔵庫の冷凍スペースを使って結露したことを書いたはず)
今回も風呂の汚れとゴミが残っていたことと冷蔵庫が壊れていることとシーツに穴が開いていたことを書き残しました。
たぶん客室係が握りつぶしていることと思いますが。

建物や設備はとても高級感があるホテルでしたが、二度と泊まることはありません。
自分が過去に泊まったホテルのワースト1です。

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