オリックス童貞捨てました

おはようございます。
ドカモリ天津麺です。(Twitterで名前をどうするかフォロワーさんに相談した結果この名前になりました)

ドカモリ天津麺。良いことがあっても悪いことがあっても餃子の王将の天津麺で腹を満たしていたあの頃を思い出し、ハングリーな気持ちになりますね。この名前気に入ってます。みんなありがとう。

早速、タイトルの内容に触れていこうと思うのですが、そうなんです。私、オリックス童貞を捨てたのです。地元が阪神タイガースの街ということもあって「阪神以外応援するな」というエリート教育をされてきました。ただ、もう30歳前に差し掛かるところでそのしがらみの中にずっといる訳にもいかねぇなと一歩踏み出しました。(本当は無料券をもらいました。だから行きました。)

実際行ってみると人が多い。あほな感想ごめんなさい。圧倒されました。席に着く際にも「すみません、通ります」と忍びのようなモーションで速やかに無駄のない動きを心掛けました。

試合はめちゃおもろい。感動しました。
サヨナラ勝ちというものを初めて拝見しました。
一緒にいた友人と高らかに拳を掲げました。
戦う男達はやっぱりカッコいいな。そう感じる事ができました。

その頃、客席で僕も1人で闘っていました。対戦相手は尿意選手。強敵でした。

一回裏
ドカモリ天津麺ことウウは先日立てたもうしばらく飲酒しないという誓いを忘れ、一番自分の好みのルックスの売り子さんに「すみませーん!生中、おん、ナマチュウ!」と仕事の時の約10倍の大きさの声で話しかけて人生を彩る相棒、生中を手にしました。一口二口と飲む中で確信しました。「今日はいい日になる」前日まで夜中に人生を問いながら病んでいたくせに。この時、尿意選手の攻撃は簡単なジャブくらいでした。那須川天心のような身のこなしで攻撃をかわし、僕はこう思っていました。「これは9回までしょんべん行かんでも大丈夫そうやな」

3回裏
ドカモリ天津麺。2杯目に突入していました。少し目がうつろですが意識はしっかりしているようです。選手の入場曲が岡山県津山市の有名なラッパー紅桜さんの曲だと知り、興奮して友人に話しかけました。「紅桜!津山!紅桜!umb」そうです。この辺りから文章で話す事がそろそろ危なくなっています。そこで私は尿意(尿道)に話しかけました。「ねね、尿道くん、大丈夫そ?俺だいぶ意識危なくなる予感するんだけど。行けるかな?」と問うと「ちょっと飲みすぎ勘弁してくださいよマジで。けど自分まだ余裕あるっすね。全然いいすよ!」と心強い返事が返ってきました。そこでドカモリ天津麺という今年28歳になる男は調子に乗ってしまいました。「オネェさん!ナマチュウお願いします!!カードで」友人は僕の方を一切見ず、試合を見ていました。

5階裏
ドカモリ天津麺。三杯目を飲み干そうとしています。友人と分け合う予定だったポテトとじゃこ天。感覚でいうと8割を食べてしまいました。それを見て「よく食べるね、手ちゃんと拭いときなよ」とただそれだけを告げる友人に対し「こいつとはずっと友達でいよう」と強く思いました。
また念の為、尿道くんに話しかけました。「押忍!楽しそうすね!いい感じすね!まだ行けるすよ!」と心強い言葉は返ってきたのですが、どこか疲弊していて額に汗をかいているのが分かりました。

7回裏
ドカモリ天津麺4杯目を飲み干しました。目はうつろです。試合も佳境に入っていてなかなかの接戦で手に汗握る展開というのがピッタリな試合でした。
その頃、尿道くんが僕より先に話しかけてきました。「ちょ、やばいす、てかもう出てるかもしれへんす…」僕も焦って応答しました「やっぱせやんな!行くわ行く!けどあかんこの4番打ってからにしよう。流石に今前通るのはひんしゅく買うし。」この会話のラリーの後、悲劇が起きます。4番5番6番と回って満塁。僕はオリックスを応援する側として絶対思ってはいけない「なんで打ってるんだ。はよアウトになれ」という気持ちを抱いていました。まあなんだかんだで願いというのは叶う事もあるようで、無事?スリーアウトになったところで、ドカモリ天津麺は行動に出ました「スミマセェン!!通ります!!」必要以上の大きな声に驚いたお隣の席にいたグループが、kポップダンスグループの如く揃った動きで脚を下げてくれました。その俊敏でリスペクト溢れる行動に対し「ありがとね」という言葉を金子ノブアキと会社のお世話になっている先輩しか使わないフロウを添えて伝えました。そして50mを6秒台前半で走っていた学生時代を彷彿とさせるスピードで走り出しました。気づいているけれども気づかないふりをしました。股間と左太ももの間の不自然な温もりを。しかし、もうそんな事どうでもいいんです。走りに走りました。メロスです。そしてゴール地点に着いた瞬間。ダムが決壊したかのような勢いで尿道から真っ黄色なエキスが弾き出されました。「まぁマニアッタぁ」20%ほどは間に合って無かったのですが四捨五入すると間に合ったという解釈をした上で安堵の言葉が自然とこぼれ落ちました。そして、意気揚々と席に戻りました。記憶は定かではないのですが何故か5杯目の生中が右手に有りました。おかしいですね。アルコールとの決別はまだ難しそうです。

9回裏から延長
勝ったみたいです。サヨナラでした。あまり覚えていないのです。すみません。

そんなこんなで試合が終わり、友人とまたいついつ飲みに行こうという軽い約束を交わし、それぞれの帰路につきました。一方はパートナーが待つそこそこ広いマンション。一方は誰も待たない六畳一間の豚小屋のような部屋。行き先は違えどどこか繋がりあえる。人生は不思議なものだなと感じました。

以上を持ちましてオリックスの試合を初めて見たという近況報告を終わらせて頂きます。長文なおかつ駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

お元気で。



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