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探偵事務所に相談しにいってみた話②

探偵事務所は名探偵コナンくんの事務所のような雰囲気を想像していたのですが私が相談にった事務所は駅から近い大きめの綺麗なビルのなかの1フロアにあり、一見して探偵事務所とはわからない雰囲気でした。

南国を思わせるような大きな観葉植物がたくさん置かれていて、
間接照明とダウンライトで暖色系すこし暗いムーディな雰囲気でした。
ホテルで例えるとマンダリンオリエンタルのような空間です。
そして事務員のかたも女性しかおらず、おしゃれな身なりで清潔感がありました。
相談に乗っていただいた事務員のかたも離婚経験者であって、離婚調停・裁判のこともよくご存知でした。

そこで経緯をお話し、離婚裁判で確たる不倫の証拠とするための条件を教えてもらいました。

・ホテルの出入りをとること
・逢瀬は1回だけではなく複数回写真や動画で記録すること
・車での移動があればGPSをつけて中の会話も記録すること

この証拠を持って内容証明郵便で不倫相手のマンションに送って
不倫相手に証言させる。
もし受取拒否された場合には不倫相手の実家に郵送する。
もし1回の調査で証拠が取れれば総額でも80万円ほどになる。
 ということでした。そして不倫で離婚する場合の慰謝料請求の相場価格は 100万円であって証拠があれば元を取ることもできるという風に言われました。

その時には額も額なので一旦持ち帰って検討し、探偵事務所との契約はしないことにしました。
私のケースで一番問題になるのは別居後の不倫の証拠しか取れない可能性があるということです。別居するという時点で夫婦関係は破綻しており、夫婦関係が破綻したあとの不倫は、離婚の原因にはならないので慰謝料請求はできないです。

そしてもし別居前からの不倫が証拠としてあがったとしても
DVとしての慰謝料、不倫の慰謝料と離婚原因に対して二重請求することは基本的には不可能だということでした。よって私は金額に見合わない不貞の証拠集めをすることは辞めることにしました。

頭に来ていたので不倫についても社会制裁を受けてほしいとも思いましたが
信用のある仕事をしている夫が社会的制裁を受けて減給や休職になれば養育費も減るでしょうし、わたしにはメリットはありませんでした。

自ら家庭を壊し、馬車馬のように働かされて考える時間もないかもしれないですが いづれどこかで思い返して、気づくこともあるでしょう。

私も振り返って気づくことも多いです。

他人への恨みを持つことすらも私にとっては負担であり、
いまもそうですが 常に自分と自分が大事に思うひとのことを考えて前向きに穏やかに過ごしたいと思っています。

今、見たくない不倫の証拠をみてしまって動悸が止まらない人
突発的な行動をして後悔しないように 
どこかに相談できるとといいなと思います。


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