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「ヴァンパイア」 第2章 Part8

〇〇:疲れた〜っ

森田:〇〇くん、どうしたの?

〇〇:雫さんの事を調べてたんだよ

森田:え、ど、どうだったの?

〇〇:森田さんは知らなくてもいい事だったよ

森田:え?そうなの?

〇〇:うん、だから気にしないでいつも通りでいいよ?

森田:わかった、じゃあダンスの練習行ってくる!

〇〇:行ってらっしゃい、頑張って

森田:はーい!

森田は走ってメンバーの所へ戻って行った

麗奈:ひかる、〇〇くんとすごく仲良くなったじゃん

森田:うん、最近良く話すようになってね

麗奈:そっか、良かった〇〇くんと仲良くなってて

森田:え?

麗奈:ひかるちょっと〇〇くんのこと警戒してたじゃん

森田:うん、あの時は

山崎:そんなに良い人なの?

森田:〇〇くん良い人だよ

山崎:そうなんだ

森田:天ちゃんも話してみたら分かるよ

山崎:うん、わかった、後で話してみるよ

森田:うん

ーーーーーーーーーー

〇〇:さて、MVの撮影日まで後2日か、あいつからの連絡がそろそろ来るかもな、

〇〇:んー、この指輪作ってみたけど使う時来るかな…

〇〇は右手の中指に付けた紋様の入った指輪を見詰めながら呟いた

〇〇:まぁ、使う時が来ない方がいいんだけどね

雫:あれ?〇〇くんそんな指輪してたっけ?

〇〇:あ、これ自分で作ったんです

雫:え?自分でこれ作ったの!?

〇〇:はい

雫:すごいね、こんな綺麗な指輪作れるなんて

〇〇:まぁ、慣れですよ何回も作って上手くなったってだけです

雫:ふーん、そうなんだ

〇〇:はい

雫:じゃあ、皆のダンスレッスンが終わったら帰って良いからね?

〇〇:分かりました

ーーーーー数時間後ーーーーー

森田:〇〇くん終わったよ、帰ろ?

〇〇:そうだね、帰ろっか

森田:うん!

森田は自分の鞄を持ち〇〇と一緒にレッスン室から出て行った

雫:あの2人…少し怪しいわね、〇〇に気づかれた…?そんなはずはない…いつも通りだったし…

雫:絶対のMV撮影の日に森田ひかるの「血」を手に入れる

ーーーーーーーーーー

〇〇:森田さん、明後日はMV撮影だけど、振り付けとか大丈夫?

森田:うん、もうバッチリだよ!

〇〇:そっか、それなら良かった

森田:あのさ、〇〇くん

〇〇:ん?どうしたの?

森田:さん呼びじゃなくて名前で呼んでくれない?

〇〇:わかった、これからはひかるって呼ぶよ

森田:うん!ありがとう!

〇〇は森田を家まで送った後に皐月へ電話をかけた

〇📞:もしもし、何か情報は得られたか?

皐📞:嗚呼、色々と情報集めたぞ

〇📞:その情報聞かせて

皐📞:わかった、まず黒幕についてだけど、黒幕の名前は零夢(れいむ)だ、お前の親父と如月を利用してあの3人の血を手に入れようとしてたらしい

〇📞:なるほどな、その黒幕は何が目的で狙ってるんだ?

皐📞:零夢が狙ってるのは森田ひかるの血だ、不老不死で死者蘇生が出来る能力

〇📞:そいつは自分の容姿を若いままに保ちたくて狙ってるって感じか

皐📞:嗚呼、そういうことだ、永遠の命と永遠の若い容姿を手に入れる為ってことよ

〇📞:で、零夢は今何をしようとしてるの?

皐📞:零夢はどうやってるのか分からないが櫻坂の内部情報を持ってる

〇📞:チッ、って事はやっぱりか

皐📞:ん?どうしたんだよ

〇📞:零夢に情報を渡してる奴をしってるんだよ

皐📞:は!?それ誰だよ

〇📞:雫さんだよ、櫻坂のマネージャー

皐📞:マジか、そこと繋がってるのならメンバーの情報は全部知ってるもんな

〇📞:零夢達が動くのは絶対にMVの撮影日だ

皐📞:頑張れよ、〇〇

〇📞:頑張るよ、報酬は後で口座に振り込むから

皐📞:はいよ、じゃあな

〇〇:絶対に俺の周りに居る人達は助ける

〇〇:俺が死んででも守る、これが終われば俺の役目は終わるからな

〇〇:さて、撮影日に備えてちゃんと休まないとな

ーーーーーMV撮影日ーーーーー

山崎:はぁ…今日はMVの撮影日だ、少し緊張する

森田:私も緊張する、ミスがないようにしないと

麗奈:ミスがあってもまたやり直せばいいよ

山崎:そんな軽い気持ちで出来ないよ

森田:そうだよ、撮影時間が長引けばスタッフさん達に迷惑かけちゃうし

〇〇:麗奈さんの言う通りですよ

森田:〇〇くんには分からないよ

〇〇:俺は麗奈さんなりに緊張をほぐそうとしてるんですよ

山崎:え、そうなの?

麗奈:そうだよ?やっぱり気持ちが楽な方がミスはしないし、ミスがあっても早くやり直せばいいんだよ

森田:麗奈、ありがとう

山崎:麗奈ありがとう、少し緊張がほぐれた

麗奈:えへへっ、良かった

〇〇:良かった、仲悪くならなくて

雫:じゃあ、今から撮影現場に向かいますよ

メンバー:はい!

〇〇:(ついに来たな、何が起きようと絶対守る)

アル:(もし何かあれば僕も協力するよ)

〇〇:(ありがとう、アル)

森田:ほら、〇〇くん行くよ

〇〇:うん、行くよ

〇〇達は控え室を出て撮影現場へと向かって行った

雫📞:零夢様、この作戦は絶対に成功させますから

零📞:大丈夫よ、だって私が動くから

雫📞:分かりました、成功するようにサポートします

零📞:ありがと、

零夢:森田ひかる、貴方の血は絶対に貰うわ

〇〇達を襲う悲劇が始まる瞬間だった…

to be continued……。

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