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「ヴァンパイア」Part9

〇〇:今日は…さすがに行かないとな…

携帯の画面を見て時間を確認してはベッドから起き上がり事務所に行く準備した

〇〇:よし、行こ

リュックを背負って家出て事務所に向かって行った

ーーーーー事務所ーーーーー

〇〇:おはようございます…

橋本:おはよう、〇〇くん

〇〇:あ、奈々未さんおはようございます

橋本:もう大丈夫なの?

〇〇:はい、大丈夫です

橋本:そう、良かった

〇〇:あの、あやめは大丈夫ですか?

橋本:あの日から失敗ばっかしてるよ

〇〇:そうですか…

橋本:仲直りはするの?

〇〇:仲直りする為に今日来ました

橋本:そっか、頑張って

飛鳥:あ、〇〇来たんだね

〇〇:飛鳥さん、おはようございます

飛鳥:もう大丈夫なの?

〇〇:はい、大丈夫ですよ

飛鳥:そっか

橋本:飛鳥、〇〇くんが来なくてすごく心配してたんだよ

飛鳥:な!余計なこと言うなよ!奈々未!!

〇〇:ありがとうございます、飛鳥さん

飛鳥:早くあやめの所に行け!

〇〇:はい、行ってきます

橋本:相変わらず、素直じゃないね

〇〇はあやめに会う為に4期生が集まってる場所へ向かった

〇〇:ふぅ…なんか緊張するな…

白石:あ、〇〇くん久しぶり

〇〇:白石さん、元気そうで良かったです

白石:あの時突然消えたから心配だったんだよ?

〇〇:すみません、心配かけてしまい…

白石:ううん、いいよ

〇〇:じゃあ、僕はあやめに会ってきます

白石:うん、行ってらっしゃい

ーーーーー部屋ーーーーー

〇〇:あやめ、

筒井:〇〇…

〇〇:あの時はごめんね

筒井:私の方こそごめんね…

〇〇:最初から話すべきだったよ

筒井:どうして話してくれなかったの?

〇〇:それは、後で話すよ

筒井:どうして?

〇〇:もう橋本さん達にバレちゃったから、乃木坂メンバー皆に話そうと思って

筒井:え、いいの?皆に話しちゃって…

〇〇:うん、こうしないといけないんだ

筒井:そうなんだ

橋本:あ、仲直り出来たみたいだね

〇〇:はい、出来ました

筒井:心配かけてすみません

橋本:いいよ、仲直りして良かったよ

〇〇:あの、メンバー全員呼んで集めてもらえませんか?

橋本:え?どうして?

〇〇:僕の秘密を皆さんに話します

橋本:そっか、わかった

乃木坂メンバーが〇〇達が居る部屋に集められた

梅澤:これ、どういうこと?

久保:分からない、皆集められてるし

美月:〇〇くんが前に立ってるから、〇〇くんが何か話すとか?

与田:〇〇くんから話…何話すんだろ…?

遠藤:なに話そうとしてるのかな?

賀喜:もしかしたら、あの日の事話すとか?

遠藤:え?でも、吸血鬼ってことは隠してるんじゃ?

賀喜:吸血鬼のこと、話すかもね

〇〇:ふぅ…突然集まってもらってすみません

〇〇:今から僕が隠してること話します

梅澤:隠してること…?

美月:なんだろうね?

〇〇:僕、吸血鬼なんです

橋本達に見せた時と同じように目を赤く染めて牙を見せた

美月:え!?

久保:(〇〇くん、話しちゃうんだね…)

梅澤:え?それが秘密だったの?

松村:お!本物の吸血鬼だ!

〇〇:(あれ?思ってたのと違うんだけど…)

〇〇:えっと…怖くないですか?

生田:その力でまいやんを助けてくれたんでしょ?

〇〇:まぁ…そうですけど…

橋本:文化祭の時もその力で学校に居る人達を怪我させないで守ったじゃん

〇〇:はい…

賀喜:だから、気にしなくていいんだよ?

遠藤:そうだよ!大丈夫!

筒井:私もう怒ってないから

〇〇:そっか、よかった

梅澤:ってか、休んでたのはなんでなの?

〇〇:それは…文化祭の時に吸血鬼の姿を見られたから…それで…

梅澤:それで休んでたの?

〇〇:はい…気まずくて…

梅澤:あやめちゃんと仲直り出来たの?

〇〇:出来ましたよ

〇〇:(嫌われると思ったんだけど、予想外だなこの反応…)

松村:ねぇ、〇〇くん!

〇〇:松村さん、どうしたんですか?

松村:やっぱり血吸うの?

〇〇:もちろん吸いますよ?

松村:ほんとなん?じゃあ、吸ってる所見せて!

〇〇:え、それは嫌ですよ

松村:え〜!いいじゃん!見せて見せて!

〇〇:え〜…

橋本:いいんじゃない?見せても

〇〇:え、奈々未さん…?

松村:血を吸ってる所見ないと信じないからね!

〇〇:はぁ…分かりましたよ…

〇〇:(誰の血吸おうかな…飛鳥さんの血を貰お)

〇〇:飛鳥さん、ちょっと来てもらえませんか?

飛鳥:え?なに?

飛鳥は〇〇にゆっくり近づいて行く

〇〇:血、吸わせて貰います

飛鳥:え!嫌だよ!

〇〇:松村さんが血を吸ってる所見たいって言ってるので…

松村:飛鳥お願い!

飛鳥:はぁ…わかったよ…

松村:ありがとう、飛鳥!

〇〇:すぐ終わらせますので

飛鳥:うん、早くして

〇〇:じゃあ、僕に背中向けてください

飛鳥:はいはい、わかった

〇〇:ありがとうございます、じゃあ吸います

松村:皆〜!〇〇くんが血を吸うよ〜!

〇〇は目が赤く染まって吸血鬼になり首筋に噛み付いて血を吸って飲んだ

飛鳥:んん…っ、だめ…、あ…ぁ、

〇〇:松村さんこれで信じてくれますか?

松村:うんうん!信じるよ!

〇〇:あの、飛鳥さん大丈夫ですか?

飛鳥:はぁ…う、うん…//

飛鳥は少し恥ずかしそうにしながら頬赤く染めていた

生田:飛鳥、恥ずかしい声出てたね〜?

飛鳥:うるさい!!

生田:可愛かったよ〜

飛鳥:だから、うるさいって!!

〇〇:(飛鳥さんの血、また貰おうかな…)

筒井:本当に吸血鬼なんだね

〇〇:あ、うん、そうだよ

賀喜:やっぱり、美味しい血とかあるの?

〇〇:うん、あるよ?

遠藤:今まで誰の血を吸った事あるの?

〇〇:白石さんと久保さんと遠藤さんと飛鳥さんだよ

筒井:え!いつ久保さんの血を吸ったの?

〇〇:1番最初にバレたから、吸ったのは結構前だね

賀喜:その中で誰が1番美味しかったの?

〇〇:飛鳥さんの血だね

遠藤:え、そうなの?

〇〇:うん、飛鳥さんの血はちょっと違うんだよ

筒井:ちょっと違うむてどういうこと?

〇〇:普通の血だと、血飲んで吸血鬼の能力が使えるようになるって感じだけど

賀喜:そうなんだ

〇〇:でも、飛鳥の血だと吸血鬼の能力を一時的に強化されるって感じなんだよ

遠藤:それって、飛鳥さんだけなの?

〇〇:奈々未さんと賀喜さんがその血を持ってるよ

賀喜:どうして分かるの?

〇〇:匂いで分かるんです

筒井:匂い?

〇〇:吸血鬼にしか分からない匂いがするんだよ

遠藤:すごいね

〇〇:3期生にも同じ血を持った人がいますよ

賀喜:誰がその血持ってるの?

〇〇:山下さんですよ

賀喜:え、美月さんが!?

〇〇:はい、そうですよ

遠藤:吸血鬼って〇〇くん以外にも居るの?

〇〇:それは居ると思いますよ

遠藤:え!居るの!?

〇〇:1人だけ居ます、まだ確信は持てないですけど

賀喜:それって、誰なの?

〇〇:僕が来る前にマネージャーをしてた男性です

筒井:どうしてそう思ったの?

〇〇:今から話すのは僕の予想だからね?

筒井:うん、わかった

〇〇:皆は、1期生と2期生をそのマネージャーが襲ったって話は知ってる?

賀喜:それは知ってるよ

〇〇:どうして、襲ったと思う?

遠藤:え、どうしてだろう…?

賀喜:もしかして、血を吸う為に襲ったってこと?

〇〇:正解

筒井:ってことは、そのマネージャーは吸血鬼ってこと?

〇〇:そうだよ、奈々未さんにその男性マネージャーの容姿を聞いたんだ

〇〇:そしたら、容姿が白髪で肌が真っ白だったって

筒井:それって、〇〇と同じ特徴を持ってるってことじゃん

〇〇:そう、だから吸血鬼だと思ったんだ

賀喜:2期生さんはまだ〇〇くんの事怖がってるし嫌ってるからね

〇〇:多分それは、容姿が似てるからだと思う

遠藤:困ったね

〇〇:奈々未さんに少し相談してみるよ

賀喜:その方がいいよ

〇〇:あの、奈々未さん

橋本:どうしたの?

〇〇:やっぱり、2期生の皆さんとは仲良く出来ないかもです

橋本:んー…やっぱりそうだよね

〇〇:はい、ちょっと困ってます…

橋本:なるべく仲良くできるように協力するよ

〇〇:ありがとうございます、助かります

to be continued……。

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