見出し画像

「ナイトクローラー」Part7

〇〇:…はぁ、俺は汚れてきてるかもな…

ぶかぶかのフードを被ってある場所に走って行き〇〇の瞳の輝きは消え去り底が見えないほどの深い闇しか写せなくなっていた

〇〇:(そろそろ、人間としての考えと感情は捨てないとな…俺はもう人間じゃないんだから…)

走る速度を上げてビルを飛び越えながら走って行く

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:この建物であってるよな

建物を見上げて確認しては中へ入って行った

〇〇:ふ〜ん、結構デカい会社だな…

〇〇:すみません、ちょっといいですか?

受付:はい、どういったご用件でしょうか?

〇〇:ここの社長、梅澤龍也にあわせてくれない?

受付:しゃ、社長にですか?

〇〇:そう、そいつに用があるんだよ

受付:一旦、社長に確認を取ってもいいでしょうか?

〇〇:社長と電話するなら、梅澤〇〇って名前を出して、そしたら許可出ると思うから

受付:分かりました

受付の人は社長へ連絡をし始めた

受付📞:社長、お忙しい中もし訳ございません、梅澤〇〇さんというからが社長とお会いしたいと言ってまして…

龍也📞:梅澤…〇〇…って、まさか…、わかった、社長室までその方を案内してほしい

受付📞:わかりました、御案内しますね

龍也📞:うん、頼む

〇〇:どうでした?

受付:許可が出ましたので、社長室まで御案内します

〇〇:わかりました

〇〇は受付の人に社長室まで案内してもらった

受付:こちらが社長室です、

ドアをノックし開けた

受付:社長、〇〇様をお連れしました

龍也:ありがとう、君は戻っていいよ

受付:わかりました、失礼します

受付の人は元の場所へ戻って行った

〇〇:久しぶりだな、梅澤龍也さん、

龍也:はぁ、なにか用か?

〇〇:用あるに決まってんだろ?お前には色々と話してもらわないとな

バタフライナイフを取り出し机に置いてる龍也の手を思いっきり刺した

龍也:ぐぁぁあ!!

〇〇:さて、何故ここに俺は来たでしょうか?

龍也:普通に…父の俺に…会いに来たんじゃないのか…?

〇〇:んなわけねぇだろ!お前は俺がどうしてこうやって生きてんのか知ってんだろ!!

興奮気味になって怒りを抑えれなくなり〇〇の右目は黒に染まっていき瞳は濃い赤色になり赤色の瞳には紋章が浮かび上がった

龍也:ふ…ふふっ…ふはははっ!!あの娘の臓器とお前の身体は完璧に適合してるじゃないか!!

〇〇:テメェ!!やっぱり加藤涼也と協力してたんだな!!

龍也:そうさ、俺は薬を取り扱ったり薬を作る会社のだぞ!!異人共の身体に効く薬を開発する為さ、身近に異人の奴がいれば気軽に実験体に出来るだろ?

〇〇:お前は…その為に人の命を奪ったのか…

龍也:1人2人くらい良いだろ?未来の人々を助ける為に必要な犠牲さ!

〇〇:そうか…だから、数年前に俺達の母さんを殺したんだな

龍也:まさか、死ぬなんて思わなかったんだよね〜

〇〇:…

龍也:ん〜、やっぱあの時薬の投与する量が多過ぎたのか…実際効いてたが…

〇〇:最後に、加藤涼也と渡辺柊汰の居場所を吐け、そしたら解放してやる

龍也:はっ、加藤涼也は別荘にいるんじゃないか?ここから4時間くらいの山奥に

〇〇:まぁ、大体の場所はわかるな、それで渡辺柊汰はどこにいる

龍也:齋藤飛鳥の実家に居ると思うぞ

〇〇:は?何故だ

龍也:再婚するには娘という存在が邪魔だったらしい、ついでに娘を殺せば病んでる母親を堕とせるだろ?

〇〇:醜い屑だな…笑えるわ

龍也:約束通り解放してくれよ

〇〇:そうだな

バタフライナイフを握りぐりぐりと揺らしては一気に引き抜き

龍也:ぐぁぁぁぁぁあ!!

〇〇:お前は俺の目を見たから、これから地獄を見る事になるだろうな

不敵な笑みを浮かべ部屋から出て行った

龍也:地獄だと…っ、そんな私が見るわけ……

龍也:な、これは…何だ…!?

目の前にはこれまで実験体にされた被害者達が現れ龍也を襲い恐怖を与えて行く

龍也:く、来るな…っ!うわぁぁぁぁあ!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:今頃、俺が見せた幻覚に苦しんでるんだろうな

〇〇のもう1つの能力、幻術、洗脳、支配、戦術、武術、治癒、この7つの能力が眼に宿され限界まで強化された能力が使える

〇〇:この眼の能力は…一旦秘密にしておこうか…友梨奈達に怒られそうだけど

〇〇:さてと、渡辺柊汰の所に行くか…

フード被り飛鳥の実家へ向かって行った

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:うわぁ〜、めっちゃ良い家じゃん

飛鳥:(お母さんが社長だからね、それなりに裕福な家庭だったよ)

〇〇:渡辺柊汰はその金目当てか

飛鳥:(多分そうだろうね〜、お母さんも面倒な相手に好かれたもんだ)

〇〇:飛鳥、これから俺がする事はただの自己満だから、飛鳥は望んでなくても俺はあいつを殺す

飛鳥:(やっちゃえ!私はあいつに殺されたんだから復讐だよ!!〇〇も被害者なんだから好きにしな!)

〇〇:ふっ、ありがと、飛鳥

飛鳥:(さぁ!〇〇インターホン押して、多分渡辺柊汰って奴が出てくると思うから、お母さんはこの時間会社に居ると思うし)

〇〇:わかった

インターホンを押し渡辺柊汰が出てくるのを待った

渡辺:はい、どちら…様ですか…っ

〇〇:どうも、渡辺柊汰さん、俺の自己紹介なんて必要じゃないですよね?

笑みを浮かべて呟き一瞬で真顔になり物凄い殺気が溢れ出ていた

渡辺:は、はい…

〇〇:じゃあ、中に入ってもいいですか?

渡辺:ど、どうぞ…

家の中に入り渡辺にリビングへ案内してもらった

〇〇:ふ〜ん、中々いい内装だな

渡辺:それで…御用はなんでしょ…?

〇〇:お前、齋藤飛鳥の母親と結婚したんだな

渡辺:あ、いや…っ!

左手の薬指に付けた結婚指輪を隠すように右手で隠した

〇〇:よく殺して再婚なんて出来たな、まぁそんな事はいいか

渡辺:…っ

〇〇:お前は俺を殺すつもりで轢いた…で合ってるよな?

渡辺:いえ…

〇〇:嘘なんかいいから、お前は加藤涼也と知り合いでたまたま齋藤飛鳥が異人だと知り加藤涼也は次のターゲット俺に臓器を移植すると計画を立てていた

渡辺:…

〇〇:それで、お前は再婚する為には齋藤飛鳥が邪魔だと感じていたから、加藤涼也の計画に協力をして俺と飛鳥を轢いた、それで合ってるよな?

渡辺:あぁ…合ってるよ

〇〇:ムカつくわ、さて、お前にも俺と同じ苦しみを味わってもらうか

立ち上がり渡辺の隣に行き右眼が黒くなり瞳は濃い赤色に染まっていき紋章が浮かび上がる

渡辺:な、何を…するつもりだ…っ!

〇〇:え?お前は今から生き地獄を味わう、ただそれだけさ

渡辺:おま…っ、俺に…なに…を…っ

気を失いソファーの方へ倒れた

〇〇:寝ても覚めても、お前は永遠に拷問される幻覚を見るんだよ

見下すような目で見ては家を出て行った

ーーーーーーーーーーーーーーーー

渡辺:は…っ!こ、ここは…

〇〇:お前は今から永遠に拷問されるんだよ?

ペンチを握り爪を1枚1枚ゆっくりと剥がしていく

渡辺:あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!!

〇〇:轢かれた時めちゃくちゃ痛かったな

渡辺:頼む…っ、やめて…やめてくれ…!

〇〇:やめるわけないじゃん、頑張って耐えろよ

渡辺:ぐぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!

〇〇:爪全部剥がし終わったら、ちゃんとすぐ治してあげるから

渡辺:頼む…やめて…くれ…お願いだ…

渡辺は〇〇の眼の能力によりすぐ治癒され何度も爪を剥がされては手の指足の指を折られを繰り返された

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:次は、加藤涼也か…

飛鳥:(〇〇、復讐あれで良かったの?)

〇〇:まぁ、殴りたかったけど我慢した

飛鳥:(そっか、〇〇がそれでいいなら私もそれでいいよ)

〇〇:ありがと

橋本:(〇〇さ、私達と話す時はちゃんと周りに人がいないか確認しなよ?)

西野:(じゃないと〇〇は変質者になるからね)

白石:(気を付けてね、〇〇)

〇〇:ちゃんと気を付けてますから大丈夫ですよ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:ここら辺にあるはずなんだけどな

腰辺りから出した6本の触手を使い木に巻き付け飛んで移動し加藤涼也の別荘を探していた

橋本:(この辺りに加藤涼也の別荘はほんとにあるの?)

〇〇:4時間で行ける山奥で別荘を建てれる場所はここしかない

西野:(あそこの奥に建物みたいなのあるよ?)

〇〇:ほんとだ、七瀬さんナイスです!

西野:(えへへっ、褒められた)

建物が見えた方へ向かって行く

〇〇:ここも中々大きい別荘だな…

白石:(いいな、こういう所に住んでみたかった…)

〇〇:こういうの憧れますよね

橋本:(早速インターホン押してよ、〇〇)

〇〇:分かりました

インターホン押し加藤が出てくるまで待った

加藤:誰だ、こんな時間に

〇〇:こんばんは、加藤涼也さん

加藤:な!ど、どうしてお前が…!

〇〇:ちゃんと顔は覚えてたみたいだな

加藤:わ、私に何の用だ!!

〇〇:用があるからここに来てんだよ

右眼の能力を使い加藤を動けなくした

加藤:か、身体が…動かないだと…っ

〇〇:俺の右眼の能力だよ、これは俺のオリジナルだ

加藤:くくっ…ついに成功したか!!

〇〇:この眼に関してもなんか関わってるみたいだな

加藤:私が何故何人者の奴に臓器を移植してきたと思う?

〇〇:さぁ、お前の考えを分かりたくもない

加藤:異人の触手は血液から作られた物体だ、肩甲骨、腰、尾てい骨、この3種類

加藤:肩甲骨から羽のようなもの出すやつもある、血液を結晶化させ飛ばすとかな

加藤:血液の結晶の密度が高ければ高いほど威力速度が強くなる、結晶は盾として使ったりも出来る

〇〇:お前、何故そこまで詳しいんだよ

加藤:それはな異人の身体を解剖したりして実験をしてたからだよ、人間の身体に異人の臓器を移植したり細胞や色々としてたからな

〇〇:はぁ…こいつ相当狂ってる…

加藤:それでお前について話してやるよ

〇〇:さっさと話してくれ

加藤:お前の元々の臓器の持ち主、白石麻衣は異人の中で一番強く異人からも最も恐れられた存在だ

〇〇:(まさか、あんな優しそうな雰囲気だったのに)

加藤:腰から4本生える触手はその白石麻衣のものだ、ある日突然な意識不明の重体だった白石麻衣が来たんだよ、幸運だと思ったよ私はな

加藤:それで臓器移植が必要だった、橋本奈々未に適合し移植しどうなるか経過を見ていた、それで異人になり私の実験は成功した

〇〇:で、お前の目的はなんなんだよ

加藤:能力を全て持った異人はどうなるのか、それで全ての能力持った異人の臓器を移植し次はどんな能力が生まれるのかとね

〇〇:…っ、

加藤:そして、君は人の行動を制御する能力を得たみたいだな、発動条件とはまだ謎だが

〇〇:お前なんざに教えるかよ

加藤:お前のオリジナルの能力は興味深いな、発動条件や他に眼の能力の種類も知りたいし…

〇〇:チッ…不快だな

加藤:ははっ!さぁ、私の実験体になってくれ!!

〇〇:なるわけないだろ?お前の娘、加藤史帆がどうなってもいいのか?娘の友達を1人1人殺してもいいな

加藤:っ…娘は関係ないだろ!

〇〇:俺の眼の能力を使えば娘に色々な事をして弄んでも良いんだぜ?身体に一生残る傷とか心に一生残る傷とかもね

加藤:お、お前の目的はなんだ…

〇〇:全て公表しろ、お前が今まで何をしてきたか、証拠になる資料も全て晒せ

加藤:…っ、それは…

〇〇:まさか、断ったりしないよな?

真顔で加藤を睨み付け死を覚悟させるほどの殺気を放った

加藤:っ…!!

〇〇:ちゃんと公表して罪を認めろよ、加藤涼也

そう呟き涼也を気絶させ縄で身体を縛り連れて帰った

ーーーーーーーーーーーーーーーー

平手:こいつは、一体だれなの〇〇

〇〇:こいつが俺に無断で臓器移植した医者、加藤涼也だ

賀喜:許せない、どうしてやろうか

遠藤:〇〇くんは普通の人間の生活が出来たのに、この人のせいで!

ねる:先輩として許せない!めちゃくちゃに懲らしめてやる!!

森田:で、こいつ連れて来てるけどどうするの?

〇〇:こいつが世間に今までの事を公表するまでは俺達で身柄を確保する

平手:でも、それでいいの?

〇〇:いいよ、死ぬよりも地獄を見せてやんないとね

森田:〇〇意外と怖いね

〇〇:公表しなければこいつの娘が…ふふっ、地獄を見るだけさ

賀喜:〇〇、腹黒サイコパスだ

遠藤:敵に回したら怖い…

ねる:〇〇と仲間で良かった…

〇〇:さて、これからどうしようかな

to be continued……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?