「ヴァンパイア」 第2章 Part3
筒井:なんで…どうして…〇〇が…
〇〇:ん〜…どうやって説明しようかな…
筒井:どうして…どうして…〇〇は生きてるの…!
〇〇:あの時、死んだのは俺じゃない分身体だよ
〇〇は橋本と賀喜に話した内容を筒井達にも話した
〇〇:まぁ、こんな感じかな
筒井:そ、なんだ…
〇〇:ごめん、隠してて
筒井:ううん、いいよ
〇〇:奈々未さんが避難指示出してると思うから、それに従ってあやめ達は避難して?
筒井:わかった
遠藤:〇〇はどうするの?
〇〇:俺は犯人を捕まえに行く
賀喜:犯人?自然と落ちたんじゃないの?
〇〇:違うよ、これは確実に人が起こしてる
賀喜:わざと、狙って落としたのか…
遠藤:最低…〇〇が来ないとあやめんが…
〇〇:まぁ、その犯人は見つけてるけどね
筒井:え?もう見つけたの?
〇〇:うん、じゃあ、あやめ達は戻ってて
そう言って〇〇はステージから降り犯人の元へ向かって行った
〇〇:さて、機材をわざと落とした奴の所に行くか
〇〇:「影移動」
影に潜り犯人の元まで移動した
スタッフ1:誰にもバレなかったな
〇〇:なにがバレなかったって?
男の目の前に突如〇〇が現れた
スタッフ1:うわー!!ば、化け物!!
〇〇:失礼だな、初対面の人に…合ってるけど
〇〇:お前だろ?機材を落として、殺そうとした奴は
スタッフ1:し、しらねぇよ!
〇〇:ふ〜ん、知らないフリをするのか…
〇〇:そっかそっか、なら喋るまで拷問かな?
〇〇:お前は俺の大切な人を殺そうとしたんだ…
〇〇:覚悟は出来てるだろうな?
瞳が赤く染まり物凄い殺気を放っていた
スタッフ1:ひぃぃ!!
〇〇:罪を認めるなら今のうちだぞ?
そう言いながら〇〇は右手で握り刀を抜いて男に向けた
スタッフ1:わ、わかった!認める!認めるから!
〇〇:そうか、じゃあ俺に着いて来い
〇〇は一瞬で男の背後に行き手刀で首を殴り気絶させた
スタッフ1:ぅ…
〇〇:さて、奈々未さんに電話しようかな
橋本に電話を掛けて犯人を捕まえた事を伝えた
〇〇:よし、奈々未さんが居る部屋に行こうかな
気絶させた男を拘束し橋本が居る部屋に連れて行った
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〇〇:奈々未さん
橋本:〇〇くん、機材を落とした犯人を見つけたってほんと?
〇〇:はい、こいつです
気絶している男を橋本の目の前に出した
橋本:この人が、犯人?
〇〇:はい、そうです
橋本:この人、眠ってるの?
〇〇:いや、気絶させただけです
橋本:そうなんだ
〇〇:後は奈々未さんよろしくお願いします
橋本:うん、わかった
〇〇:じゃあ、俺は帰りますね
橋本:皆には、会わないの?
〇〇:迷ってます、会おうか…
橋本:迷ってるくらいなら会いなよ
〇〇:多分、今回の事でバレてますよね
橋本:まぁ、そうかもね?
〇〇:はぁ〜…どうしよ…
橋本:皆からめちゃくちゃ怒られるかもね
〇〇:ですよね…あは…あはは…
橋本:1期生の皆は1番怒ると思うよ
〇〇:…怒られる覚悟で…会いに行きます
橋本:楽屋は分かる?
〇〇:大丈夫です、分かります
橋本:そっか、じゃあ、行ってらっしゃい
〇〇:はい
部屋を出て乃木坂メンバーの居る楽屋へ向かって行った
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筒井:〇〇が生きてくれて嬉しいけど
遠藤:今、とてもびっくりしてるよ
賀喜:この事は3人の秘密にしよう
筒井:そうだね
〇〇は楽屋のドアの前に立っていた
〇〇:ふぅ…緊張する…
アル:お、ついに会うの?
〇〇:そうだよ
アル:じゃあ、入ろ
〇〇:そうだね、入ろ
ドアを開けて楽屋の中へ入って行った
〇〇:皆さん、お久しぶりです
筒井:え!〇〇!
賀喜:なんで来てるの!?
久保:え?〇〇…くん…?
梅澤:なんで…死んだんじゃ…
〇〇:えーっと…ほんとは死んでないんです…
美月:ど、どういうことなの?
白石:ちょっと…〇〇くん…?
飛鳥:ちゃんと、話してもらおうか?
白石と飛鳥からは黒いオーラを放っていた
〇〇:え…っと…はい……
〇〇:(これ…死ぬやつだ…)
白石:まずは、皆が居る前に立ってもらおうか?
〇〇:はい…!
飛鳥:なんで、君は生きているのかな?
〇〇:それはですね…
橋本達に話した内容と同じ事を白石達にも話した
梅澤:じゃあ、わざと死んだように見せたってこと?
白石:どれだけ…どれだけあやめちゃんが辛い思いしたか分かってるの!!
〇〇:……
飛鳥:黙るんじゃなくて、何か言え!!
〇〇:それは…悪いと思ってます…
〇〇:皆さんを巻き込まずに済む方法が…これしかなかったので…
〇〇:辛い思いを悲しい思いをさせ、すいませんでした…
筒井:私はもう何も気にしてませんから
飛鳥:でもさ!
白石:あやめちゃんは苦しんだんだよ!
〇〇:はい…
白石:二度とこんな事をしないで
〇〇:はい…分かりました…
〇〇は真顔のまま部屋の隅へ移動した
筒井:〇〇…
〇〇:アル、出て来い
〇〇の影からアルが出て来た
アル:よっ!どうしたの?
〇〇:これからは乃木坂の皆と一緒に居よ
アル:え?どうして?
〇〇:もしかしたら、また皆が狙われるかもしれない…
アル:そっか、じゃあ一緒に居ないとだね
筒井:何話してるんだろ?
賀喜:さぁ?なんだろうね?
遠藤:〇〇くん、さっきので落ち込んでないかな?
筒井:落ち込んでないみたいだよ
賀喜:あやめん、分かるの?
筒井:幼馴染だもん、わかるよ
遠藤:落ち込んでないならよかった
筒井:でも…自分の事を責めてるかも…
〇〇:あ、でも、情報は集め続けないとな
アル:なら、分身を出せばいいじゃん
〇〇:確かに、じゃあ使うか
〇〇:「分身」
すると〇〇がもう1人現れた
筒井:え!〇〇がもう1人いる!!
遠藤:ほんとだ…
賀喜:あれが話してた分身か…
〇〇:遥香正解、俺の分身だよ
筒井:どうして分身なんか出したの?
〇〇:まぁ、ちょっとして欲しい事があってね
賀喜:それを分身にさせるの?
〇〇:そういうこと
遠藤:ねぇ、分身って何人でも出せるの?
〇〇:うん、出せるけど
筒井:けど?どうしたの?
〇〇:俺の魔力とか戦闘力とかが弱くなるんだよね
賀喜:あ〜、なるほど
筒井:え?分かるの?
賀喜:うん、私はわかった
〇〇:簡単に説明するよ?ここに俺の分身を9人出すとするよ?
遠藤:うん
〇〇:で、ここに10人の俺がいるよね?
筒井:うん、そうだね
〇〇:そしたら、俺の強さは10分の1になるって訳さ
遠藤:なるほど、デメリットもあるってことだね
賀喜:でもさ、〇〇は強いんだし、もっと出しても問題はないでしょ?
〇〇:まぁ、大丈夫だよ
〇〇:ん〜…、後もう一体出そうかな
筒井:なんで?
〇〇:日向坂メンバーの様子を見に行ってもらおうと思ってね
賀喜:自分で見に行けばいいんじゃないの?
〇〇:確かにそうだね、直接自分で様子を見に行くよ
〇〇:でも、分身はもう1人出すよ
筒井:何かするの?
〇〇:うん、情報集めの為にね「分身」
〇〇の分身は現れては一瞬でその場を去り情報を集めに行った
〇〇:これからは、マネージャー兼護衛としてまた乃木坂の傍に居ることにするよ
〇〇:これからよろしく、あやめ、遥香、さく
筒.賀.遠:うん、よろしく!
〇〇:あ、この事はまだ皆には言わないでね
筒井:ん?どうして?
〇〇:自分で直接言うからだよ
賀喜:そっか、わかった
〇〇:うん
to be continued……
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