「ヴァンパイア」Part2
〇〇:すみません…急に出て行ってしまった…
筒井:〇〇大丈夫なの?
〇〇:え?なんであやめが?
筒井:私も乃木坂だからだよ?
〇〇:え、マジで?
筒井:ほんとだよ
〇〇:嘘!知らなかった…
橋本:〇〇くん、大丈夫なの?
〇〇:はい、もう大丈夫です
橋本:じゃあ、皆に自己紹介して?
〇〇:皆さんこんばんは、橘〇〇です
〇〇:こんな見た目してますけど、よろしくお願いします
乃木:…
〇〇:(ですよね〜…)
橋本:〇〇くんには4期生についてもらうから
〇〇:わかりました
筒井:私4期生だから、一緒に居れるよ
〇〇:ほんと!良かった〜…
筒井:早速4期生の皆の所に行こ?
〇〇:うん、そうだね
4期生が集まっている所に行くと〇〇は見覚えのある人を見つけた
〇〇:あ、貴方は昨日の
遠藤:昨日は本当にありがとうございました
〇〇:いえ、当たり前のことをしただけですよ
遠藤:本当に助かりました
〇〇:良かったです
〇〇:あの、乃木坂の事知らないので自己紹介してもらえませんか?
遠藤:え、知らないんですか?
〇〇:はい、すみません
賀喜:なら、自己紹介しようか?
遠藤:そうだね
賀喜:賀喜遥香です
遠藤:遠藤さくらです!
〇〇:よろしくお願いします
4期生メンバーに自己紹介をしてもらった
〇〇:覚えるの、大変だな…
筒井:すぐ覚えるよ
〇〇:そうだよね
遠藤:あの、なんでずっとフード被ってるんですか?
〇〇:眩しいから被ってるんです
賀喜:あやめ、そうなの?
筒井:うん、昔からそうだよ、眩しいからっていつもフード被ってるもん
真佑:なんか、吸血鬼みたいだね
〇〇:あはは…良く言われます…
筒井:あ、確かに吸血鬼みたいだね
遠藤:そうだね?
賀喜:髪も肌も真っ白…見た目は完璧に吸血鬼じゃん!
〇〇:そ、そうかな…?(これはやばい…頑張って隠さないと…)
〇〇:あ、そうだ、あやめ
筒井:ん?どうしたの?
〇〇:マネージャーって何すればいいの?
筒井:んー、皆のサポートすればいいんじゃないかな?
〇〇:皆のサポートね…わかった
筒井:頑張ってね
〇〇:ありがとう
橋本:〇〇くん、4期生のメンバーとは少し仲良くなれたかな?
〇〇:あ、はい、本当に少しだけですけど…
橋本:そっか、少しでも仲良くなれたなら良かった
〇〇:あの、服装とかの決まりってありますか?
橋本:ないよ?今のままで大丈夫だよ
〇〇:そうですか、良かったです
橋本:どうしたの?
〇〇:僕、スーツとか持ってないので…
橋本:そういうことね、服装は気にしないで
〇〇:はい、わかりました
筒井:橋本さんとなに話してたの?
〇〇:服装の話だよ
筒井:今の服装でも大丈夫なのか聞いたってこと?
〇〇:そうだよ、聞いたら大丈夫だって良かった
筒井:そっか、良かったね
〇〇:うん
筒井:明日からよろしくね、頑張って
〇〇:うん、頑張るよ
〇〇は1人で家に帰って行った
ーーーーー家ーーーーー
〇〇:はぁ〜…やってしまった…
〇〇:つい、マネージャーを引き受けてしまった…
〇〇:引き受けちゃったし、僕が出来ることをやろ
〇〇:今日はもう寝よう
ーーーーー次の日ーーーーー
〇〇:ん…朝か…眩しい…っ
〇〇:今日は学校休みだから、事務所に行かないと
〇〇:シャワー浴びて準備して行こうかな
シャワー浴びて事務所に向かう準備をし始めた
〇〇:よし、準備出来た
インターホンが鳴り〇〇は玄関に行く
〇〇:はーい
筒井:やっほ!
〇〇:あやめ、どうしたの?
筒井:今日は学校休みだから、今から事務所に行くんでしょ?
〇〇:うん、行くけど?
筒井:じゃあ、一緒に行こ?
〇〇:いいよ、ちょっと待っててバック持ってくるから
筒井:わかった、待ってるね
〇〇はリビングに戻りショルダーバッグを肩にかけて玄関に行った
〇〇:じゃあ、行こうか?
筒井:うん
〇〇達は一緒に家を出て事務所へ向かって行った
〇〇:あ〜…眩しい…
筒井:相変わらず明るいとこは嫌いだよね
〇〇:しょうがないだろ、嫌いなものは
筒井:ほんとに吸血鬼みたいだね
〇〇:うるさい
ーーーーー事務所ーーーーー
橋本:〇〇くんおはよ
〇〇:おはようございます
筒井:橋本さん、おはようございます
橋本:あやめちゃんおはよ
遠藤:おはよ、あやめん!
筒井:おはよ!
賀喜:2人とも元気だね
遠藤:そうかな?
筒井:普通だよ?
〇〇:(ここ明るいな…)
橋本:〇〇くん
〇〇:橋本さん、どうしました?
橋本:なんで、マネージャーになってくれたの?
〇〇:引きこもりだったからですね
橋本:だから、マネージャーになったの?
〇〇:まぁ、そうなりますね…外に出る理由が欲しかったんです
橋本:そっか…
〇〇:はい
筒井:今日ってダンス練習だよね?
遠藤:うん、そうだよ?
筒井:なら行こ!
賀喜:そうだね
〇〇:ダンス練習か
橋本:気になる?
〇〇:はい、気になります
橋本:じゃあ、見に行こうか
〇〇:え?いいんですか?
橋本:もう〇〇くんは乃木坂の一員だよ?
〇〇:そうですね
橋本:ついて来て行くよ
〇〇:わかりました
橋本に練習室に案内されては中に入ると皆がダンス練習を始めていた
〇〇:お〜、すごいっ
橋本:そうでしょ?
〇〇:アイドルって大変なんですね
橋本:皆ものすごく努力してるんだよ
〇〇:こんなに頑張ってるんだな
〇〇:…っ!(今、発作出るのかよ…)
橋本:どうしたの?
〇〇:な、なんでもないです…
橋本:それなら良いけど
〇〇は静かに練習室から出て行った
〇〇:はぁ…はぁ…っ、
〇〇:クソ…っ、なんで今なんだよ…
〇〇:ここなら大丈夫かな…
〇〇の瞳はゆっくりと赤く染まって行き牙が生えて来た
〇〇:早く…血飲まないと…っ
自分の手を強く噛み付き血を飲んだ
〇〇:ゴクッ…はぁ、治った…
〇〇:吸血鬼って面倒だな…
〇〇:早く戻ろ
??:え…あれって〇〇くんだよね…?
ーーーーーーーーーー
〇〇:すみません、戻りました
橋本:大丈夫なの?
〇〇:はい、もう大丈夫です
橋本:それなら良かった
梅澤:史緒里、どこに行ってたの?
久保:ごめんごめん、喉乾いちゃって飲み物買いに行ったの
美月:早く練習再開するよ
久保:うん、わかった
数時間経ちダンス練習が終わってメンバー全員疲れ果ててその場に座っていた
筒井:あ〜疲れた…
遠藤:ほんとに…疲れた…
賀喜:帰る準備しよ
筒井:そうだね
久保:皆、今日は先に帰ってて?
美月:どうしたの?
久保:ちょっと用事があってね
美月:そっか、わかった
梅澤:じゃあ、先に帰るね
久保:うん、バイバイ
筒井:〇〇、一緒に帰る?
〇〇:今日も1人で帰るよ
筒井:そっか、わかった
〇〇:遠藤さんと賀喜さんと一緒に帰りな?
筒井:うん、そうするよ
筒井達が帰る姿を見送り〇〇は帰る準備をした
〇〇:さて、帰ろうかな
橋本:また明日もよろしくね
〇〇:はい、お疲れ様でした
橋本:お疲れ様、ゆっくり休んでね
帰ろうと部屋を出て行った瞬間〇〇はある人に話しかけられた
久保:あの、〇〇くん
〇〇:どうしました?久保さん
久保:ちょっと、聞きたいことがあって…
〇〇:聞きたいこと…なんですか?
久保:数時間前、自分の手を噛んでましたよね?
〇〇:え?(まさか…見られていたのか?)
久保:目も赤くなってましたよね?
〇〇:はぁ…見てたんですか?
〇〇は瞳を赤く染めて久保を見詰めた
久保:え、えっと…見て、ました…
〇〇:まさか、こんな早くにバレるとは…
久保:え?どういうこと?
〇〇:僕は、吸血鬼なんです
久保:やっぱり、そうなんだ…
〇〇:この事は皆さんには黙ってて下さい
久保:うん、言わないよ
〇〇:バレたら大変な事になるので
久保:わかった、でもどうして自分の血を飲んでるの?
〇〇:単純に血を吸う相手が居ないからですよ
久保:あやめちゃんが居るじゃん
〇〇:あやめには僕が吸血鬼ってこと黙っているので
久保:え?バレてないの?
〇〇:まぁ、何とか上手く隠せてます
久保:じゃあ、私しか知らないって事か
〇〇:まぁ、そうなりますね
久保:今までフード被ってたのは吸血鬼だったからなのか
〇〇:そうです、吸血鬼だから明るいのが苦手なんです
久保:あのさ、私の血を吸ったりするの…?
〇〇:どうでしょ?吸うかも知れませんね?
久保:そうなんだ
〇〇:必要になったら血を貰います
久保:わ、わかった
〇〇:それじゃあ、僕は帰ります
久保:また明日ね
〇〇:はい
事務所を出て家へ帰って行った
〇〇:まさか…久保さんに見られるとは
〇〇:とりあえず、久保さんには言わないでって言ったし大丈夫だろ
ーーーーー家ーーーーー
〇〇:ただいまっと…
〇〇:はぁ、疲れたな
〇〇:お風呂に入って寝よ
〇〇はお風呂に入って部屋に行った
〇〇:ふぅ…さっぱりした…
〇〇:もう寝ようかな
べッドに寝転び深い眠りについた
to be continued……。
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