｢突然、僕に姉が出来ました。｣ Part11

〇〇:んん…なんか狭い…

〇〇:ん…？えー！！

蓮加:ん…〇〇…うるさいよ…

〇〇:うるさいじゃない！なんで僕のベッドにいるの！

蓮加:一緒に寝たかったから…別にいいでしょ？

蓮加は上目遣いで〇〇を見詰めた

〇〇:っ…(上目遣いとか卑怯だろ…めちゃくちゃ可愛いじゃないか！)

蓮加:〇〇？

〇〇:別にいいけどさ、ちゃんと言ってくれないと

蓮加:いいの？

〇〇:うん、いいよ(家の中だし、いいよね？)

蓮加:やった！じゃあ、毎日寝ようね？

〇〇:うん…って、え！？

蓮加:ふふっ、今日寝る時が楽しみ

〇〇:ちょっと！今なんて言った？

蓮加:え？だから、毎日一緒に寝るって

〇〇:え…っと…マジで？

蓮加:うん、マジで

〇〇:うん、わかったよ(諦めよ…蓮加のファンの皆さんごめんなさい…どうか…どうか…僕を殺さないで下さい…)

蓮加:ふふっ

〇〇の頭の中は不安でいっぱいになっていたが蓮加はとてもご機嫌だった

〇〇:とりあえず、リビングに行こ

蓮加:うん！そうだね！

〇〇:めっちゃ元気だね

蓮加:〇〇と毎日寝れるって思うと元気になれる

〇〇:そっか、良かった

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どうも〇〇です

今日はとてもびっくりしました

朝起きたら目の前に蓮加がいるんだから

本当に心臓が止まるかと思ったよ

寿命が縮んだ気がする…

まぁ、別にいいか

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蓮母:あ、〇〇、蓮加おはよ

〇〇:おはよ

蓮加:おはよ、お母さん

蓮母:朝ごはん出来てるから食べなさい

蓮加:はーい

〇〇:わかった

〇〇:ふぁ〜…眠い…

蓮母:何時に寝たの？

〇〇:えっと…4時くらいかな？

蓮母:もっと早く寝ないと

〇〇:大丈夫だよ、何年もこの生活してるから

〇〇:…あれ？そうすると…いつ俺の部屋に入ったの？

蓮母:え？蓮加、〇〇部屋に入ってたの？

〇〇:朝起きたら、蓮加が俺のベッドに潜り込んでたんだよ

蓮母:ほぉ〜蓮加やるじゃない

蓮加:うわぁ〜！うるさい〜！！

〇〇:ん？蓮加どうしたの？

蓮母:はぁ…〇〇は全く気付いてないみたいね

〇〇:え、なんのこと？

蓮母:蓮加、これは手強いよ

蓮加:そうだね、頑張るよ

〇〇:なんのことか全くわかんないけど、頑張れ

蓮母:ふふっ、〇〇は凄く鈍感なのね

〇〇:えー？鈍感じゃないと思うけどな？

蓮母:あ、そういえば、蓮加は今日お仕事じゃないの？

蓮加:うん、そうだよ？

蓮母:〇〇は？

〇〇:僕は何も無いかな、夜に生配信するくらいだよ

蓮加:それなら、〇〇連れて行く

〇〇:え？なにそのついで感は…

蓮母:いいじゃない、最近家から出てないでしょ？

〇〇:うん、眩しいし、人多いし、体調悪くなったりするし、気分が良くないから出たくない！！

蓮加:だめ！私と一緒に行くの！！

〇〇:はぁ…わかったよ、行くよ…

〇〇:その代わり、バイクで行くからね

蓮母:バイクなんて持ってたの？

〇〇:16の時に取りに行ったから持ってるよ

蓮母:すごいね

〇〇:持ってた方が便利だろうなって思ったから

蓮母:確かにそうね、免許は持ってた方がいいと思うよ

〇〇:外に出るの好きじゃないし、人に会ったりするのも好きじゃないから頑張って早く取ろうとしたら寝込んじゃったけどね

蓮母:行きたくない気持ちはわかるけど、無理したらだめよ

〇〇:うん、ごめん、

蓮加:じゃあ、私は後ろに乗るの？

〇〇:うん、そうだよ

〇〇:免許を取ってから1年以上経てば2人乗りしてもいいんだよ

蓮加:1年以上経ってないと2人乗りはだめなの？

〇〇:うん、バイクを乗るにも運転技術が必要だからね、初心者の時はその技術がまだ未熟だから2人乗りなんてしたら事故って死ぬのがオチだよ

〇〇:その技術を鍛えてやっと2人乗りをしてもいいって事だよ、2人乗りする時は2人乗り用の運転技術が必要だしね

蓮加:なんか、バイク大変だね

〇〇:まぁね、ごちそうさま、準備してくるよ

蓮加:ごちそうさま、私も準備してくる

蓮母:わかった

〇〇達はリビングを出て自分の部屋へ行った

〇〇:髪はいいや、ヘルメット被るし

蓮母:準備出来たの？

〇〇:うん、蓮加は？

蓮母:まだ来てないけど、そろそろ来るんじゃない？

蓮加:〇〇〜準備出来たよ〜

〇〇:じゃあ、行ってくる

蓮母:うん、行ってらっしゃい

蓮加:行ってきます

蓮母:気を付けるのよ

〇〇:わかってるよ

〇〇達は靴を履きヘルメット持って家を出て駐車場に向かって行った

〇〇:蓮加、家出た時に渡したヘルメット被って

蓮加:うん、わかった

ヘルメット被って〇〇達はバイクに乗った

〇〇:ちゃんと掴まっててよ、それとバイクをちゃんと脚で挟んでね

蓮加:うん、わかった！

〇〇の腰辺りに腕を回して少し近付きバイクを脚で挟んだ

〇〇:じゃあ、行くよ

蓮加:うん！

エンジンをかけ事務所へ向かって行く

蓮加:バイク始めて乗ったよ

〇〇:普通に中々乗らないからね

〇〇:普通は車とかにしか乗らないよ

蓮加:うん、またバイクに乗せてね？

〇〇:たまに一緒に乗ろうね

蓮加:うん！ありがとう！

事務所に着いてバイクを駐車場に停めた

〇〇:蓮加、着いたよ

蓮加:うん、ありがと

〇〇:じゃあ、帰るから

蓮加:え？だめだよ？〇〇も一緒に事務所に入るんだよ？

〇〇:…え？聞き間違いじゃないよね…？

蓮加:聞き間違えなんかじゃないよ、〇〇も一緒に行くよ

〇〇:え…？

蓮母:ほら、早く行くよ

ヘルメットを外され蓮加に手を握られ一緒に事務所へ入って行った

〇〇:やだ〜！行きたくないよ〜！！

蓮加:なに子供みたいな事言ってるの！

〇〇:僕まだ一応子供なんですけど〜！

蓮加:うるさい〜！拒否権はありません〜！！

〇〇は両腕を掴まれ引っ張られて控え室まで引きずられて行った

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蓮加:おはようございます！

橋本:え！ちょ！蓮加何してるの！〇〇くんを引きずって！

蓮加:〇〇が言う事聞いてくれないからです、橋本さん

〇〇:橋本さん！助けて〜！

橋本:ん〜そっか、〇〇くん頑張ってね〜

〇〇:え！そんな〜！！

蓮加:みんなおはよ〜

梅澤:蓮加、元気だね？

美月:おはよ！

蓮加:今日は〇〇を連れてきました！

〇〇:はぁ…痛かった……

〇〇:あ、皆さんお久しぶりです

梅澤:どうして〇〇くんが？

〇〇:バイクで蓮加を送って帰ろうとしたら、引っ張られてここまで連れて来られました…

梅澤:〇〇くん…可哀想に…

賀喜:あ！〇〇くん！

〇〇:賀喜さん、お久しぶりですね

賀喜:次はいつ歌ってみた上がるんですか！

〇〇:あ〜…まだ考えてないんですよね…

賀喜:え〜！！

〇〇:次はどうしようかな…

久保:〇〇くん！乃木坂の曲を歌ってくれませんか！

〇〇:の、乃木坂？

久保:はい！

〇〇:乃木坂か…どんな曲がいいかな…

橋本:蓮加、美波、久保、モデル撮影に行くよ〜

蓮加:〇〇も連れてっていいですか？

橋本:ん〜…特別にいいよ

蓮加:やった！

〇〇:は〜！？

〇〇:バイクあるし、無理だよ

橋本:現場まで向かう車の後ろにバイクで着いて行けば良いじゃん

〇〇:はぁ…分かりました…

梅澤:大変だね、〇〇くん

久保:頑張って、〇〇くん

橋本:じゃあ、今から車に乗って現場に向かうよ

蓮加達:はい！

〇〇:分かりました…

蓮加達は現場に向かう車に乗り〇〇はバイクに乗って蓮加達が乗ってる車の後ろをついて行った

運転手:あの、すみません

橋本:はい、どうしましたか？

運転手:後ろのバイクがずっと着いてきてるんですけど…大丈夫ですか？

橋本:はい、事務所の関係者なので大丈夫ですよ

運転手:そうですか、分かりました

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運転手:現場に到着しました

橋本:ありがとうございます、皆車から降りて

蓮加達:はい

〇〇:着いた〜…

ヘルメット外しバイクから降りて蓮加達の元へ行った

〇〇:あの、着いてきてほんとに良かったんですか？

橋本:うん、別に問題は何も無いよ？

〇〇:それならいいですけど

橋本:今からね、蓮加達はモデルの仕事なの

〇〇:モデルの仕事、ネットでモデルの写真とか結構見てたな、どんな感じに撮ってるのか気になってたから良いかも

梅澤:〇〇くんモデルに興味あったの？

〇〇:モデルに興味があるってよりかは、モデルの撮影者側に興味があるんですよね

梅澤:そうなんだ、写真とかに興味あるの？

〇〇:少し興味あります、写真にも色々な表現の仕方があるので

梅澤:なにかしたい事でもあるの？

〇〇:もし、自分が楽曲提供とかしたらMVも作りたいんですよね、イラストを混ぜたMVを

梅澤:なるほど、そういうのなんか良いね

久保:歌い手ならではの表現の仕方が出来るかもだね！

〇〇:そうですね、いつかやってみたいです

蓮加:〇〇には、モデルの仕事来るかもね

〇〇:なんで、僕に？

久保:〇〇くん、身長は梅と同じくらいでしょ？イケメンだし、スタイルもいいから、来てもおかしくなよ？

〇〇:そうですかね〜…

梅澤:もしもの為に見ておいて、勉強だよ〇〇くん！

〇〇:分かりました

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蓮加、久保、梅澤は控え室で衣装に着替え撮影源はに入って行った

カメラマン:今日はよろしくね、岩本さん、梅澤さん、久保さん

梅澤達:よろしくお願いします！

カメラマン:じゃあ、早速撮影始めようか

梅澤:お願いします

橋本:どう？モデルの仕事見て

〇〇:すごいですね、3人のモデル撮影の為にこんなにもスタッフ達がいて、ずっと動いて次の撮影の準備をして効率良く動いてますね、照明の位置や小道具の準備とか、カメラマンはその洋服とその人の良さを最大限に引き出せる角度で写真を撮ってる

橋本:〇〇くんは良く周りを見てるね、洞察力と観察力が凄いよ

〇〇:癖ですよ、物事とか色々と深く考えるというか深読みをしちゃうんですよ、悪い癖だと思ってます

橋本:芸能界で生きて行くなら、その観察力と洞察力はとても必要な物だよ、君の良い個性だよ

橋本:芸能界以外にも、普通の生活でもその観察力と洞察力で助けれる人がいるかもしれない、気に病むことじゃないよ

〇〇:そうですかね…

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蓮加達はモデル撮影の仕事を無事終えた

蓮加達:ありがとうございました

橋本:お疲れ様、みんな

梅澤:今日はもうこれで終わりですか？

橋本:この後は、ダンスレッスンだね

久保:よし、頑張ろ！

蓮加:ねぇ、〇〇？

〇〇:ん？どうしたの？

蓮加:モデルの時の私どうだった？

〇〇:そうだね、いつもの蓮加とは違う一面が見れたかな、大人っぽい雰囲気の蓮加良かったよ？可愛いのはいつもの事だけど

蓮加:い、いつも可愛い…

顔を真っ赤にさせ恥ずかしさが限界に達し気絶してその場に倒れてしまった

〇〇:うぇ！？れ、蓮加！

梅澤:〇〇くん！何したの！！

〇〇:いや、蓮加にモデルの時の私どうだったって聞かれたので…大人っぽい一面が見れて良かったって、可愛いのはいつもの事だけどって言っただけですけど…何がダメなことしましたかね…？

久保:こ、これは…

梅澤:はぁ〜…

橋本:〇〇くん、君は洞察力と観察力は凄く良いのに、こういうことには鈍感なのね

〇〇:え、どういうことですか？

梅澤:これは、蓮加大変だよ

久保:そうだね、蓮加頑張らないとだよ

橋本:とりあえず、蓮加を控え室に連れて行くよ

梅澤:わかりました

〇〇:あの、僕が連れていきましょうか？

橋本:そうね、お願い

〇〇:はい、気絶してる人を運ぶのは凄く大変だと思うので

〇〇は軽々しく蓮加を抱きかかえた

久保:気絶してる人を運ぶの大変なの？

〇〇:はい、全身に力が入ってないからですよ

梅澤:力が入ってるのと入ってないとじゃ違うんだね

〇〇:だから、男性とかを運ぶのは物凄く大変ですよ

橋本:詳しいね、〇〇くん

〇〇:ネットで少しかじった程度の知識ですよ

〇〇達は控え室に行き蓮加をソファーで寝かせた

to be continued……。