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「突然、僕に姉が出来ました。」 Part12

蓮加:あれ…いつの間にソファーに寝転んでたんだろ…

梅澤:起きた?蓮加

蓮加:うん、どうして私ここで寝てるの?

久保:覚えてないの?

蓮加:うん、撮影が終わったってところまでは覚えてるんだけど…

橋本:〇〇くんにいつも可愛いねっていわれて気絶したんでしょ?

蓮加:あ…、そうだった…

物凄く恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて両手で隠した

〇〇:その…ほんとに…ごめん、蓮加…

梅澤:鈍感過ぎで、〇〇くんは謝ってるし…

〇〇:だって、何か嫌な事したのかなって思っちゃって…

久保:〇〇くん気にしなくて大丈夫だよ

〇〇:え?いいんですか…?

橋本:大丈夫だから、早く事務所に戻るよ

蓮加達:はい!

橋本:〇〇くんはどうするの?

〇〇:ん~…、そのまま事務所について行きます

橋本:わかった

〇〇:蓮加、帰らないでって言いそうなので

久保:蓮加の心、読まれちゃったね?

梅澤:〇〇くんも蓮加のこと、少し分かってきたんじゃない?

蓮加:そ、そんなことないから!

橋本達は撮影現場を出て車に乗り〇〇はバイクに乗って事務所に戻って行く

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:事務所に着いた~…

〇〇:現場に人が多かったからちょっと色々と疲れた…

蓮加:〇〇大丈夫?

〇〇:ちょっと疲れた…体力的にも精神的にも…

久保:慣れてない場所に行ったからね

梅澤:人も多かったし、しょうがないよ

橋本:あとは、ダンスレッスンだし部屋で少し休んだから?

〇〇:いいんですか?

橋本:いいよ、ゆっくりしなさい

〇〇:ありがとうございます

〇〇は橋本達の後ろをついて行きレッスン室へ向かって行った

橋本:〇〇は隅の方で座ってていいよ?

〇〇:ありがとうございます

橋本:じゃあ、蓮加達はレッスンを始めようか

蓮.梅.久:はい!

〇〇は隅の方に行って座った

〇〇:次の歌ってみた、乃木坂の曲にするのはいいけど…何歌おうかな…

スマホで乃木坂の全曲一覧を調べた

〇〇:あ、この曲いいかも

〇〇:橋本に話してみようかな

〇〇:あの、橋本さんちょっといいですか?

橋本:どうしたの?〇〇くん

〇〇:次の歌ってみたを乃木坂の曲にしたくて

橋本:そうなんだ、何を歌うの?

〇〇:今、話したい誰かがいるを歌いたいんです

橋本:いい曲だよね

〇〇:僕好きなんですよね、この曲

橋本:わかった、秋元さんに話しておくね

〇〇:ありがとうございます

橋本:〇〇くんの歌ってみた、楽しみにしてるね

〇〇:はい、ありがとうございます

ーーーーーーーー数時間後ーーーーーーーー

蓮加:〇〇〜、終わったから帰ろ~

〇〇:わかった、帰ろうか

梅澤:また、明日ね蓮加

久保:いいな、蓮加バイクで帰れるの…

蓮加:また明日ね、私だけの特権です!

〇〇達は事務所を出てバイクに乗り家まで帰って行った

蓮加:ねぇ、〇〇?

〇〇:ん?どうしたの?

蓮加:〇〇がさ、引きこもりになったのっていじめだけが理由でなの?

〇〇:…さぁ、どうだろうね

蓮加:ねぇ、ちゃんと答えてよ!!

〇〇:風が強くて何言ってるか、分からないなー

蓮加:それ絶対に嘘じゃん!!

〇〇:えー?なんて言った!?

蓮加:もういいよ!!

家に着きバイクを駐車場に止めて降りた

〇〇:ほら、家に着いたよ

蓮加:うん…

〇〇:そんなに気になるの?

蓮加:うん、気になる

〇〇:いつか教えてあげるよ

笑顔で呟いたが〇〇の瞳には光がなく笑っていなかった

蓮加:うん…!

〇〇:さて、色々と作業をしないとな〜

先に家に入って自分部屋へ戻って行った

蓮加:〇〇…他に何か抱えてるのかな…

蓮母:あ、蓮加おかえり

蓮加:ただいま、お母さん

蓮母:あれ?〇〇くんは?

蓮加:もう部屋に行ってると思うよ

蓮母:わかった、もう少ししたら晩御飯ができるからね?

蓮加:うん、わかった

蓮母:ご飯出来たら、〇〇を呼んでね?

蓮加:わかってるよ〜

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:とりあえず、音源を作って…っと、

〇〇はパソコンに向かい次の歌ってみたの作業をしていた

〇〇:よしよし、音源はこれでいいかな

〇〇:後は、歌を録るだけだ

椅子に座ったままマイクの方に向き歌を録り始めた

ーーーーーーーーーーーーーーーー

蓮母:蓮加〜?ご飯出来たから〇〇呼んできて?

蓮加:わかった〜

リビングを出て〇〇の部屋に行きドアをノックした

蓮加:〇〇〜?ご飯出来たからリビングに来て〜

〇〇:わかった!

一旦作業を止めて部屋を出て蓮加と一緒にリビングへ行った

蓮加:お母さん、〇〇連れて来たよ

蓮母:ありがと、温かいうちにご飯早く食べて

〇〇:美味しそ、いただきます

蓮加:ん〜!美味し〜!!

蓮加は口に頬張り幸せそうな表情を浮かべ美味しそうに食べていた

〇〇:ふふ、美味しいね

蓮母:それなら良かったわ

蓮加:そういえば、色々と作業するって言ってたけど何してたの?

〇〇:次に出す歌ってみたの歌録りとか音源を作ったりしてたんだよ

蓮加:そうなの?何歌うの?

〇〇:それは投稿するまでお楽しみだよ

蓮加:え〜、教えてくれてもいいじゃん!

〇〇:絶対に教えないよ

蓮加:けちんぼ〜!!

〇〇:ごちそうさま、じゃあ部屋に戻って作業してくる

蓮母:無理はしないようにね

〇〇:うん、わかってるよ

リビングを出て部屋に戻り作業を再開した

蓮加:あ!ちょっと〇〇〜!!

ーーーーーーーー次の日ーーーーーーーー

〇〇:ん…もう朝か…

〇〇:また蓮加が隣で寝てる…

蓮加:ん〜…眩しい…

蓮加は身体を密着させるように〇〇に抱き着いていた

〇〇:そろそろ、夜中にベッドに入ってくるのやめて欲しいんだけどな…

〇〇:はぁ…眠い〜…

蓮加:ん〜…うるさい…っ

〇〇の腕に噛み付き綺麗に噛み痕が付いてしまった

〇〇:痛ってぇ!

蓮加:ふふっ…

〇〇:こ、こわ…っ、恐ろしい子だ…

〇〇:とりあえず、起こさないようにベッドから出よ

静かにベッドから出ては枕元に置いていたスマホに電話が来た

〇〇:橋本さんからだ、どうしたんだろ?

〇📞:もしもし?

橋📞:〇〇くん、歌ってみたの件だけど

〇📞:どうなりましたか?

橋📞:いいって許可が出たよ

〇📞:ほんとですか?良かった

橋📞:もう歌ってみたの作成は終わったの?

〇📞:はい、いつでも投稿出来るように作ってます

橋📞:そっか、いつ投稿するの?

〇📞:そうですね、今日か明日かくらいに出そうかと思います

橋📞:投稿されたらすぐに聞くね?

〇📞:あはは、ちょっと恥ずかしいです

橋📞:ん?どうしてよ

〇📞:いや、知っている人とかに聴かれるのはちょっと恥ずかしいので…

橋📞:いつか慣れるよ

〇📞:そうだといいですけど

橋📞:じゃあ、楽しみに待ってるね

〇📞:はい、わかりました

通話を切りスマホを机に置いた

〇〇:さて、夕方くらいに投稿しようかな

蓮加:んぅ…、〇〇…?

〇〇:やっと起きた?

蓮加:ん…、起きた…

〇〇:あのさ、蓮加

蓮加:なに?〇〇

〇〇:夜中にベッド入ってくるの止めてくれない?

蓮加:やだ、やめない

〇〇:寝たいなら、一緒にベッドに入って寝ればいいじゃん?

蓮加:え…っ!で、でも…

〇〇:最初から一緒に寝れば蓮加もわざわざ起きて僕の部屋まで来る必要ないでしょ?

蓮加:そ、そうだけど…

〇〇:これからは、寝る時蓮加に言うから

蓮加:うんっ

〇〇:リビングに行こ?

蓮加:うん!

〇〇:蓮加、なんで顔赤いの?

蓮加:う、うるさい!

ベッドから飛び降り部屋から出て行った

〇〇:え、どうしたんだろ…

〇〇:まぁ、いいや

〇〇:僕もリビングに行こ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

蓮母:蓮加おはよ、あら顔が赤いじゃない

蓮加:ど、どうでもいいでしょ!

蓮母:〇〇と何かあったの?

蓮加:べ、別に違うし…

蓮母:その反応は、何かあったのね

〇〇:おはよ〜

蓮母:〇〇、蓮加と何かあったの?

〇〇:別にないけど、あ、そうそう、蓮加が毎日夜中にベッドに入ってくるから、一緒に寝たいなら一緒に寝ようって言っただけだけど?

蓮母:あら、〇〇は大胆なのね

〇〇:え?大胆…?なんのこと?

蓮母:この子は、ほんとに純粋ね

〇〇:ほぇ〜?

蓮母:蓮加、頑張りなさい

蓮加:うん!

〇〇:あ、蓮加今日も仕事あるの?

蓮加:うん、今日は乃木中の収録があるけど?

〇〇:収録場所まで連れて行こうか?

蓮加:え!いいの?

〇〇:うん、橋本さんにちょっと用があるから

蓮加:そうなんだ

〇〇:何時くらいに着けばいいの?

蓮加:13時までに着けばいいよ

〇〇:わかった、ちょっと早めに着くようにするよ

蓮母:ほら、朝ご飯食べなさい

蓮加:はーい

〇〇:いただきます

蓮加:いただきます

〇〇:ん〜…昼に投稿するかな…

蓮加:え?なにを?

〇〇:歌ってみたをだよ

蓮加:ほんと!?

〇〇:うん、ほんとは夕方くらいにしようかと思ってたけど

蓮加:絶対に昼に投稿して!!

〇〇:わかったよ、昼に投稿する

蓮加:楽しみ〜!

蓮母:早く食べないと冷めるよ

〇.蓮:は〜い

ーーーーーーーー数時間後ーーーーーーーー

〇〇:さてと、昼になったし投稿しようかな

椅子に座ってパソコンを起動させ動画配信サイトに歌ってみたを投稿した

〇〇:よし、投稿出来た

〇〇:反応が楽しみだな

部屋を出てリビングに向かって行く

〇〇:蓮加〜行く準備出来た?

蓮加:うん、出来てるよ?

〇〇:じゃあ、行こっか?

蓮加:うん、お母さん行ってくるね!

蓮母:気をつけてね〜

〇〇は蓮加をバイクの後ろに乗せて収録現場に行った

〇〇:涼しい〜

蓮加:風強すぎ〜!

〇〇:バイクだからしょうがない

蓮加:え〜!!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:よし、着いたよ

蓮加:ありがとう、〇〇

〇〇:いいよ、中に入ろっか

蓮加:は〜い

〇〇は蓮加と一緒に楽屋へ入って行った

蓮加:おはよ〜

〇〇:こんにちは

梅澤:蓮加と〇〇くん?

久保:〇〇くん!!

〇〇:ど、どうしました?

賀喜:〇〇くん!今、話したい誰かがいるを歌ったの!?

〇〇:はい、そうですけど…

久保:すごく良かったよ!

梅澤:え!私も聴く!

蓮加:うそ!私も聴かないと!

〇〇:あはは…

橋本:あ、〇〇くん来てたの?

〇〇:はい

橋本:なんか騒がしいけど、どうしたの?

〇〇:僕が今、話したい誰かがいるを歌ったからそれで騒いでるみたいです…

橋本:あ〜、確かに凄く良かったからね

〇〇:もう聴いてくれたんですね

橋本:うん、良かったよ

〇〇:ありがとうございます

橋本:あ、〇〇くん

〇〇:何ですか?

橋本:乃木中に出てみる?

〇〇:…え?今なんと?

橋本:だから、乃木中にゲストとして出ないって言ってるの

〇〇:え〜!!

橋本:そんなに驚かなくていいじゃん

〇〇:驚くに決まってるじゃないですか!

to be continued……。

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