「ヴァンパイア」Part7
〇〇:ねみぃ…文化祭か…
〇〇:準備しないとな…
〇〇:えっと…今何時なんだろ…
傍に置いていたスマホを手に取り画面を見て時間を確認した
〇〇:7時か…早く準備しよ
寝起きで重い身体を動かしてベッドから起き上がりクローゼットから制服取って着替えた
〇〇:これでよし、学校に行こう
鞄を持って家出て学校へ向かって行った
〇〇:はぁ…嫌だな…
筒井:〇〇おはよ
〇〇:あ、あやめおはよ
筒井:今日は文化祭だね〜
〇〇:そうだな、地獄の文化祭だ…
筒井:まぁまぁ、そんなこと言わないで行こ?
〇〇:はいはい、分かりましたよ
少し不貞腐れたように呟きながらあやめの隣を歩いて行った
ーーーーー学校ーーーーー
〇〇:あのさ、あやめ
筒井:ん?どうしたの?
〇〇:なんか、周りが騒がしいような感じがしてさ
筒井:ん〜、それは〇〇が原因だよ
〇〇:え?ど、どうして?
筒井:教室に入ったら分かるよ
〇〇:え、ちょ、教えてよ!
ーーーーー教室ーーーーー
男1:おい、あんな美形イケメンいたか?
男2:いや、いなかったはず…白髪だし…もしかして、〇〇か?
男1:まさか、そんなわけねぇだろ
〇〇:(なんか、こそこそ僕の事話してるな…)
心の中でそんなこと思いながら自分の席に座った
女1:え?君って…〇〇くんなの?
〇〇:えっと…〇〇ですけど
女2:嘘!めっちゃイケメンじゃん!
〇〇:そうですかね?
男1:は?あれが〇〇だと…
男2:あいつがあんなにイケメンだったとはな〜
男1:くそ!なんであいつが…
男2:まぁまぁ、そんなに怒んなって
担任:じゃあ、皆は文化祭の準備を始めて
クラス:はい!
女1:じゃあ、筒井さんはメイド服に着替えて来て
女2:〇〇くんは執事の制服に着替えて来て
筒井:うん、ありがとう
〇〇:はい、分かりました
ーーーーー数十分後ーーーーー
〇〇:着替えてきました
女1:〇〇くん似合いすぎ!
女2:すごくかっこいいよ!
〇〇:ありがとうございます
筒井:やっぱり恥ずかしい…っ、
あやめは頬を少し赤く染めて俯きながらスカートの裾を掴んでいた
男1:うおおお!めっちゃ可愛い!
男2:これは人気が出るぞ!
〇〇:(相変わらず、あやめは人気者だな)
筒井:ねぇ、〇〇似合ってる…かな?
〇〇:うん、似合ってるよ?
筒井:ふふっ、ありがとう
〇〇:うん
筒井:〇〇も似合ってるじゃん
〇〇:ありがとう
筒井:あ、髪セットしたんだね
〇〇:せっかくだし、した方がいいかなって思ってね
筒井:絶対にした方がいいよ
ーーーーーーーーーー
遠藤:ここだよね?
賀喜:うん、ここがあやめ達が行ってる高校だよ
遠藤:早速行ってみよ〜!
賀喜:おー!
遠藤:あやめんのクラスはどこかな〜?
賀喜:1年生の教室に行けば分かるんじゃない?
遠藤:そうだね、行こ!
賀喜:うん、行こ
ーーーーーーーーーー
飛鳥:奈々未、なんで私達を高校に連れて来たの?
白石:そうだよ、しかも今文化祭あってるし
橋本:まぁまぁ、面白いものが見れるから
白石:面白いもの?
飛鳥:え?どういうこと?
橋本:とりあえず、着いて来て
白石:わかった、一応変装してるけどバレないようにしないといけないんだからね?
橋本:わかってるよ、すぐ終わるから
飛鳥:早く行こ
ーーーーーーーーーー
〇〇:クシュン!
筒井:〇〇、大丈夫?
女1:くしゃみ可愛い
〇〇:なんか、嫌な予感がする…
遠藤:あ、ここじゃない?
賀喜:だね、入ろ
遠藤:うん
女1:筒井さん!お客さんが来たから対応して!
筒井:わかった
筒井:いらっしゃいませって、さくにかっきー!
遠藤:あやめん、来たよ!
賀喜:メイド服似合ってるよ
筒井:は、恥ずかしいからあまり見ないで…
遠藤:可愛い〜
筒井:こ、こちらへどうぞ
賀喜:メニューは何があるの?
筒井:えっと、オムライスとかパンケーキとかあるよ?
遠藤:じゃあ、オムライスで!
賀喜:私もオムライスお願い
筒井:かしこまりました!
遠藤:〇〇くんはどこに居るんだろうね
賀喜:んー、裏の方とかにいるんじゃないかな?
筒井:〇〇〜、これあそこの席に持って行って
〇〇:わかった
オムライスを2つ持って遠藤達の席へ向かって行った
〇〇:お待たせしました、オムライスです
遠藤:あ、〇〇くん
〇〇:え?遠藤さん達がなんでここに…?
賀喜:あやめに文化祭があるって教えてもらって来て欲しいって誘われたから来たの
〇〇:そうなんですね
遠藤:執事姿の〇〇くんかっこいいね!
賀喜:確かに、すごく似合ってるよ
〇〇:嬉しいです、ありがとうございます
遠藤:頑張ってね
賀喜:応援してるよ!
〇〇:はい、ごゆっくりどうぞ
ーーーーーお昼ーーーーー
〇〇:交代の時間だ、休める
筒井:だね、文化祭一緒に行こ?
〇〇:じゃあ、着替えてくるよ
筒井:わかった、私も着替えてくるね
〇〇とあやめは着替える為にそれぞれ違う空き教室に入って行った
飛鳥:あやめメイド服着てたね
白石:しかも、〇〇くんは執事の制服着てたね
橋本:ふふっ…良い写真が撮れた…
白石:入らなくてよかったの?
橋本:いいの、〇〇の執事の格好した写真を撮るために来たんだから
白石:相変わらずだね
飛鳥:さすが奈々未だね
橋本:さて、他の所にも行ってみよ〜
飛鳥:うん、行こ〜
白石:他にどんな物があるのか気になる、楽しみ
ーーーーーーーーーー
〇〇:あやめ、どこに行く?
筒井:んー、お腹空いちゃったからご飯食べたいな?
〇〇:じゃあ、食べ物売ってる屋台に行こっか
筒井:うん!
2人は教室を出て屋台が出ている場所まで歩いて行った
〇〇:騒がしいな
筒井:文化祭だもん、当たり前でしょ
〇〇:まぁ、そっか、何食べる?
筒井:焼きそばが食べたいかな
〇〇:わかった、焼きそば買ってくる
筒井:ありがとう!
〇〇:あやめはどこか座れる所探してて
筒井:わかった
〇〇は屋台に行き焼きそばを買ってあやめの元へ戻って行った
〇〇:えっと、ここら辺にいるはずなんだけどな…
筒井:〇〇、ここだよ!
〇〇:いた、焼きそば食べよ
筒井:うん、食べよ!
ベンチに腰掛けて2人で焼きそばを食べ始めた
〇〇:うん、やっぱり焼きそば美味しいな
筒井:うん、美味しい!
〇〇:食べ終わったらどこに行く?
筒井:ん〜…考えないとだね
〇〇:そうだね
ーーーーーーーーーー
??:この学校か、アイツはどこにいる
謎の人物が高校へ入って行った
??:誰かを人質にでもしてアイツを呼ぶか
??:あ、あの子とか良いかもな
??は不敵な笑みを浮かべて人質にする人物にゆっくりと近づいて行った
遠藤:ん〜!楽しい!
賀喜:だね、文化祭って良いね
??:お姉さん、俺と一緒にお茶でもどう?
遠藤:えっと、ナンパ…ですか?
??:そうそう、お姉さん可愛いからさ
賀喜:この人…ちょっと怪しい…
??は遠藤の背後に行き首にナイフを当てた
遠藤:キャー!!
賀喜:さく!
??:お前!そこから1歩も動くなよ?
??:動いたら、この女は死ぬからな
賀喜:(どうしよ…とりあえず、あやめにメールしよ…っ!)
賀喜:(これでよし、送信っと)
賀喜:(あやめが気付けば〇〇くんも来るはず…)
〇〇:なんか騒がしいな
筒井:ん?かっきーからメールが来てる
〇〇:なんて来てるの?
筒井:さくが男の人に人質にされてるって…
〇〇:は?場所はどこ!
筒井:1年の教室の所に居るみたい
〇〇:あやめは先生にこの事話して警察に通報して!僕は遠藤さんの所に行ってくるから!
筒井:え!危ないよ!!
〇〇は急いで遠藤達が居る場所へ走って行った
〇〇:なんで、遠藤さんが人質になってるんだよ!
〇〇:まさか、握手会の時の男が!
〇〇:もしそうだったら、急がないと!
ーーーーー1年生の教室ーーーーー
〇〇:見つけた、遠藤さんを離せ!!
??:やっぱり、お前が来たか
〇〇:やっぱ、あの時の男か
??:そうだ、よく覚えてたな
〇〇:お前の目的はなんだ
??:それはお前を殺す為に来たんだよ!!
〇〇:なら、遠藤さんを離せ
??:話すわけねぇだろ!!
〇〇:その人は関係ないだろ!!
??:この女も乃木坂なんだろ?
〇〇:だから、どうした?
??:なら、いい人質じゃねぇか!
〇〇:ちょっと、本気出した方がいいみたいだな
〇〇:お前はどうして、僕の高校が分かったんだ?
??:それは俺の依頼主に教えて貰った
〇〇:依頼主…なるほどね
??:俺は復讐しに来たんだよ!
〇〇:なんで、僕が復讐されないといけないの?
??:お前のせいで依頼失敗して警察に捕まって、最悪の気分だ!クソ!!
〇〇:要するに自己満の為に僕を殺すってことか
??:あぁ、そうだよ!!
〇〇:面倒な人だな
〇〇:はぁ…ほら、早く来いよ
??:本気でやってやる
〇〇:こっちも少しくらい本気でやってやるよ
〇〇の瞳が赤色に染まって行った
to be continued……。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?