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「ヴァンパイア」Part16

菜緒:あ!〇〇さんおはようございます!

〇〇:おはよ、小坂さん

如月が襲って来てから2ヶ月が経ち〇〇達はごく普通の日々を送っていた

〇〇:そろそろ乃木坂に戻る時かな

〇〇:皆さん、今日は大事な話があります

久美:どうしたんですか?

〇〇:1週間後に僕は乃木坂の方へ戻りたいと思います

日向:えー!!

〇〇:僕の代わりはいますので、秋元さんがもうマネージャーを雇っているみたいです

愛萌:もう、〇〇さんに会いえないんですね…

〇〇:またいつか会えますよ

美玖:新しく入ってくるマネージャーってどんな人なんですか?

〇〇:女性のマネージャーって事は一応聞いてます

美玲:〇〇さんも知らないんですか?

〇〇:はい、僕も何も知らなくて…

菜緒:どんな人なんだろ

〇〇:あと、1週間よろしくお願いします

ーーーーーーーー数日後ーーーーーーーー

菜緒:今日で〇〇さんとお別れか…

〇〇:お別れって…乃木坂の方に行くだけなので、乃木坂と同じ仕事だったりとかすれば会えますから

美玖:そうだね…寂しい…

〇〇:(え~…こんなに落ち込むの?)

久美:はい!皆クヨクヨしない!ダンスの練習頑張るよ!!

日向:はい!

〇〇:(やっぱ、昔より変わったな)

ダンスの練習が終わり、メンバー全員が〇〇の方へ集合した

〇〇:ん?あの、どうしました?

日向:〇〇さん!今までありがとうございました!

〇〇:え!あ、こちらこそありがとうございました

久美:〇〇さんのおかげで日向坂は変われました

〇〇:それなら良かったです

菜緒:ほんとに、たくさん感謝してます

〇〇:ありがとうございます

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇が乃木坂へ戻る日になり、あやめ達はダンスの練習をしていた

遠藤:あやめん、大丈夫?

筒井:もう無理だよ…間違ってばっかりだし…っ

練習で同じ振りの部分を何度も間違えてしてしまい少し心が折れかけあやめは涙を流してしまった

賀喜:あやめん、もう少し私達と練習してみよ?

筒井:もう無理…何度やっても同じ所で間違えちゃう…

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇:久しぶりの乃木坂事務所だな

橋本:あ、〇〇くん

〇〇:お久しぶりです、奈々未さん

橋本:久しぶり〇〇くん、元気そうだね

〇〇:はい、あの皆は今何をしてるんですか?

橋本:今はダンスの練習中だよ

〇〇:そうなんですか

橋本:あ、〇〇くんが戻ってくる事言ってないから

〇〇:は?!どうして言ってないんですか!?

橋本:ドッキリみたいで面白いじゃん

悪戯な笑みを浮かべて笑いながら呟いた

〇〇:いや、面白くないですよ…

橋本:皆の驚く顔見たいから行くよ

〇〇:はい…(大丈夫かな…忘れられてないといいな…)

〇〇は橋本の後ろついて行き皆が練習してる部屋へ向かって行った

橋本:ここで今ダンス練習してるよ

〇〇:ここでしてるんですか

橋本:そうよ、じゃあ入りなさい

〇〇:え…!?はぁ…緊張する…

〇〇:じゃあ、入ります

筒井:…もうやだ……

賀喜:あれは、どうも出来ないね…

遠藤:どうする?かっきー

賀喜:ん~…

〇〇:ん?あやめ、何泣いてるの?

筒井:〇〇…?

〇〇はあやめの目の前でしゃがんで見詰めた

〇〇:うん、そうだけど?

遠藤:え、〇〇?

賀喜:え!なんで〇〇が!?

〇〇:あ~、今日からまた乃木坂のマネージャーとして戻ってきたんだ

遠藤:そうなんだ

賀喜:これで安心だ…

〇〇:あやめはどうして泣いてるの?

遠藤:ダンスの振りを間違えちゃって

賀喜:何度も同じ所を間違えちゃって心が折れたって感じかな

〇〇:なるほど…

〇〇:あやめ、何度も失敗して辛いのは分かるよ

〇〇:でもさ、立ち止まったままだと、何も変えれないよ

筒井:〇〇に何がわかるの…!!

筒井:ダンスがどれだけ大変なのか分からないじゃん!!

〇〇:確かに、俺にはダンスの難しさと苦労を知らないよ

〇〇:皆がダンスの練習してる所を見てて難しいって感じてるよ

〇〇:顔の表情に、腕や手の指先や足の指先まで神経を集中させてダンスの振りを自分の物にしないといけない

〇〇:見てて分かってるんだよ、ダンスがどれだけ難しくて大変なものなのかって

〇〇:心が折れたら、立ち止まって休んでいいんだよ

〇〇:泣いてもいい、その涙は心を癒して、立ち向かう準備してるから

〇〇:あやめの周りには支えてくれる強い味方、大切な仲間がいるじゃん

〇〇:だからさ、もう一度挑戦してみよ?

筒井:…わかった……

〇〇:よしよし、いい子

優しく微笑みながらあやめの頭を撫でた

筒井:子供扱いしないで!

〇〇:はいはい、わかったよ

遠藤:ありがと、〇〇

〇〇:いいよ、幼馴染だし

賀喜:流石幼馴染だね!

〇〇:ど、どうも…

遠藤:じゃあ、練習しよ!

賀喜:そうだね、頑張ろ!

〇〇:あやめ、頑張って来い

筒井:うん!

橋本:流石だね、〇〇くん

〇〇:え?見てたんですか?

橋本:もちろん、最初から最後までね

〇〇:なんか、恥ずかしいです

橋本:どうしてあんな言葉が言えたの

〇〇:まぁ…俺は色々辛い事経験してきたので

〇〇:小さい頃からこんな容姿してたので、色々虐められましたから学校では1人だったし

橋本:そっか、あやめちゃんと話したりしなかったの?学校の時とかに

〇〇:話しませんよ、俺のせいであやめが虐めに遭う可能性があったので

橋本:そっか、ほんとに色々経験したんだね

〇〇:はい

橋本:〇〇くんの言葉であやめちゃんは立ち直れたみたいだから安心したよ

〇〇:それなら良かったです

橋本:今のあやめちゃんならきっとダンス成功するよね

〇〇:あやめならできますよ、僕はずっと努力して挑戦して成功した姿を見てきましたから

橋本:じゃあ、先に部屋に戻ろうか

〇〇:はい、そうですね

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数十分が経ちダンス練習が終わったメンバー達が部屋へ戻ってきた


白石:はぁ…疲れた…

梅澤:もうちょっと…体力つけないと…いけないかも…

〇〇:お疲れ様です、皆さん

乃木:えー!!?

〇〇:…どうしました?

白石:〇〇くん…戻ってきたの?

〇〇:はい、これからまたよろしくお願いします

遠藤:これからまた乃木坂のマネージャーだって

賀喜:〇〇がマネージャーとして戻って来て良かったね~?あやめん?

筒井:う、うるさい!///

頬を赤く染めたあやめは照れ隠しをするように顔を背けた

賀喜:あやめん、照れてる~可愛い~!

〇〇:相変わらず、賑やかな場所だな

橋本:ほんとに騒がしいよ

〇〇:でも、そんな皆が好きなんでしょ?奈々未さん

橋本:そうだね、大好きな場所だよ

to be continued……。

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