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「無能だと言われ続けた僕が異能学院へ行くことになりました。」Part6

白石:〇〇くん…

西野:〇〇くん…大丈夫、私達が必ず飛鳥を助けるから

〇〇:…大丈夫です、俺が飛鳥姉を助けます…

〇〇:澪、来い

物凄い風が吹き人間の姿のエアリアルが現れた

澪:え!?ちょ、〇〇その右腕どうしたの!!

〇〇:凄く強い敵が現れて…そいつと戦ったせいで右腕を失った、しかも…飛鳥姉を連れ去られた…

澪:飛鳥さんが!?と、とりあえず…〇〇の右腕治すから

〇〇:ありがとう…

澪は〇〇の右腕に治癒魔法を掛けた

白石:この気配…〇〇くん、精霊と契約してるの?

〇〇:はい、子供の時に

西野:風の精霊ってことは、〇〇くんは風魔法の方が得意んじゃないの?

〇〇:そうですね、風魔法も得意ですよ

澪:〇〇、右腕治ったよ

〇〇:ありがと、澪

橋本:〇〇くん、行くの?

〇〇:はい

和:〇〇くん!私達も…っ

〇〇:和さん達はここで待ってて下さい

彩:やっぱり…足手まといになっちゃうよね…

〇〇:正直に言うと、そうです

奈央:私達も〇〇くんの力になりたいのに…

咲月:何も出来ないなんて…

瑛紗:私達が行っても…助けれない…

〇〇:「全身常時魔力制御解除」「魔力全開放」

〇〇の身体からは信じられない程の膨大なマナが溢れ出た

〇〇:絶対にぶっ殺す…「魔力探知」

橋本:いくら何でも魔力探知では探れないよ!

〇〇:…見つけた

梅澤:助けに行くなら2年の私達を連れて行って

美月:少しくらいなら力になれるよ

祐希:私達も飛鳥先輩を助けたいの

賀喜:ついて行かせて、〇〇くん

遠藤:お願い!!

〇〇:分かりました

西野:私達も行くからね

白石:あいつのことぶっ飛ばすから

〇〇:じゃあ、行きます

〇〇達の足元に大きな魔法陣が現れた

白石:転移って…1度行った所しか無理なんじゃ…

〇〇:相手の居場所さえ分かれば行った所じゃなくても行けるんですよ

〇〇:「転移」

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西野:ここは?

〇〇:ここは無人島です、そして飛鳥姉はこの目の前の建物内にいます

白石:じゃあ、皆警戒しながら行こ

〇〇:「神聖・精霊同化」

賀喜:(これが〇〇くんの能力…)

〇〇達は建物内へ入って行った

梅澤:真っ暗…何もなさそうだし…

美月:なんか、嫌な気配を漂わせてる奴いるんだけど…

??:おやおや、貴方達来たんですか

祐希:私達の飛鳥先輩を返して下さい!!

??:それは出来ません、あの方は我々の王を復活させる為の器なのですから

遠藤:そんなの私達が許さないから!

〇〇:次は必ずお前を…ぶっ殺す…

〇〇:(エアリアルの魔力同化の状態から更に身体能力を強化させる)

〇〇:「神威・雷電」

思いっきり踏み込み??の方へ一瞬で飛んで行った

??:速っ!

〇〇:お前だけは許さねぇからな!!

拳を強く握り締めて??の左頬に目掛け思いっきり殴り??は建物内の壁を貫通してどこかへ吹っ飛んで行った

??:ぐは…っ゛!!

〇〇:俺があいつの足止めをします、飛鳥姉を見つけて下さい

そう言い残し〇〇は??の元へ飛んで行った

西野:〇〇くんが1番強い奴と戦ってくれてるから急いで飛鳥を助けよ

白石:とりあえず、二手に別れて探そうか

白石:七瀬と私と美波で、後は遥香と美月と祐希とさくで

美月:わかりました

賀喜:見つかり次第連絡します

白石達は二手に別れて飛鳥を探しに行く

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〇〇:お前だけは許さない

??:威力が上がってますね、たった数十分で何をしたんですか?

〇〇:お前と戦った時は魔力制御して魔力を抑えてたからな

??:ははっ、なるほど…私と本気でやり合うってことですか

〇〇:そうだ、手足が骨折しようか速攻で治癒してお前が死ぬまで殴り続ける

〇〇:「全身常時治癒発動」

〇〇の身体に常に治癒魔法が発動するようにした

??:己の身を犠牲にしてでも大切な何かを守ると…貴方のやり方は狂気じみてますね

〇〇:そうかもな、俺は自分がどうなろうと大切なものを守る

??:魔力も格段と増えている…じゃあ私も本気でお相手しましょう

〇〇:さっさとかかって来い

??:闇魔法の上位互換の力をお見せしましょう

??:「深淵・闇影乱刀」

〇〇の足元に大きな範囲に穴が開き地下深くに落ちて行った

〇〇:なっ!(穴?ただ大きな穴を開けて落とさせただけなのか?)

??:ふふっ、ただ穴を開けただけじゃありませんよ

??は影に潜り10人以上の??が高速で移動しながら〇〇を短剣で切り刻んで行く

〇〇:うぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛っ゛!!!

??:まだまだ、ここからですよ「闇纏・雷獄の一撃」

闇の魔力を拳に纏わせ更に黒い稲妻を纏わせて〇〇の鳩尾に物凄い一撃を入れ地面に亀裂が入り粉々に砕け〇〇の身体はめり込んだ

〇〇:ぐは…っ゛!!?

〇〇:(魔力全開で身体強化してるのに…力の差が激し過ぎる…っ)

??:あらあら…こんなんじゃ私には敵いませんよ…

〇〇:ふふ…まだまだ…これくらいでやられる訳ないだろ…

〇〇:「雷迅旋風」

竜巻起こして稲妻を融合させ??に放つ

??:こんなの私には効きませんよ

??:「ブラックホール」

いとも簡単に〇〇の魔法を吸い込んだ

〇〇:は?ブラックホールとかふざけんなよ!

〇〇:「黒鎖束縛」

地面から鎖を出し自分の脚に巻き付けてブラックホールに吸われないように対応した

??:耐えますね、じゃあこれはどうでしょう

??:「深淵・死神の牢獄」

ブラックホールを消し〇〇を一瞬で闇で囲った

〇〇:チッ…(めんどうな魔法だな…どうやって脱出しようか…)

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白石:飛鳥はどこなの!?

西野:ねぇ、ここになんか怪しい階段があるんだけど…

梅澤:地下に行く階段みたいですね…行ってみましょう

地下へ続く階段を白石達は降りて行った

白石:薄暗くてちょっと見えにくいし

西野:足元も少し悪いし、これは注意しないとね

梅澤:建物内にこんな地下があったなんて…

白石:しかもここは無人島だから、こういうのがあるとは思わなかった

西野:あの曲がり角、ちょっと光が見えるよ

梅澤:あ!ほんとですね、行ってみましょう

曲がり角の光の方へ進んで行く

白石:え…待って、飛鳥…!

そこにはベッドで全身を拘束され眠った飛鳥がいた

西野:早く拘束を解こう!

拘束を解き眠っている飛鳥を起こした

梅澤:飛鳥さん!飛鳥さん!起きて下さい!!

飛鳥:ん…っ、ぅ~ん…?梅にまいやんに七瀬…助けに来てくれたの…?

白石:そうよ!早くこんな所出るよ!!

飛鳥:うん、わかった

来た道を戻り地下を出て美月達と合流する為に探し始めた

西野:ん~、祐希達はどこに行ったんだろうね?

梅澤:飛鳥さんを探すだけなので…すぐ見つかると思うんですけど…

飛鳥:そういえば、〇〇は?

白石:飛鳥を連れ去った奴と戦ってるよ

飛鳥:え!?アイツと戦わせるのは危険だよ!!

西野:それは承知の上で〇〇くんは戦ってるんだよ?

飛鳥:ダメだよ…〇〇が…どうしよ…

梅澤:〇〇くんって強いんですよね?大丈夫ですよ

飛鳥:確かに〇〇は強いよ…でも…

白石:美月達と合流したらすぐ〇〇くんの元へ急ご

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祐希:飛鳥先輩いないね

美月:全部の部屋調べたんだけど…

遠藤:どこか、隠れた部屋があるかも?

賀喜:それは有り得るかも、更に細かく調べてみよ

遠藤:うん

西野:あ、祐希!

祐希:七瀬さん!飛鳥先輩は見つかりましたか?

白石:無事保護出来たよ

飛鳥:どうもすみません

梅澤:それじゃ、〇〇くんの元へ行きましょう

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〇〇:「呪魔解放・堕天使ルシファー」

〇〇の右半身には紋様が浮かび上がり瞳は赤く染まっていた

??:その姿は…妙ですね、貴方がどうしてそれを使えるのか…

〇〇:俺にも色々とあるんだよ

一瞬で〇〇は姿を消し??の背後に周り脚に力込めて地面は砕け拳に力乗せて横腹を思いっきり殴り飛ばした

??:うぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!!

??は物凄い速度で吹っ飛んで行った

〇〇:「重力魔法・反転」

物凄い速度で〇〇は??が飛んで行った方へ行き更に風魔法を使い加速させた


??:お前はほんとに殺してた方がいいみたいだな!!

??:「闇影・次元斬」

〇〇を周囲全てに謎のゲートが現れ斬撃が無数に飛んできた

〇〇:ふっ、

〇〇が指を鳴らした瞬間に向かって飛んできた斬撃が全て消えてなくなった

??:なに!?そんなことが出来るのはおかしすぎる!!

〇〇:「打撃強化」「筋力強化」

拳の重力を何倍にも増強にし顔面を思いっきり殴りそのまま地面に??をめり込ませた

??:ぐ…あ゛…っ!!

白石:これは、一体…

西野:〇〇くんのあの姿は…

梅澤:飛鳥さんを襲った人がボロボロにやられてる…

美月:〇〇くんのあの状況はどういうことなの

〇〇:お前は確実に殺さないとな「制限解除」

〇〇の右半身の紋様が全身に広がり背中に6つの黒い羽が生えた

??:お、お前…その姿ほんとに…あの御方みたいだ…

〇〇:お前は、俺の大切な人を気付け拐った、

〇〇:「正義の審判」

神々しく空が輝き十字架の形をした光の矢が大量に現れ??に向けて物凄い勢いで撃ち放った

??:死ぬくらいなら抗ってやるっ…!「ブラックホール」!!

ブラックホールを出現させ〇〇の放った魔法が全て呑み込まれてしまった

〇〇:お前には勝ち目なんてない

指を鳴らすとブラックホールは一瞬で消え〇〇は呆れた表情浮かべながら呟いた

??:くそ…っ、私はとんでもない奴に喧嘩を売ってしまったのか…

重力魔法と雷魔法で地面が焼けて溶ける速度で??の方へ向かって行き右手には炎を圧縮し雷で更に威力強化した

〇〇:じゃあな

??の腹に目掛けて掌底打ち入れ地面が揺れる程の爆発が起き地面には大きな穴が空き近く深くまで暗闇が続いていた

〇〇:「呪魔封印」

〇〇:(久しぶりに使ったけど…この力は魔力の消費が激しいな…もうちょい使い方を変えないとな)

白石:〇〇くん…

〇〇:あ、皆さん無事だったんですね

西野:何も怪我してないよ、飛鳥も無事だよ

飛鳥:〇〇…

〇〇:飛鳥姉…!

一目見た瞬間に駆け寄り飛鳥を強く抱き締めて安堵したように息を吐いて"よかった"と小さく呟いた

飛鳥:ごめんね、助けに来てくれてありがとう

腰辺りに腕を廻してぎゅっと抱き締め〇〇の顔を見詰めて優しく微笑んだ

梅澤:あの、さっきの魔法って…

〇〇:あれは〜…ははっ…秘密です

美月:急に挙動不審になってるんだけど

祐希:言えないような力ってことかな?

〇〇:はい、この力は…話せません…

遠藤:…(さっきの姿は天使でも悪魔でもない姿に見えた…少し調べてみようかな…)

賀喜:じゃあ、この場にいる皆はこの事を一切口にしないということにしましょう

〇〇:そうしてくれると有難いです、いずれ…この力の秘密を知られる時が来ると思います…

白石:あの男と何か関係してるのね

〇〇:はい、もし…アイツらが復活なんてしたら…この世界が終わる…

西野:〇〇くんはどこまで知ってるの?

〇〇:大体の事しか分かりません、あとは推測で動くしか無いです

〇〇:…(あと半年までに、和さん達を強くしなきゃいけない…じゃないと間に合わない、飛鳥姉が攫われた理由は絶対に「アレ」を行う為だろうな、急がないと)

to be continued……

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