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「ヴァンパイア」Part10

橋本:〇〇くん、秋元さんが呼んでるよ

〇〇:え、分かりました

橋本:私も一緒に行くから

〇〇:ありがとうございます

〇〇と橋本は一緒に秋元さんが居る部屋へ入って行った


橋本:連れてきました、秋元さん

秋元:ありがとう

〇〇:あの、なんで僕を呼んだんですか?

秋元:君は乃木坂メンバー全員に秘密を話したみたいだね

〇〇:はい、話しましたよ

秋元:君が吸血鬼だったとはね

〇〇:あの、僕は秘密話しました、秋元さん前のマネージャーの事教えて下さい

秋元:そうだね、約束通り話そうか

秋元:まだ、3期生が加入してくる前の話だ

秋元:あの時は初めて男性マネージャーを雇おうと思ってね

秋元:まさか、雇ってあんなことが起きるとは思わなかったよ

〇〇:何が起きたんですか?

秋元:その雇った男性は君と同じ吸血鬼だったんだ

〇〇:やっぱりそうだったんですね

秋元:雇って1.2ヶ月は何もなかったんだけど

秋元:その男性マネージャー雇ってから3ヶ月経って、皆の様子がおかしかったんだ

〇〇:おかしかった?

秋元:メンバー皆、マネージャーに怯えていたんだよ

秋元:それで、事件が起きたんだ

秋元:そのマネージャーが2期生を次々に襲って行ったんだ

〇〇:なるほど…それで僕を嫌ってるのか…

秋元:2期生の何人かは、そのマネージャーに血を吸われたり暴力を振るわれたりされたんだ

〇〇:トラウマになって、僕とは関わりたくないですよね

秋元:2期生の皆が君に慣れるのにはまだ時間が必要だと思う

〇〇:分かりました、ありがとうございます

橋本:この話聞いてどうするの?

〇〇:そうですね、僕は皆さんに傷付けないし無理矢理何かしたりしないって証明するんですよ

秋元:君は面白い人間だね

〇〇:え?どこがですか?

秋元:いや、気にしなくていい、乃木坂の皆をよろしく頼むよ

〇〇:はい!

秋元:話は終わりだよ、戻っていいよ

〇〇:分かりました

〇〇と橋本は部屋出て皆が居る部屋へ戻って行く

〇〇:さて、どうしようかな

橋本:え?何が?

〇〇:2期生の皆さんに僕は悪い吸血鬼じゃないよって証明する方法ですよ

橋本:あー、そうだね

〇〇:どうしたらいいですかね?

橋本:もしかしたら、皆が説得してくれてるかもよ?

〇〇:え、皆って?

橋本:1期生と3期生と4期生だよ

〇〇:どうですかね

橋本:〇〇くんの事、気に入ってるみたいだから大丈夫だよ

〇〇:そうだといいですけど

ーーーーーーーーーーーーー

白石:ねぇ、2期生の皆〇〇くんに少し優しくしてあげて?

新内:さすがに白石さんのお願いでも無理ですよ…

白石:お願い…〇〇くんは悪い子じゃないから…

北野:私達はあのマネージャーに血を吸われたり暴力を振るわれました…無理ですよ…トラウマなんです…

梅澤:お願いします、皆さん!

怜奈:私達は、あの人信じることは出来ません…

白石:私の事を命懸けで助けてくれたんだよ?

遠藤:〇〇くんは文化祭の時に私を助けてくれました

賀喜:〇〇くんは色んな人に化け物とか言われても皆を守ってくれましたよ

伶奈:分かりました、完全に信頼することは出来ませんけど、出来るだけ普通に接するようにします

橋本:あれ?この空気感はなに?

白石:2期生の皆を説得してたの

橋本:あ、やっぱりしてたんだね

〇〇:奈々未さんの言う通りだった…

橋本:それで空気が少し重いのか

橋本:2期生の皆、もし〇〇くんに変な事して来たら報告して?

橋本:私がボコボコにするから

橋本を不敵な笑みを浮かべて呟いた

〇〇:あ、あの、その笑顔怖いです…冗談に聞こえないんですけど?

橋本:だって、本気だから

〇〇:そうなんですね…ってか、僕は皆さんに手を出そうなんて思ってないんですけど?

橋本:〇〇くんがそんなことしないって知ってるよ

新内:私はまだ君を信頼出来ないから

〇〇:はい、それでもいいですよ

〇〇:簡単にトラウマを乗り越えることは出来ないって分かってます

〇〇:僕はこれから2期生の皆さんに信頼してもらえるように行動して行くだけです

北野:君って、変わってるね、嫌われてるって分かってるのにそこまでするって

〇〇:僕は皆さんのマネージャーでもあるので、信頼して貰うことが大事って思ってるからです

橋本:やっぱり、〇〇くんをマネージャーにして正解だった

白石:そうだね、乃木坂の皆前よりも明るくなってるし

橋本:これからも、乃木坂の皆を明るくしてくれるよ

白石:そうだと良いね

〇〇:はぁ…これで問題解決なのかな?

橋本:よかったね、〇〇くん

〇〇:はい、よかったです

ーーーーー数時間後ーーーーー

〇〇:疲れたな…

橋本:もう帰って大丈夫だよ?

〇〇:え?ほんとですか?

橋本:うん、いいよ?

〇〇:じゃあ、帰らせてもらいます

筒井:〇〇、もう帰るの?

〇〇:うん、もう僕がすることはないからね

筒井:じゃあ、一緒に帰ろ?

〇〇:いいよ、帰ろっか

〇〇達は鞄を持って事務所を出た

筒井:〇〇、1週間休んでた間何してたの?

〇〇:休んでた間ね、ゲームしてたよ

筒井:え?ずっとゲームしてたの?

〇〇:ゲームしてお風呂入って歯磨きしてそんな感じだったよ

筒井:そうなんだ

〇〇:ゲームは長い時間しなかったから、ほぼ寝てたよ

筒井:明るい時間の間は寝てたってこと?

〇〇:まぁ、そんな感じだよ

筒井:あ、もう家に着いちゃった

〇〇:また、明日ね

筒井:うん!ばいばい!

〇〇はあやめを別れて家に入っては部屋に向かって行く

〇〇:今日は疲れたな…

〇〇:ご飯はいいや、このまま寝よ…

部屋に入ってベッドに寝転び深い眠りについた

ーーーーーーーーーー

〇〇:ん…ここはどこだ…?

〇〇:僕は…家で寝てたはず…ってことは、夢の中?

??:いや〜、君はまだまだ

〇〇:君は、誰だ?

??:僕かい?僕の名前はアルだよ

〇〇:アルか、でここはどこなの?

アル:ここは君と僕の精神世界だよ

〇〇:精神世界…アルは一体何者?

アル:ん〜、そう聞かれると困るな…まぁ、悪魔って感じかな

〇〇:どうして悪魔の君がいるの?

アル:君が産まれた時から僕は君の中にずっといたんだよ

〇〇:え?じゃあ、僕はどうして吸血鬼なの?

アル:それは僕にも分からないんだよね

〇〇:そっか、分からないままか

アル:でも、君はこれから吸血鬼と悪魔のハーフになるから

〇〇:そっか、アルがいるからか

アル:だから、尻尾が出るよ

〇〇:マジか…

〇〇:悪魔ってことは、角が出たりするの?

アル:角は出すこと出来るよ?

〇〇:あ、それは出さないままでお願いします

アル:わかった

〇〇:吸血鬼は赤い瞳になるけど悪魔は瞳の色は何色になるの?

アル:水色か黄色のどっちかになるよ

〇〇:そっか〜

アル:まぁ、どの色になるかはなってみないと分からないね

〇〇:吸血鬼と悪魔の力…要らねぇ〜…

アル:そんなこと言わないでよ、〇〇

〇〇:え?僕の名前教えたっけ?

アル:教えてないよ、ずっと〇〇の中にいたんだから名前知ってるに決まってるじゃん

〇〇:確かにそうだね、アルは本当に悪魔なの?

アル:え?悪魔に決まってるじゃん!

〇〇:だって、見た目めっちゃ犬じゃん!

アル:まぁまぁ、見た目は気にしないでよ〇〇

〇〇:わかったよ

アル:そろそろ朝になるよ

〇〇:わかった、起きる時間か

アル:じゃあ、またね〇〇

〇〇:うん、またねアル

ーーーーーーーーーー

〇〇:ん〜…眠いわ

〇〇:あ、本当に尻尾生えてる…

腰辺りに黒い尻尾が生えていた

〇〇:吸血鬼と悪魔のハーフ…意味分からん事になったな…

〇〇:とりあえず、着替えるか

ジーパンと黒いパーカーに着替えてた

〇〇:尻尾は上手く隠れてるね

〇〇:さて、事務所に行くか

鞄を持って家を出て事務所へ向かって行った

ーーーーー事務所ーーーーー

〇〇:おはようございます

橋本:おはよ、〇〇くん

〇〇:奈々未さんおはようございます

橋本:そういえば、秋元さんが呼んでたよ?

〇〇:え?またですか?

橋本:うん、早く行きな?

〇〇:分かりました

秋元さんの居る部屋に行ってはドアをノックして中に入った

〇〇:失礼します、秋元さんに呼ばれてると奈々未さんに言われて来ました

秋元:来てくれてありがとう〇〇くん

〇〇:いえ、それでどうして僕は呼ばれたんですか?

秋元:1ヶ月後に日向坂のマネージャーになって欲しいんだ

〇〇:え?僕が日向坂のマネージャーにですか?

秋元:〇〇くんなら大丈夫だと思ってね

〇〇:分かりました

秋元:引き受けてくれる?

〇〇:はい、やります

秋元:1ヶ月後頼むよ、〇〇くん

〇〇:はい

部屋を出てメンバーの居る部屋に向かって行った

筒井:あ、〇〇おはよ

〇〇:おはよ、あやめ

橋本:あ、〇〇くん秋元さんに何言われたの?

〇〇:1ヶ月後に日向坂のマネージャーになってくれだそうです

橋本:え?1ヶ月後に?

〇〇:はい、理由は分かりませんけど

橋本:どうして急に…

〇〇:日向坂でなにかあったんですか?

橋本:何かが起こったって話は聞いてないんだよね

〇〇:そうですか

飛鳥:〇〇日向坂のマネージャーになるの?

〇〇:はい、1ヶ月後に日向坂のマネージャーになります

飛鳥:ふ〜ん、そっか

橋本:あれ?飛鳥、〇〇くんが居なくなるから寂しいの?

飛鳥:そ、そんな訳ないだろ…!//

橋本:ほんとは寂しいくせに〜

飛鳥:うるさい!奈々未!

〇〇:あはは…

橋本:後、1ヶ月間よろしくね〇〇くん

〇〇:はい、よろしくお願いします

筒井:あと1ヶ月ってマネージャー辞めるの?

〇〇:辞めるって感じかな、日向坂のマネージャーする事になったんだ

筒井:え…じゃあ、もうここで会えないってこと?

〇〇:そうなるね、事務所は別だから

筒井:そっか…

〇〇:俺が居なくても頑張ってね?

筒井:頑張るよ!

あやめは遠藤達が居る場所へ行った

筒井:ねぇ…さく、かっきー

遠藤:どうしたの?あやめん

筒井:〇〇乃木坂のマネージャー辞めるんだって

賀喜:え!?どうして!

筒井:日向坂のマネージャーをする事になったって言ってた

遠藤:そっか〜寂しくなるね

賀喜:いつから日向坂のマネージャーをするの?

筒井:1ヶ月後に日向坂のマネージャーをするって

遠藤:後、1ヶ月…か

賀喜:短いね、

筒井:うん、

遠藤:乃木坂のマネージャー辞めても、いつでも会えるよ

筒井:そうだね

to be continued……。

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