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「ヴァンパイア」Part6

〇〇:今日は事務所に行かないとな…

〇〇:ふぁ〜…眠い…

〇〇:さて、準備しよ

事務所に向かう為の身支度をし始めた

〇〇:髪はこんな感じでいいかな?

〇〇:よし、行くか

リュック背負って家を出てた

〇〇:うわ、眩しい…っ

筒井:あ、〇〇おはよって、髪セットしてるじゃん!

〇〇:初めてしたから、下手くそだけどね

筒井:いや、かっこいいよ、似合ってる

〇〇:なら安心、良かった

〇〇:乃木坂の皆に何か言われるかな…

筒井:大丈夫だよ、何も言われないから

〇〇:ならいいけど

筒井:ほら、早く行こ?

〇〇:うん、わかった

ーーーーー事務所ーーーーー

〇〇:おはようございます

筒井:おはようございます〜

橋本:あれ?もしかして、〇〇くん?

〇〇:はい、そうですよ

橋本:髪切ったんだね、似合ってるよ

〇〇:ありがとうございます

橋本:でも、どうして髪切ったの?

〇〇:それには、理由がありまして…

橋本:理由ってなに?

筒井:今度、文化祭でメイド執事喫茶店をする事になったんですよ

橋本:へぇ〜、面白そうじゃん

〇〇:お願いします、文化祭には来ないで下さい

橋本:なんで?

〇〇:それは、僕が執事する事になったからですよ…

橋本:それで髪切ったって事か

〇〇:本当に来ないで下さい

橋本:え〜?どうしようかな?

〇〇:マジでお願いします!

橋本:考えておくよ〜

〇〇:はぁ〜…

筒井:〇〇、皆の所に行くよ

〇〇:あ、わかった

ーーーーーーーーーー

筒井:おはよ〜

遠藤:おはよ、あやめん

賀喜:えーっと、隣の人は?

筒井:え?〇〇だよ?

遠藤:え!〇〇くんなの!?

〇〇:はい、〇〇ですよ

久保:〇〇くんって、やっぱりイケメンだね!

〇〇:ありがとうございます

賀喜:どうして急に髪切ったの?

〇〇:あやめに無理やり美容院に連れて行かれて切られました

筒井:だって、イケメンなのにもったいないじゃん!

美月:確かに、もったいないよ〇〇くん!

〇〇:僕は目立ちたくないので前髪は伸ばしたままが良かったんですけどね

梅澤:なんで、そんなに目立ちたくないの?

〇〇:まぁ…色々ですよ

久保:そうなんだ

賀喜:ねぇ、あやめ

筒井:ん?なに?

賀喜:〇〇くんは過去に何があったの?

筒井:私も知らないんだよね

遠藤:え?知らないの?

筒井:うん、でも、虐めを受けてたってのは知ってるけど

遠藤:〇〇くん、虐めを受けてたの?

筒井:うん、虐められた理由は分からないけどね

賀喜:虐め、止めれなかったの?

筒井:つい最近知った事だから、どうにも出来なかったよ

遠藤:そうなんだ…

筒井:もっと早くに気付いて、〇〇を助けたかったよ…

賀喜:そうだね、私達で気にかけてあげよ?

筒井:そうだね…

〇〇:あやめどうしたの?急に暗い顔して

筒井:なんでもないよ、大丈夫!

〇〇:そっか、何かあったら頼ってね?

〇〇は優しく微笑みかけながらあやめの頭を撫でた

筒井:もう…ずるいよ…

〇〇:ん?何か言った?

筒井:ううん、何も言ってないよ

〇〇:そっか、良かった

遠藤:ふふっ、やっぱり〇〇くんは優しく人だね

賀喜:だね、優しすぎる人だよ

橋本:皆〜元気〜?

飛鳥:あ!奈々未〜!

橋本:飛鳥〜元気だね?

飛鳥:奈々未が来てくれたから元気だよ

〇〇:飛鳥さんと奈々未さんって仲良いですね

橋本:まぁね〜

飛鳥:お前、私の奈々未に何かしたら許さないからな!

〇〇:何もしませんよ

橋本:〇〇くんには、そんな事する勇気がないよ

〇〇:そうですよ

橋本:飛鳥にお願いがあるんだけどいい?

飛鳥:奈々未のお願いなら何でも聞く!

橋本:〇〇くんと仲良くして欲しいの

飛鳥:え〜…

橋本:〇〇くんは良い人だから大丈夫だよ

飛鳥:わかった

飛鳥:おい!〇〇!

〇〇:あ、はい、どうしましたか?

飛鳥:お前と仲良くしてやる!

〇〇:え?いいんですか?

飛鳥:奈々未のお願いだからな

〇〇:ありがとうございます!飛鳥さん!

飛鳥:ん!良い奴だったら、1、2期生にも仲良くするように言ってあげる

〇〇:本当に助かります!

飛鳥:これからよろしく、〇〇

〇〇:よろしくお願いします!飛鳥さん!

〇〇:橋本さんありがとうございます!

橋本:これで、メンバーと仲良く出来るね

〇〇:はい!

橋本:(〇〇くんは他の人には言えない何かを抱えているような気がする…)

久保:〇〇くん

〇〇:久保さんどうしたの?

久保:誰と話してたの?

〇〇:橋本さんと飛鳥さんです

久保:飛鳥さんと話してたの?

〇〇:はい、橋本さんのおかげで飛鳥さんと仲良く出来ます

久保:そうなんだ、良かったね!

〇〇:飛鳥さんは橋本さんの事好きなんですね

久保:ずっと仲良いからね

〇〇:へぇ、そうなんだ

ーーーーーーーーーー

筒井:かっきー、さく

賀喜:ん?なに?

筒井:今度ね、高校で文化祭があるんだけど

遠藤:え!行く!

賀喜:じゃあ、私も行こうかな

筒井:じゃあ、来てね!

遠藤:うん!

賀喜:あやめ達は文化祭何するの?

筒井:メイド執事喫茶だよ

遠藤:ん?メイド執事喫茶ってなに?

筒井:メイドと執事がいる喫茶店だよ

賀喜:執事は誰がするの?

筒井:〇〇だよ

遠藤:え!そうなの?

筒井:クラスの人の女子がさ、〇〇くんなら執事似合うじゃない?って言って、〇〇がする事になったんだよ

賀喜:お〜、そうなんだ

筒井:クラスの男子は〇〇の事を悪く言ってたけどね

遠藤:え?なんで?

筒井:学校にいる時の〇〇は大人しくて無口だからね

賀喜:え、ここにいる時と全然違うじゃん

筒井:多分、ここで明るいのはマネージャーだからだと思うよ

遠藤:じゃあ、本当はめっちゃ暗い人ってこと?

筒井:うん、そうだよ

賀喜:本当に、ここにいる時と違うんだね

ーーーーーーーーーー

〇〇:(ん?誰が噂してる?)

久保:どうしたの、〇〇くん

〇〇:いや、何でもないです

久保:今日は血を吸わなくても大丈夫なの?

〇〇:まぁ、大丈夫だとは思います

久保:そっか、良かった

〇〇:ちょっと、心配なので少し吸わせてください

久保:うん、いいよ

〇〇:ありがとう

久保の首筋に顔を埋めて〇〇は噛み付き喉鳴らしながら血を飲んだ

久保:あ…っ、んん…、

〇〇:久保さん、ありがとう

久保:ううん、いつでも言ってね?

〇〇:ほんとにありがとう

久保:いえいえ

〇〇:じゃあ、僕は4期生の所に戻りますね

久保:わかった

〇〇:はぁ〜…文化祭嫌だな〜

筒井:ねぇ、〇〇

〇〇:ん?どうしたの?

筒井:文化祭、絶対に行くよ?

〇〇:あ、うん、わかってるよ…

筒井:迎えに行くからね

〇〇:え?なんで?

筒井:迎えに行かないと、学校に行かないでしょ?

〇〇:バレてたか…

ーーーーー数時間後ーーーーー

〇〇:仕事も終わったし、帰るか

橋本:〇〇くん、ちょっといい?

〇〇:はい、大丈夫ですよ

橋本:着いて来てもらえる?

〇〇:わかりました

〇〇は橋本の後ろをついて行き部屋の中へ入って行った

橋本:秋元さん、連れて来ました

〇〇:失礼します

秋元:お、よく来てくれたね、〇〇くん

〇〇:あの、僕を呼んだ理由はなんですか?

秋元:メンバーとは仲良くなれたかい?

〇〇:4期生と3期生の皆さんとは仲良くなれましたけど

秋元:1期生と2期生とは仲良くなれてないのか

〇〇:はい、過去のマネージャーが関係してるみたいで

秋元:もう知っているんだね

〇〇:橋本さんから過去の男性マネージャーについて教えてもらいました

秋元:そうか

〇〇:過去に何があったのか、詳しく教えてくれないんですか?

秋元:まだ、言えないな

〇〇:そうですか

秋元:君も、隠し事してるだろ?

〇〇:…(嘘だ、バレてるのか?)

秋元:…その反応は、隠し事があるんだね

〇〇:まぁ、そうですね

秋元:過去に何があったのか、1、2期生の本人達から聞くといいよ

〇〇:わかりました

秋元:その時は、君の隠し事も言う必要があるよ

〇〇:そうですね…

〇〇:僕は帰ります

〇〇は部屋出て自分の荷物を置いてある場所へ行った

〇〇:まさか、隠し事してることがバレるとはな

〇〇:なんか、疲れた…

〇〇:はぁ…帰るか

ーーーーーーーーーー

橋本:秋元さん、どうして、〇〇くんが隠し事してることが分かったんですか?

秋元:まぁ、勘かな

橋本:相変わらず、すごいですね

秋元:それは、橋本もだろ?

橋本:え?どうしてですか?

秋元:〇〇くんが何か隠し事してるって、気付いていたんじゃないのか?

橋本:それは…なんとなくですけど

秋元:さすがだね

橋本:〇〇くんも過去に何かとても辛い事があったんだと思います

秋元:橋本は〇〇くんの事どう思う?

橋本:乃木坂にとって、とても大切な人になると思います

秋元:期待できそうだね、〇〇くん

橋本:はい

to be continued…。

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