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弱視のステージ

お店では、どこに何があるか
わかってるから ぶつかったり つまづいたりしない
でも、外は ステージの大きさもちがうから リハーサルの時、覚えるようにする
コードには なるべくガムテープ貼って、引っかからないようにして、

本番は 自分が歌う時、ピンスポットが あたる
眩しくて何も見えない
はじめは お客さんが見えない分、緊張しなくていい
でも、時々 お客さんが花束持って来てくれる
それが 見えない お客さんが、ピンスポット内に
現れてはじめて気がつくから
びっくりしちゃう
だから変な所でブレスしちゃったり 笑

月影のナポリ イタリア語
で、キーボードと ハモって歌う、だから、歌いながら
歩いて近づいて行ったら
ステージから 落ちた
キーボード、ステージギリギリに設置してたのね
でも、低いステージだったから 少し高い階段くらい
何もなかった顔して
歌いながら上がった。
高いステージじゃなくて
たすかりました。

花束、地方に行くと必ず
20束くらい 貰うのですが
おじさん達、持って帰らない
だからキーボードと、私、師匠は 奥さん喜ぶからと
一つだけ、あと2人で両手いっぱいに、ステージ衣装も
持って帰る だいたい
ススキノ解散だから
私は 両手に花束かかえ
タクシーに、実家だったから
タクシー代も 千円ちょっとで ついたからいいんだけど
家に 着くのは夜中
両親も寝てる この花どえしよう…お風呂だ、少しだけ
水溜めて、花束のアルミだけ
とっていれて寝た

母はいつも、お花が沢山あっていいね リビングと玄関
トイレにまで 小さな花瓶に
飾って、それでも あまるから、近所の人に おすそわけ
8年間、沢山のお花貰った
たまに、割り箸に一万円札挟んでくれた人も…花より団子より、お札!
いっぱい貰って 山分けだ!
昭和ですね。  笑

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