見出し画像

武豊騎手の馬質予想

こんにちは
7/20、7/21週の武豊騎手の騎乗馬について考察していきます
今週から札幌競馬が開幕。函館とうってかわって猛暑日続きの中、夏競馬の後半戦が始まります。
日曜日に小倉競馬場では中京記念が組まれていますが、武豊騎手は両日とも札幌での騎乗です
それでは全15鞍の考察を始めます

土曜 札幌
2R 3歳未勝利 ダ1000 タマモアルタイル A
前走:6/29 函館同級 ダ1000 横山和 4着/1人
美浦:水野貴広厩舎 馬主:タマモ

 前走はハイペースの中逃げるフォートボヤールを追走したが、勝ち馬に突き放され、この馬はズルズルと下がってしまった。2、3着の馬は比較的平均ペース当たりで競馬を進めた2頭でこれらとほぼ差のない競馬をしているので着順ほど評価を下げる必要はない。横山和生騎手もバテたと思うと追う動作を緩めて無理をさせない騎乗だった。今回はそのバトンを受け取り勝利を掴みたい。

3R 3歳未勝利 ダ1700 メイショウソムリエ B
前走:5/18 東京同級 ダ1400 横山武 3着/1人
美浦:蛯名正義厩舎 馬主:松本好雄

前走はスタートした後の出脚が良くなく後方から。窮屈な競馬をした上に切れる脚がないこの馬は地力で3着まで上がったがそこまでが精一杯だった。参考までに中山での1800戦を見ると最後の200を切ると脚がバッタリ止まるという競馬が続いていた。しかし先行できると大負けすることはなく、今回も先行すれば勝機はあるだろう。最後に坂がないコースもこの馬にはプラスに働く。

5R 2歳新馬 ダ1700 イフウドウドウ B
父:ルヴァンスレーヴ 母父:ダンスインザダーク
栗東:角田晃一厩舎 馬主:キーファーズ

ドウデュースを所有するキーファーズの2歳世代の出走。父のルヴァンスレーヴはこの世代が初年度産駒。調教の動きはそこそこで実戦でどうなるのか。ダート三冠路線も出来たので楽しみである。

7R 3歳上1勝ク 芝1200 ハレアカラフラ B
前走:5/5 新潟同級 芝1400 松岡 4着/8人
栗東:音無秀孝厩舎 馬主:金子真人HD

前走は逃げて惨敗したのを受けて松岡騎手は控える形の競馬を選択。かなり鞍上手綱を引っ張る時間が長く、行きたがる馬を御すのに苦労した。その分最後の直線で1度は抜け出したものの前半のロスが大きく後続に飲み込まれた。今回は頭数も少なく芝の1200戦。追走が急にキツくなる1200でもこの馬の気性なら逆に楽になるだろう。


9R北辰特別 芝1800 アドミラルシップ B
前走:3/3 弥生賞(G2) 芝2000 戸崎 8着/7人
美浦:相沢郁厩舎 馬主:芹沢精一

弥生賞以来5ヶ月ぶりのレースとなるこの馬。新馬戦は超ドスローの3番手追走で先に抜け出したヴィレムを最後の最後で捉えた。ゆりかもめ賞は距離が長く、弥生賞は展開が向かなかった。ホープフルSは展開に助けられるところがあったのであまり評価出来ず。距離も1800がベストかもしれない。



10R釧路湿原特別 芝2000 マイノワール A
前走:6/29 函館1勝ク 芝2000 武豊 1着/4人
栗東:笹田和秀厩舎 馬主:松島一晃

前走は初勝利から期間は空いたものの未勝利、1勝クラスを連勝。厳しいと言ってしまった前回の考察から悔い改め、今回は堂々のA評価。今思えばマインドユアビスケッツに函館やダートでも勝利したチカノワールという血統。洋芝が合わないはずがない。それを証明するように前走は好時計で圧勝。今回もメンバーも手薄で良さそう。

11R TVh杯 芝1200 ラキエータ  B
前走:6/16 函館同級 芝1200 武豊 15着/1人
栗東:音無秀孝厩舎 馬主:シルクレーシング

前走は得意の北海道シリーズで晴れてオープン入りかと思いきや全く力を出せずに凡走。武豊騎手も音無調教師も何故負けたのか分からないと言うほどの負けっぷり。少し間隔を空けて調整した成果が出るのだろうか。札幌開幕週の前残り馬場も少し懸念点。

12R 3歳上1勝ク ダ1700 カルパ C
前走:6/30 小倉同級 ダ1700 川田 5着/3人
栗東:須貝尚介厩舎 馬主:金子真人HD

久々の騎乗となるこの馬。昔話をすると新馬戦は後にG1を勝つレガレイラや札幌2歳Sを勝つセットアップなど好メンバーが揃った新馬戦であった。ダート1400で初勝利を上げると本格的にダートへ転向。昇級緒戦の前走は道中動いて行ったが最後でバテて失速。1700は長い印象を受ける

日曜 函館
2R 3歳未勝利(牝限)ダ1700 メイショウコオロギ C
前走:6/30 函館同級(牝限) ダ1700 武豊 8着/4人
美浦:和田勇介厩舎 馬主:松本好雄

前走とスタートから押したものの馬が動かず。その後は砂を被るのを嫌がったズルズル下がり、直線では流して終わりで全く競馬にならなかった。きっちり走ってくれるかが問題である。何か変わってくれるといいのだが…

3R 3歳未勝利 芝1200 リュノサントレ C
前走:3/10 中京同級 芝1400 角田和 3着/4人
栗東:音無秀孝厩舎 馬主:堀祥子

何故か連続でダートを使われ、前走は芝に戻すと直ぐに結果を出した。今回はかなりメンバーが揃った上に初の1200で追走も厳しそうであるし、先行するとハイペースに巻き込まれそうだ。

5R 2歳新馬 芝1800 アルデフォックス B
父:Medaglia d'Oro 母父:Curlin
栗東:藤岡健一厩舎 馬主:秋元竜弥

本当に情報が何も無く、公開調教のタイムも出ておらず未知数。相手関係だけを話すとショウナンパンドラの仔のショウナンサムデイなど良血馬が揃った。この馬はどこまで対抗できるのか、期待したい。

6R 3歳未勝利 芝2000 テンダーデイズ B
前走:6/30 函館同級 芝2000 武豊 9着/3人
栗東:笹田和秀厩舎 馬主:京都RH

 前走は好走した2走前と同じ形の競馬をしようとしたが前回は馬が動かず、伸びずバテずの競馬だった。今回のメンバーはかなり手薄なので、ここまでの集大成を見せて欲しい。

9RHBC賞 芝1200 ナムラローズマリー A
前走:6/29 函館1勝ク 芝1200 武豊 1着/1人
栗東:羽月友彦厩舎 馬主:奈村睦弘

未勝利戦では函館開幕週ながらも1番時計を出し快勝、前走はスタート良く先頭を取るとハイペースで逃げて最後はやや詰められたものの1勝クラスも危なげなく勝利した。今回は3歳馬が多くいるものの、強いメンバーではなくここでも連勝を伸ばしたい。

11RしらかばS 芝1200 ゾンニッヒ A
前走:6/9函館SS(G3) 芝1200 武豊 6着/9人
栗東:池江泰寿厩舎 馬主:金子真人HD

前走は函館開幕週で完全な前残りの馬場のなか、ハイペースで展開が向いたものの1頭だけ追い込んで6着を確保した。今回はハンデ戦でトップハンデとそこそこ斤量が重くなった。しかし11頭立てと非常に捌きやすい頭数にもなった。このままだとキーンランドC(G3)は除外になってしまうので賞金加算をしておきたい。

12R3歳上1勝ク 芝1500 ダミエ B
前走:6/22 函館同級 芝1800 武豊 5着/4人
栗東:武幸四郎厩舎 馬主:キーファーズ

前走は初の北海道シリーズで武幸四郎調教師の「1200か1800なら1800かな」という言葉通り1800を選択したがちょっと距離が長かったイメージ。そこで函館で続戦することはなく、この1500戦に照準を絞ってきた。先行出来れば前残り馬場も味方してくれるだろう。

以上になります
来週は調教で良く動くアルテヴェローチェの新馬戦に加えて、日曜日のクイーンS(G3)ではボンドガールで挑戦します。
さて今年も札幌競馬場で行われるWASJに武豊騎手が選出されました。去年は惜しくも3位でしたから今年は優勝目指して欲しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?