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武豊騎手の馬質予想

こんにちは
7/27、7/28週の武豊騎手の騎乗馬について考察していきます
今週も両日札幌での騎乗。
日曜日のクイーンS(G3)にはNHKマイルC(G1)17着以来となるボンドガールに6年振りの51キロで騎乗します。
それでは全9鞍の考察を始めます。

土曜 札幌
1R 2歳未勝利 芝1500 アスゴット B
前走:7/14 函館新馬 芝1800 武豊 5着/3人
栗東:矢作芳人厩舎 馬主:広尾レース

 前走の新馬戦では逃げたアスクシュタインがフラフラしながら道中走っていた影響を受けて、最内枠からのスタートになったこの馬は外に出す余裕がなく、先行集団と3角で既にリカバーできない差が開いていた。距離短縮がどう出るか分からないが、メンバーもそこまで厚くなく期待はできる。

5R 2歳新馬 芝1500 アルテヴェローチェ A
父:モーリス 母父:ディープインパクト
栗東:須貝尚介厩舎 馬主:大野照旺

ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ソダシを管理した須貝尚介厩舎の大物候補。須貝師が「マイルで頂点を目指せる馬」とべた褒め。栗東で行われていた調教時計も抜群。ただモーリス産駒なだけに気性が心配。いわゆる新馬向きの馬とならないように心掛けて騎乗してもらいたい。相手は良血馬ヒシアマンか。

8R 3歳上1勝ク ダ1700 オルゴーリオ A
前走:5/25 東京未勝利 ダ1400 菊沢 1着/8人
美浦:菊沢隆徳厩舎 馬主:ノルマンディーTC

前走は初出走ながらも1400の早い流れに対応して先行。先行した他馬がバテて沈んでいくのに対してこの馬だけ加速し圧倒的1番人気だったアメリカンランナー以下を完封。今回は前走から300mの延長だが、前走で見せた心肺能力ならこなせそう。


9R積丹特別 芝2600 ナムラブーニン C
前走:5/11 京都同級 芝2000 泉谷 5着/7人
栗東:高橋一哉厩舎 馬主:奈村睦弘

前走は武豊騎手がサブマリーナで勝利したあずさ賞で5着。スローペースの中、後方から3番手で競馬を進めた。3角で手応えが怪しくなると最後の直線はバテてきた馬を交わすのが精一杯。距離延長となる今回は厳しいだろう。


11R STV賞 芝2000 シュバルツクーゲル B
前走:4/27 青葉賞(G2) 芝2400 北村宏 10着/11人
美浦:鹿戸雄一厩舎 馬主:G1レーシング

3走前の東スポ杯2歳S(G2)からは結果が出ていないこの馬。青葉賞は距離が長い印象を受けたので度外視できる。調教師も「キレる脚がない分しぶとい。中山2000もいいと思う(弥生賞時)」と馬の特徴をわかっている。今回はハンデ戦で斤量も54キロと軽い。持ち前のしぶとさで勝利をもぎ取って欲しい。


日曜 札幌
1R 3歳未勝利 芝1500 スウィートリワード A
前走:7/6 函館同級(牝限) 芝2000 武豊 3着/1人
栗東:宮本博厩舎 馬主:重野心平

前走は北海道シリーズで1800を連戦していたものの、初の2000はやはり長かった様だ。今回は京都で好走した1400に近い札幌1500。器用なこの馬にとってはシュートからのスタートでも問題ないだろう。前走武豊騎手が騎乗したインマイポケットは強力そうだが、安定感ではこの馬の方を推したい。

5R 2歳新馬 芝1800 エレガンシア B
父:ルーラーシップ 母父:スペシャルウィーク
栗東:高柳大輔厩舎 馬主:広尾レーシング

ラパンチュール、アスゴットに続いて2歳新馬の広尾レース所有馬は3頭目だ。調教ではそこそこ動いているものの大物感としてはルメール騎手騎乗のロパシックの方が高そう。武豊騎手は母のステラリードと姉のパラスアテナに騎乗経験がある。

9R阿寒湖特別 芝2600 ワレハウミノコ B
前走:7/13 函館同級 芝1800 武豊 8着/5人
栗東:武英智厩舎 馬主:谷掛龍夫

前走は伸びずバテずの競馬で、スローペースで展開が向かなかった中、競馬にならなかった。今回は思い切っての距離延長。3走前は2400の競馬で先行し、結果を出しているのでスタミナ面は不安はない。ただその3着も重馬場ではあったが最後はバテていたので2600はあまり歓迎できない。

11RクイーンS(G3)芝1800 ボンドガール B
前走:5/5 NHKマイルC(G1) 芝1600 武豊 17着/3人
美浦:手塚貴久厩舎 馬主:藤田晋

前走は好位で直線抜け出しを図ろうとしたところ外からきたアスコリピチェーノにぶつけられ、内埒にぶつからないようにしたため、競馬にならなかった。今回は初の1800、4回のコーナーと初物尽くし。しかし新馬戦前の評判からするとここは勝っておきたい。斤量も51キロとかなり軽く、コンクシェルやウンブライルなどの重賞好走勢と逆転は可能か。美浦での追い切りはチグハグだったものの札幌ではしっかり折り合った。秋に向けて試金石になりそうだ


以上になります
来週はエルムSに一昨年のホープフルS(G1)勝ち馬のドゥラエレーデで挑戦します。相手も揃ったものの、海外、地方で走ってきた実力を考えるとここはすんなり勝っておきたい。
また8/12に盛岡競馬場で行われるクラスターCにジレトールで騎乗すると発表されました。夏競馬はまだまだ楽しみが続きます!


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