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武豊騎手の馬質予想

こんにちは
8/3、8/4週の武豊騎手の騎乗馬について考察していきます。
先週のクイーンSではボンドガールが僅差の2着で悔しい結果となりました。
今週は第1回札幌競馬の最終週。第2回札幌競馬では札幌記念が組まれており、夏競馬も佳境にさしかかっていきます。
さて今週は土曜メーンはアドマイヤビルゴ、日曜メーンのエルムS(G3)は一昨年のホープフルS(G1)を制し、前走のドバイWC(G1)で5着だったドゥラエレーデで挑戦します。
それでは全13鞍の考察を始めます

土曜 札幌
1R 2歳未勝利 芝1500 マギームーン C
前走:6/1 京都新馬 芝1600 武豊 5着/6人
栗東:庄野靖志厩舎 馬主:NICKS

前走の新馬戦はスローペースの中3番手を追走し、展開が向いたが、人気を集めていたダノンフェアレディや未勝利戦を圧勝したショウナンザナドゥから大きく大きく差をつけられた。勝ちタイムは優秀な新馬戦ではあったものの、非力感やスピードの乏しさ、体力のなさを露呈してしまった。今回はメンバーも揃い、厳しそう。

3R 3歳未勝利 芝2000 ソニックドライブ A
前走:7/7 小倉同級 芝2000 坂井 4着/1人
栗東:田中克典厩舎 馬主:ヒダカブリーダーズユニオン

前走は小倉の開幕週で前半の5Fは60秒を切るぐらいのペースでだったが、完全に前残りで上位3頭は先行勢で、捲ったこの馬が4着と力を見せた。またそのレースで武豊騎手が騎乗したファミリーツリーも次走で勝利を挙げた。今回は先行してきた馬が少ないのでスローペースになることだけが心配。福島から転戦してきたバンドジェーヌが強敵か。


9R旭川特別 芝1500 ルクスノア B
前走:1/13 中山同級 芝1600 津村 4着/5人
栗東:平田修厩舎 馬主:ルクス

前走は内埒沿いで行きたがるそぶりを見せるのを津村騎手が抑える形。最後の直線で馬を外に持ち出したが、内に進路を選んだ差し馬に差された。今回は7ヶ月ぶりの実戦で距離短縮。53キロとはいえ不安要素が強い。


11R札幌日経OP 芝2600 アドマイヤビルゴ C
前走:2/18 小倉大賞典(G3) 芝1800  10着/12人
栗東:友道康夫厩舎 馬主:近藤旬子

気づけば7歳になっていたこの馬。能力的にもプログノーシスに勝利した時からピークアウトし、OPでも通用しなくなってしまった。今回は初距離といえども、斤量は60キロ。復活を期待したい。ちなみに武豊騎手が60キロで騎乗するのは初めて。

日曜 札幌

1R 2歳未勝利 ダ1700 イフウドウドウ C
前走:7/20 札幌新馬 ダ1700 武豊 9着/2人
栗東:角田晃一厩舎 馬主:キーファーズ

前走は先行したものの熱中症のような症状を発症し、ずるずると後退してしまった。調教タイムもそこまで速いわけではなく、ダート向きではある。今回で希望がもてる結果を期待したい。

3R 3歳未勝利 芝1200 リュサントノレ  B
前走:7/21 札幌同級 芝1200 武豊 4着/4人
栗東:音無秀孝厩舎 馬主:堀祥子

前走は久々のレースかつ距離短縮で追走に少し苦しんだものの、1番枠を上手く活かして4着と好走した。しかし前を走っていた馬がフラフラと走るためトップスピードを出せた時間は長くなかった。スムーズな競馬ができれば頭まであるだろう。未勝利戦も少なくなるため、最低でも掲示板は確保したい。

5R 2歳新馬 芝1800 リアンベーレ A
父:キズナ 母:ファタルベーレ 母父:Pedro the Great
美浦:手塚貴久厩舎 馬主:インゼルレーシング

母はアメリカのデルマー競馬場でG1勝利を収めている。とにかく調教タイムがずば抜けて良い。ラスト3Fを33.7を洋芝で軽々と出しているのでその瞬発力は折り紙付き。アルマヴェローチェなど調教で動いているものもいるが、大物感とすればこちらの方が上だろう。安定感のあるキズナ産駒だけに期待したい。

6R 3歳未勝利 芝2600 アークドール A
前走:7/6 函館同級 芝2600 武豊 2着/3人
栗東:松永幹夫厩舎 馬主:インゼルレーシング

このレースが北海道シリーズの3歳未勝利戦で組まれている2600m戦最後のレースである。新馬戦は1500m戦で惨敗。そこから2200、2600と徐々に距離を伸ばしてきた。この馬の持ち味はやはりスタミナ。前走勝利したミスガリレオアスクは1勝クラスで好走した。ラストチャンスで待望の初勝利を掴みたい。

7R 3歳上1勝ク(牝限) ダ1700 サウンドアレグリア A
前走:7/14 函館同級(牝限) ダ1700 富田 2着/4人
栗東:武英智厩舎 馬主:増田雄一

今年の3月以来のコンビとなるこの馬。前走は若手騎手らしく逃げたもののハイペースで逃げを敢行。最後はエリカサファイアに交わされたものの、そのエリカサファイアは2勝クラスを楽勝。差をつけられたものの、肉薄はできた。今回は逃げのうまい武豊騎手で必勝体制だ。

9R HTB賞 芝1800 マチカゼ B
前走:7/13 小倉同級 芝1800 西村淳也 4着/5人
栗東:杉山晴紀厩舎 馬主:藤田晋

去年の1月以来のコンビとなるこの馬。前走は小倉開幕3日目で前残りも甚だしいほどの馬場だった。スローペースで進んだため最後の100mほどで前の馬が失速してきたものの時すでに遅し。今回は捲りも効きやすい札幌でどんな競馬を見せてくれるのか。1400と1600で好走歴があり、もし1800が長かったとしても1500があるので悪い結果でも悲観せずに継続騎乗を待ちたい。


10R札幌スポニチ賞 芝1200 スイミーユニバンス B
前走:6/30 函館同級 芝1200 武豊 6着/2人
栗東:平田修厩舎 馬主:亀井哲也

前走はほぼ最後方の位置どりから上がり最速の末脚を使ったものの、勝ったオウバイトウリにはかなり離された6着だった。前走は実績を上げていた馬が多かったが、今回はかなり手薄。好走してきた馬も走破時計が速いわけではないので、展開が向けば鋭い差し脚が効いてきそう。

 

11RエルムS(G3) ダ1700 ドゥラエレーデ A
前走:3/30 ドバイWC(G1) ダ2000 ムルザバエフ 5着/8人
栗東:池添学厩舎 馬主:スリーエイチレーシング

一昨年のホープフルSを勝ってからUAEダービーに出たり、3歳馬で宝塚記念に出たり、鞍上がコロコロ変わったりと話題に尽きないこの馬。最近はダート路線に舵を切っており、昨年のチャンピオンズCや東京大賞典で3着と好走。前走のドバイWCでは勝ち馬にこそはなされたが、BCクラシックで2着に好走したデルマソトガケに先着しており、やはり実力がある。今回はG1勝ち馬ではあるが斤量が57キロとお得。能力的にも一枚抜けており、未勝利戦ではあるものの、この札幌ダ1700を経験しているのは好材料だろう。陣営としても賞金加算するべく必勝体制。武豊騎手自身の連覇を期待したい。


12R 3歳上1勝ク 芝1200 ハレアカラフラ B
前走:7/20 札幌同級 芝1200 武豊 2着/3人
栗東:音無秀孝厩舎 馬主:金子真人HD

1400で行きたがっていた面が生きて、前走では初の1200の追走に苦労しなかった。今回は1200のペースにも慣れてより競馬がしやすくなるだろう。逃げたい馬や先行したい馬が多く、ペースが早くなるだろうが、前走もハイペースの中ナムラローズマリーにも迫ったバシレウスシチーの2着であったから評価したい。

以上になります
来週は調教で良く動くパブリックビーナスの新馬戦に騎乗します。
先日のTCK主催のトークショーで順調ならばという条件付きではありますが、ここまで6戦6勝のオーサムリザルトがアメリカのBCディスタフに挑戦することが発表せれました。ちなみに次走は門別でブリーダーズゴールドカップの予定です。


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