【Re:ステージ!】嶺内ともみさん、伊津村陽花ちゃんとオルタンシアのことを、よろしくお願いいたします

小澤亜李さんと花守ゆみりさんのオルタンシアを通してRe:ステージ!のファンになった人が、オルタンシア伊津村陽花役の新キャストに嶺内ともみさんが決まったことを受けて書いたポエムです。

伊津村陽花役キャスト交代発表時と、花守さん卒業ライブ終了後のポエムも、一応貼っておきます。

嶺内さんと小澤さんの関係について

陽花役の後継キャストについて深く考えることはなんとなく避けていたのですが、発表されたキャストを見たとき、とてもなるほど!と思いました。
オルタンシアの相方である小澤さんにとって、嶺内さんは同じアイムエンタープライズ所属の後輩にあたります。

とはいえこれまで2人は目立った共演歴はないかと思いますが、「小澤と嶺内のガンガンGAちゃんねる」という番組が、昨年から数ヶ月おきに配信されています。
これまで後輩とがっつり絡むのをあまり見ることのなかった小澤さんが、初回で嶺内さんに対して先輩風(?)をびゅーびゅー吹かせていたのがとても印象に残っています。
そして回数を重ねるに従い、2人の間に適度にゆるいけどゆるすぎない先輩後輩関係が形成されているように見えているのですが、それがこれからどう変わっていくのか、何が変わらないのかが楽しみです。

余談ですが、伊津村陽花役の新旧キャストである花守さんと嶺内さんは、同じ1997年生まれの同学年になります。
小澤さんにとってはある意味同期の親友ともいえる存在の花守さんから、後輩である嶺内さんにバトンが渡されるという意味でも、面白いキャスティングだと思います。

「スロウスタート」十倉栄依子役について

嶺内さんのこれまでの代表作を挙げたときに、やはりテレビアニメ「スロウスタート」(2018年1-3月放送)の十倉栄依子役は外せないかと思います。
私が嶺内さんのことを初めて知った、そしてその実力を知ったのもこの作品でした。
現在、嶺内さんについて私が知っている多くのことは、このスロウスタート由来のものになります。

この十倉栄依子ちゃんというのは、女の子を手玉に取る女の子でありつつも典型的なイケメン女子というわけではなく、一方で特に関係性の深い千石冠ちゃんとのやりとりでは普段とは違う空気を纏うことがあったり、そのまた一方では榎並清瀬先生にはどうしても振り回されてしまう……などという、一言ではなかなか言い表せないようなキャラクターです。

突然の自分のツイートで恐縮ですが、これはスロウスタートのキャスト発表がされた当時の率直な感想です。

他のメインキャラには、花名は例えばあわあわ感、たまては元気さ、冠はふわふわ感というかなり強いフックがあるかと思うのですが、栄依子は前述のような多面性が特徴的な子です。
昔から好きだったスロウスタートがアニメ化されることが決まったとき、おそらくメインは若い方が演じられるのだろうなという予感はありましたが、栄依子だけは経験の少ない新人には難しすぎるのではとも考えていました。
(全くの素人の感覚であり、決して他の3人の方が演じるのが簡単であるということはないはずですが)
しかし蓋を開けてみると、なんとよりにもよってレギュラーの中で一番経験の少ないキャストが栄依子役に割り当てられていたのです。
正直、当初は驚きと不安が大きかったです。

そして時空は飛びましてこちらが、原作でも屈指の十倉榎並エピソードが映像化されたアニメ7話「ぐるぐるのてくび」視聴後の私のツイートです。

語彙力がなくなっています。完全に屈しています。

清瀬に対して終始主導権を握っているようなつもりでいる、いつにもまして飄々とした態度から、一転して最後に最高の不意打ちを食らい必死に動揺を隠そうとする栄依子…。
本当に、初レギュラーだとは思えないほど、十倉栄依子役として納得させられたキャラクターの表現でした。

正直のところ、私は嶺内さんについてそこまで多く深くを知るには至れていないという自覚があります。
ですが、あの十倉栄依子を堂々と演じきったという一点だけでも、私が彼女の持つポテンシャルを信じるのには十分すぎました。

嶺内さんのキャラクターソング歌唱とライブについて

Re:ステージ!というコンテンツでの活動で外せないキャラクターソング歌唱についても、スロウスタートで多数行っていました。
その中でもソロ歌唱の「ストロベリーアイスクリーム」は、甘いサウンドに溶け合うような非常に艶のあるある嶺内さんのボーカルが印象的な楽曲です。
アニメの声の演技を経験した後に聴くと、歌でもこのようなキャラクターの表現ができることも納得といった感じではあるのですが、これを(おそらく)初レギュラー・初キャラソン作品で見せてくれた嶺内さんには、改めて脱帽させられます。

そして、「スープにスパイス」という、沼倉愛美さん演じる榎並清瀬と十倉栄依子のデュエット楽曲も、極上のものでした。
女子高生と女教師とは思えないほどのムード感をはらんだサウンドの上で、抜群の色気を持った沼倉さんのボーカルが畳み掛けてくるのですが、それに嶺内さんは埋もれることなく堂々と応戦しています。
2人の関係性がこの1曲にぎっしりと詰まっています。
アニメ終了後しばらくしてから発表されたパッケージ特典楽曲だったのですが、嶺内さんに栄依子を演じてくれて本当に良かったなぁという想いがさらに増幅されたという思い出の1曲です。

このようなデュエットでの声のシナジーを見せてくれていた嶺内さんが、これから小澤さんとオルタンシアでどんなハーモニーを響かせてくれるのか、楽しみでなりません。

嶺内さんは、スロウスタートメインキャスト4人のユニット「STARTails☆」としても活動されていました。
(嶺内さんは緑の衣装を着た方です)
ライブも複数回あり、ユニット楽曲はもちろん、ソロ楽曲「ストロベリーアイスクリーム」を歌唱する機会もありました。
ですが、前述のCD音源の経験があまりに圧倒的だったこともあり、当時のライブパフォーマンスは彼女の緊張の色を感じさせられることがあったことを覚えています。
ただ、ここまでキャラクターと歌の表現に新人離れした卓越性を持っていた嶺内さんなので、間違いなくこれからもっと衝撃的なパフォーマンスを見せてくれるようになるはず…。
そう思っているうちに、スロウスタートでのライブ稼働はなくなってしまい、私もしばらく彼女のライブパフォーマンスから離れてしまっています。

そんなわけで、また将来どこかで嶺内さんのライブパフォーマンスを見たいなという想いがありました。
まさかそれがオルタンシアの新キャストという形で叶うだなんて、人生何か起こるかわからないものです。

また、私はちゃんと触れられていないですが、嶺内さんはスロウスタートの他でも、「ラピスリライツ」というコンテンツでキャラクターソング歌唱やライブ活動をされているようです。
ネット上ではかなり限られたライブ映像しかアクセスできないようですが、今年夏にコンテンツ単独イベントが開催されているなど、こちらでも経験を積んでおられるものと思われます。
(動画2:15頃からのユニット「IV KLORE」でのサイドポニーの方が嶺内さんです)

私が嶺内さんの姿を直接見たのは、去年夏のスロウスタート単独イベントが最後になります。
来年のオルタンシアワンマンライブでは、この2年間でどんな進化を遂げた嶺内さんのに会えるのでしょうか。

これから作られていくオルタンシアについて

今でも小澤さんと花守さんのオルタンシアは大好きですし、これからもずっと大好きであり続けると思います。
この2人のオルタンシアが聴けなく・観れなくなることは寂しいですし、この先もその寂しさがなくなることはなさそうです。

ですが、これからの小澤さんと嶺内さんのオルタンシアが作っていく可能性に、すごくワクワクもしています。

小澤さんはこれから「新しい」オルタンシアを作りたいと、繰り返しブログで語られています。
私も、これからのオルタンシアは「新しい」オルタンシアとして受け止めながら、どのような進化を遂げていくか楽しみにしたいです。

本記事冒頭で聴ける嶺内さん演じる陽花の声は、やはりこれまで何千回と聴いてきた花守さんとは違ったものだなと私は感じました。
ですが私は、花守さんとはまた違った嶺内さんの感性で彼女のことを捉えて生み出される陽花の声を、これからたくさん聴けたらなと思います。

最後に、これはオルタンシア3rdシングル「*Heart Confusion*」発売後1週間ヘビーローテションしていた時期に、「スープにスパイス」を初めてフルサイズで聴いた当時のツイートです。
(正直全く覚えてなかったのですが、この記事を書くにあたってツイートを掘り出していたところ発見してしまい、一人で勝手に驚いていました)
まさか、十倉栄依子役の嶺内ともみさんがオルタンシアのキャストになる未来が来るなんて、このときは1ミリも想像できるはずもありませんでした。

小澤亜李さんと嶺内ともみさんが作るオルタンシアの"Re:ステージ!"が、これからたくさんの笑顔の花を咲かせますように。

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