世界を超えるユーモア

みなさんこんにちは。しんたろうです。
今日はノーベル賞について、ではなく「イグノーベル賞」について話していきたいと思います!おそらく皆さんも一度は聞いたことがあるイグノーベル賞、これがどのような賞なのか、そしてこれまでの面白い受賞作品などをお伝えできたらなと思います。


まずイグノーベル賞とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディです。その授賞式はハーバード大学で行われるのですが、その内容はユーモアにあふれたものになっています。
まず、本当のノーベル賞授賞式はスウェーデンのストックホルムという場所で行われ、式のはじめにスウェーデン王室に対して敬意を払うという習慣があるのですが、イグノーベル賞の授賞式ではスウェーデン風ミートボールに対して敬意を払います。

また、イグノーベル賞受賞者のスピーチは60秒間しかなく、その制限時間を過ぎると、8歳の少女がやってきて、「Please stop! I’m bored!」「もうやめて飽きちゃったわ。」と連呼して受賞者を焦らせてきます。(その少女にその場でお菓子やプレゼントをあげて、少女が満足して帰ったら演説を続けられるそうです笑)

こんな少しおちゃらけたイグノーベル賞ですが、その受賞内容もユーモアにあふれた面白いものになっています。今から、過去の受賞作品の中で僕が面白いと思ったものを上げていきたいと思います!


物理学賞
・乾燥したスパゲッティを曲げると必ず3つ以上に折れてしまうのはなぜか

・床に置かれたバナナと床との摩擦係数の大きさを測定したことについて(普通の床の5、6倍)

・バターを塗ったトーストを床に落としたときに、バターの面が下になって落ちる悲劇を避ける方法

文学賞

・Huh?(ハァ?)という言葉は、ほぼすべての言語において音も機能もほぼ同一のものが存在していることについて


平和賞
・10代には聞こえるが大人には聞こえない、不快な超音波を発する「ティーンエイジャー撃退器」を発明したことへの功績

・人々を仲良くさせる手段として「カラオケ」を発明したこと(日本人)
・ビールのいっぱい入った瓶と空の瓶とどちらが頭蓋骨を骨折させる可能性が高いか(この研究結果で、ビール瓶は空でも中身が入っていても危険な凶器であると判明した)    


経済学賞
逃げ出して隠れる目覚まし時計を発明し、人々を確実にベッドからたたきだし、平日に多くの生産的な時間を生み出したことへの功績


生物学賞

・フンコロガシは夜に道に迷った時に天の川を見ながら元来たところへ帰ることを発見したことに対して

・犬が排便排尿するときに体を地磁気の南北軸に沿わせるのを好むことを観察したことに対して

化学賞 
・ハトが全く寄り付かない銅像についての研究
・涙のでない玉ねぎの開発について

数学賞

・集合写真を撮る際にだれも目をつぶっていない写真を撮るためには何人いる場合に何枚撮れば確実かを計算したことへの功績

獣医学賞
・名前を付けられた牛はそうでない牛よりも多くのミルクを出すことを示した研究について

医学賞
・60年以上左手だけ指パッチンし続けることで指の関節炎の原因を探求したことについて
・体の左側がかゆいときに、鏡を見て右側をかくとかゆみが治まることを発見したことについて

公衆衛生賞
・科学者たちのあごひげには細菌が多くしがみついていることを実験で証明したことに対して

心理学賞
・人はなぜ日常生活においてため息をつくのか(何かをあきらめたとき、ほかに選択の余地がない時にため息をする模様)

・酔っぱらったと思っている人は同時に自分のことを魅力的だと感じていることを実験により示したことに対して

北極科学賞
・ホッキョクグマに変装した人間を見てトナカイがどう反応したのかについて

生理学賞
・人間が様々な虫に刺されたときに感じる痛みを相対的に評価する指数を、苦痛を惜しまず作り上げたことに対して



このように、面白い受賞作品がたくさんありました!みなさんも気になるものがあったらぜひ調べてみてください!


このイグノーベル賞、実は日本は13年間連続で受賞作品を生み出している常連国です。
日本人はいい意味で「変人」が多いのかもしれませんね。
また、授賞式の様子はyoutubeなどでみられるのですが、いろんな国の人があつまって、一つの作品を見て一緒に笑いあうっていう空間はなんか素敵だなって思いました。これからもユーモアあふれる研究が生まれることに期待ですね!!

少し失礼かもしれませんが、ノーベル賞は無理だけど、イグノーベル賞ならいけそうって思っちゃいませんか?笑 頑張って受賞目指そうかな、、🤔🤔

以上しんたろうでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?