2022 フェニックスを振り返る

いつも大変お世話になっております。
男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE 三遠ネオフェニックス 代表取締役社長 牛尾です。

早いもので、本年も残りわずかとなり、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。皆様には本年も格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

また皆様には、三遠ネオフェニックスに多大なる応援をいただきまして、誠にありがとうございます。今後とも、より一層尽力してまいりますので、更なるご声援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

そこで2022年の振り返りや個人的な想いや未来など、クラブ代表になり現場で感じたことなどをかいてみました。まずはクラブ代表までの経緯を少し。


B.LEAGUEの千葉(天皇杯優勝の1年目から在籍約5シーズン)から2年前(2020年)に独立し、様々なスポーツ協会やスポーツクラブにコンサルとして関わって参りました。昨年の6月からB.LEAGUEの三遠に関わるチャンスを頂き、「集客」を最優先事項として、営業改革・興行のホスピタリティ・社内働き方改革・行政訪問など、中でも1番企画から現場まで動いたプロジェクトは豊橋HOMEで迎えた千葉戦のBMXショーでした。

その後、翌年2022年に代表のお話しを頂き、決断。まだまだ未熟な私に歴史あるトップクラブのお話しを頂いたオーナーの想いや覚悟。どう応えていくべきか。悩みました。この決断を応援してくれた家族には本当に感謝しています。

まず最初に着手したことは、
・なんのために三遠は存在するのか
・58年の地元での物語を確認
・他クラブ、他競技も踏まえて地方クラブは成功しているのか(その成功の定義は何か)
上記を踏まえて、理念や存在意義を考えようと行動に移しました。

そして、「100年さきの笑顔のために」を企業理念に掲げ、三遠地域へ貢献し続けること。それこそが我々の存在意義であり、子どもたちのために未来へボールをつないでいく事を実現する。という断固たる意志、覚悟をこの企業理念に込めました。絶対にこの理念がブレてはいけないです。

そして、
7/1日にB.LEAGUEでも類をみない大規模な記者会見をし、『SHIN!SAN-EN 第2章』がスタートしました。懐かしいですね。

さらに、チームづくりについて少し。
チームで1番最初に来ていただいたのが、GMの秦さんです。肩書は!国際部門バイスプレジデント(VP)兼ジェネラルマネージャー(GM)まさに!世界を目指していく仲間たちでチャレンジしたく、秦さんしか適任はいないと思いました。ワクワクしています。そして、次はチームづくり。前回も話しましたが、私の想いはずっと一つでチームメンバーを信じてます。私がとやかく云う事ではなく。プロフェッショナルである。これがすべての答えです。だからこそ、私もファンと同じくワクワクしてます。

でも年末なので少しだけ。
シーズンど真ん中に移籍など交渉がスタートするため、とても複雑な想いでした(これが正しいルールかどうか検証する必要は別途あると思いますが)代表になり知ったことは、交渉には選手たちはルールがあり、コーチたちはルールがない。私はコーチファーストなチームづくり改革を考えていたため、(アメフト時代のコーチに人生を助けてもらえたからこそ、コーチが最重要だと考えていました)だからこそ、最初にHCの人選を考えました。よく大野HCに打診した経緯などを聞かれますが、詳しくは何処かでお話し出来たら嬉しいですが、私が描く理想的なコーチであり、選手たちの未来のためになる指導者(プロフェッショナル)だと強く思っていましたし、ビジネス的な側面からもプレミアムリーグに参入するためには、価値の創出が必須であり、フェニックスらしさの文化づくりが必要でした。それがクラブの魅力の一つになるからです。だからこそ、成功を目指すなら成功体験を持ってくることがビジネス的にも成功する確率は上がると考えました。結果的には日本で「初」となる優勝クラブからコーチ陣が9名来ていただき、さらに日本最高シューターの金丸選手も来てくれました。

そして、
7月新生フェニックスの練習がスタート。
プレゲームでは悔しい敗戦となりましたが、チーム大野は未来をみていました。ハーバード大学と連携し、隔週でオンライン会議で分析をし、またKINEXONで数値を出して我々が判断出来ない面を可視化したり、これらはまだまだハーバード大学との連携で様々な未来を創れます。


いよいよシーズン開幕。
社員にはずっとこの事を言ってきました。3本柱の強化、地域、共育。すべては、「集客」のために戦略的に考えてきました。まだまだ努力は必要ですが、プレミアリーグ参戦には、最大のミッションである平均4000人が1番課題です。理由はシンプルでデータの蓄積、社員の育成、そしてお客様の力が必要だからです。しかも、来年(23-24シーズン)結果を出さないといけない。そのためには、お客様の時間を我々に使ってもらえるクラブになること。当たり前ですがエンタメ、ホスピタリティ、社内教育、予算、パートナー、仲間たち、雰囲気。そして、最高のチーム、すべてが必要です。この就任の3月から12月の10カ月で様々なことがありました。苦しくて、悔しくて。未だにまだまだ私が足りないことだらけです。過去の学んできた「仮説」の力がまだまだ。もっと戦略を練り、絶対やり切るんだという覚悟。失敗と小さな成功の繰り返し。


ただ改めて伝えさせてください。
チーム、フロント社員は必死に必死に毎日戦ってくれてます。個人への誹謗中傷はやめてほしいです。責めるなら「責任」は代表の私にあります。様々な情報配信や管理は、私の不徳の致すところです。責任は私です。社員を攻めないでください。まだまだ理念や戦略上もっと成長していくために育てていきたい若い仲間たちなので。ワガママな思いかもしれませんが、ご理解いただけますようお願いいたします。


いよいよ、古巣、最強の千葉ジェッツとの年末年始での試合がスタートします。どんな試合展開になるのか。お楽しみください。

そして、皆様の大切な声を聴かせていただきたいです。一歩一歩、皆様と一緒に成長していきたいと思います。応援メッセージ、試合の感想、どんなことでも結構です。是非、下記コードから皆様の声をお届けください!
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三遠ネオフェニックスを応援よろしくお願い申し上げます。また新年には強いメッセージをお送りさせてください。
【バスケットLIVE】
千葉ジェッツ戦 12/31
https://basketball.mb.softbank.jp/lives/500297
千葉ジェッツ戦 01/01
https://basketball.mb.softbank.jp/lives/500298


2022.12.31 
三遠ネオフェニックス
代表取締役社長 
牛尾信介

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