歴史上のできごとを現代に目の当たりにした話

Q小学校の6年生が、修学旅行の3日前に隣りの小学校の児童とケンカしたらしくてさ、まァやんちゃな子が多いってことで急きょ引率の先生増やしたりして、なかなかものものしい雰囲気で出発した修学旅行じゃったんよ。

Q小学校の修学旅行は広島方面で、宿泊が宮島じゃったんじゃけど、宮島の宿泊の場合ってさ、だいたいどこの小学校も夜にホテルを出て商店街にお買い物に行かせてあげるんよね。だって迷子にもならんし、土産物屋以外ないからリスク低いじゃん。

でさ、添乗員のオレらはホテルのロビーで待っとるんじゃけど、帰ってくる子らの帰着チェックをする先生もいて、「ハーイ、2班さんね?全員いますか?」みたいにやってるのを見てたの。

そしたらさ、結構な割合で男子は 木刀 買ってきててさー。

アレなんなんじゃろうね。男子は木刀とか十手とか、蛍光色の帽子とか買っちゃうんよなー。

そしたら、帰着チェックしてた先生が、木刀を全部没収してさ。
「修学旅行から帰るまで預かります」
って。で、テーブルの上に木刀が次々と並べられていくの。

それを見てオレが

「オォ… 刀狩りじゃ…。これがあの有名な…」

ってつぶやいたら、他の添乗員がツボっちゃって、声を殺してヒーヒー言うて笑いだしてさぁ。
子どもたちには変な目で見られるし、先生には首傾げられるし、参ったよホンマ。

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