部員ブログ#2「僕の思い」副主将:岡澤亮太

こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
信州大学全学サッカー部3年の岡澤亮太です。


まず初めに、日頃より信州大学全学サッカー部に多大なるご支援・ご声援をくださるすべて の皆様に、深く御礼申し上げます。


大学生活も半分が過ぎ、残すところあと1年半となってしまいました。 今から2年と少し前、大学に入学したころは、これから始まる4年間の大学生活と新しい仲間との出会いに希望を抱いており、4年間という長い時間があるため、楽しく過ごそうとしか思っていませんでした。当時の3年生が実習やインターンやのことを話しているのを聞きながら、自分にとってはまだ先のことだろうと目を背けていましたが、今ではその先輩方と同じ学年になり、自分の将来への道を選択しなければならない時間が迫っていることをひしひしと感じています。

そんな思いも抱えながら今回の部員ブログを綴りたいと思います。 最後まで読んでいただけると幸いです。


今回、私たちの学年では、ブログのテーマは「信州大学全学サッカー部の魅力を交えた伝えたいこと」と設定されています。このテーマが与えられた際、このチームの魅力はなにか、と考えた時にぱっと思い浮かぶも のはたくさんありました。例えば、真面目さ、愚直さ、選手主体、根気強さ..などこの場所 には書ききれない良さがたくさん思い浮かびました。



このチームの魅力を考える際、まず自分たちが置かれている状況をしっかりと確認する必要がありました。

私たちのチームは学生が主となってチームを運営しているため、チームを客観視し、指導してくださる方が常にいるわけではありません。その中で試合に勝つために自分たちで練習内容を組み立て試合に臨んでいます。大学に入りいろいろな選択肢がある中で、なぜサッカーをやり続けているのか。その答えは一人一人異なるとは思いますが、みんなに共通している思いは、「サッカーが好きだから」だと思います。 その思いを持って日々練習に励み、リーグ戦で勝つことを目指しています。しかし、現実は厳しい状況に変わりありません。



他の大学のチームと明らかに違うのは “環境” だと思います。環境と言っても思い浮かぶことはたくさんさんあるかと思います。簡単な例をあげると、グラウンド、練習用具、チー ムに関わる人達など、今まではサッカーをやる上で当たり前のことだと思っていたことが、 普通ではないということです。 大学のキャンパスが1か所にまとまっているわけでもなく、サッカー部専用のグラウンドがあるわけでもない。毎回練習の面倒を見てくれる資格をもったコーチがいるわけでもな い。ないものねだりをするわけではありませんが、他の大学の様子を見ているとどうしても自分たちは限られた環境の中で活動しているのに、他の大学にはこんなにいい環境が整っ ているんだ、と嫌でも比較してしまいます。


だからと言って、簡単に試合に負けていいわけではありません。適当にサッカーをやっていいかと言われればそんなことは許されない、いや、許していいはずがないと強く思います。 なぜならば、この信州大学全学サッカー部のことを思って支援してくださるスポンサー企業の方々がいて、学生主体のチームにも関わらず善意で協力してくださる大人の方もいて、 地域の方々や保護者の方々の支えもあってこのチームが成り立っているからです。

これらのことを踏まえて改めて考えるチームの魅力とは。それは “ひたむきさ” なのでは ないかと思います。このことばは、目標や目的に向かって一心に努力する姿勢や態度を指し、周りの状況や困難に左右されず、一途に物事に取り組む姿勢を示します。また、真摯さや誠実さといった意味合いも含まれ、何かを成し遂げようとするときの強い意志や表熱を表現することばとなっています。

おそらくですが、チームの魅力としてこの意味に近いことばを使うメンバーは少なからずいるんじゃないかと思っています。つまり、ひたむきさと同じような内容を他にも挙げている人がいるならば同じようないことを感じている、考えていることになり、それがチームに伝染していけばそれはチームの強みになっていくと思います。

今のチームは強いとは言えません。ただ、メンバーがそろっていないわけではありません。 じゃあなぜ試合で勝てるような相手にもあっさり負けてしまうのか。それは共通認識が共有しきれていなく、一人一人がバラバラでチームになっていないからだと思います。嘉生や光輝が、全員が同じ方向を向けるように主導となってやってくれていますが、人数が多い分、なかなか難しい現状があります。

サッカーは11人で行う競技です。シングルスやダブルスでもなく1チーム11人で構成されます。だからこそ、他のスポーツよりもチーム力が必要となり、ジャイアントキリングと呼ばれるものも起こりやすいのではないでしょうか。しかしそれは全員が同じ方向を向いているときにしか起こらないと思います。誰か一人が頑張っても相手チームの11人の力には敵いません。

今の信州大学全学サッカー部に求められているものは「チーム力」だと思います。まだリー グ戦は終わったわけではないけれど、現状はとても厳しいです。でも、勝たなければならない試合がまだあります。そのためにもチーム力を大きくして残りの試合に勝たなければなりません。3年生にとっては最後の試合、サッカーになるし、1，2年生にとっては1部リ ーグで闘える最後のチャンスになるかもしれません。だからこそ、残りの試合に勝ちたいし、みんなと試合が終わったあとに笑いたい。そう強く思います。

最後に、 今は、信州大学全学サッカー部という1つのチーム。今のメンバーで練習、試合ができることはこの先の人生でないと思う。だからこそ、1回1回の練習、試合の時間をもっと大切にしたいし、この先忘れられないものにしたい。
笑って終わることができるように、残された時間を全力で闘う。

長い文章となってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

信州大学全学サッカー部 3年 岡澤亮太