かんぱい

【当日レポート⑤|信州若者プレゼン&交流会】

信州若者1000人会議、1日目の最後は「信州若者プレゼン&交流会」です。

阿部知事のオープニングスピーチ、星野さんの基調講演、3つの分科会など、初日から盛り沢山でしたが、信州若者プレゼンや交流会も負けないくらい、熱く楽しい時間になりました。

午前中、オープニングでひとつの会場に集まった時には固かった参加者の皆さんの表情も、分科会を終えて再び集合する頃には笑顔に変わり、交流会は参加者同士の対話がより一層深まる時間に。

それでは、信州若者プレゼン&交流会を振り返ってみましょう。

信州若者プレゼン

今年の信州若者1000人会議には、「信州にゆかりがある」というだけではなく、「信州でやってみたいことがある!」「既にこんな活動をしている!」という熱い想いを持った参加者の方が非常に多くいました。

そこで、信州若者プレゼンでは、参加者の中でもより想いが強く、行動している方や、これから一緒に活動してくれる仲間を募集している人など、実際に動き始めている参加者の方にプレゼンをしていただきました。

信州若者プレゼン自体は前回の1000人会議でも行われていましたが、「信州若者大賞」のように優劣を決めるのではなく、一人ひとりの「やりたい!」「やっている!」「一緒にやろう!」という想いを大切にするために、今年はあえて大賞を選出しませんでした。

聴いている側はただ聴くだけではなく、自分自身のやりたい事を振り返りながら、プレゼンターの想いを受け止め、お互いを応援し合える関係を作っていきたい

いろんな人の想いを聞いて自分はどう感じたのかを大切にしてほしい

そんな意図を込めてこの場を設けました。

プレゼンター紹介

①大越要さん「○○こそ、人生」

トップバッターは、佐久市初のコワーキングスペース「iitoco」共同代表の大越要さん。自身が運営する「iitoco」についてのプレゼンテーションです。

本気な、マジな人が好きで、そういう人と一緒に本気になって仕事をしたい!と力強く会場に語りかけていました。

②山浦菜緒さん「高校生が自ら学びを作りだす機会 「NAGAIN」

2番目は、留学したい高校生が、企業に対して自分の留学プランをプレゼンし、本当に留学したい想いのある生徒に企業が出資する事で、自ら留学のチャンスを作り出す仕組みを作る「NAGAIN」のプレゼン。

既に動き出しており、実際に企業とも交渉して着実にカタチになっているとのこと!すごいパワー…!!熱い高校生のプレゼンに会場が沸きました。

※NAGAINに関する特集記事が、12月2日(金)付の信濃毎日新聞 信毎ヤンジャコーナーに掲載されました。

③藤森研伍さん「若者のパワー」

今回のプレゼンターで唯一、丸腰(=スライド無し、言葉だけでプレゼン)で挑んだ信州大学生の藤森さん。今年2月に松本市にて、140人以上集めた「Matsumoto Final Party」というイベントを企画した超アクティブな大学生です。

若者のパワーを信じ、まだまだ出来る事は沢山あるし、もっと挑戦していこう!と会場に熱く訴えかけていました。
藤森さんの今後の動きに目が離せません…!

④平岩なつみさん「福祉の魅力発信!!~福祉KtoYの活動~」

金沢大学在学中の平岩さんは、「きつい・汚い・給料が安い(3K)」など、福祉の仕事に対するマイナスのイメージを払拭し、「やりがい、やさしさ、よろこび(3Y)」といった魅力を発信していく学生団体「福祉KtoY」の活動についてプレゼンしてくださいました。

いまは金沢市を中心に活動していますが、長野県でも福祉業界を盛り上げていきたい!と仲間を募集しています。

⑤佐藤悠さん「中等教育修了者の学びの場」

ラストは、大学での一般教養の授業が少ないことに疑問を持った信州大学の佐藤さん。
多様な若者が社会課題について対話をしながら、答えのない問いを考える場づくりをしたい!と一緒にやってくれる仲間や応援&協力してくれる大人を募集しています。


熱いプレゼンテーションに対して、分科会のゲストや協賛企業の方々から一言ずつコメントをいただきました。

教育分科会ゲスト 伊藤学司様

エムケー精工株式会社 代表取締役社長 丸山将一様

まちづくり分科会ゲスト 山田崇様

4D studio 遠藤和之様

株式会社地元カンパニー 代表取締役社長 児玉光史様

株式会社ポップ 生田 萌様

「本気な人は自分も大好き。一緒に頑張ろう。」など、どなたのコメントも、勇気を持って登壇したプレゼンターの背中を押してくれるものでした。


交流会

熱い信州若者プレゼンの後は、待ちに待った交流会!

エムケー精工株式会社 代表取締役社長の丸山将一様による、乾杯の音頭でスタートしました!!

初めて出会う人、しばらくぶりに再開する人。

「いま何しているの?」
「こんな事やろうと思ってるんだよね…」
「面白そうな事やってるね、今度遊びに行くよ」

未来をつくる、前向きな会話が心地よい交流会でした。

今回の交流会では参加企業様をはじめ、多くの企業様から食べ物や飲み物の提供をしていただきました。

信州の美味しいものを食べたり飲んだりしながら、さらに交流が広がりました。ありがとうございました。ここで提供してくださった企業様を紹介します。

有限会社いろは堂様 おやき

小布施町振興公社様 シャインマスカット

株式会社ヤッホーブルーイング様 地ビール4種

宮坂醸造株式会社様 真澄

株式会社田中屋酒造店様 水尾

矢沢加工所企業組合様 ジュース

交流会の最後には2日目のまちづくり分科会ゲスト 山田崇様より締めの言葉を頂きました。

「信州若者1000人会議は今年で4年目。自分は第1回から参加している。だからこそ、(初回から4年後の)今日この場に、こうしていることに対して鳥肌が立っている。

今から4年後、2020年の信州若者1000人会議では、いま私の目の前にいる誰かが、こうやって締めの挨拶をしているかもしれない。」

2日目に向けて、奮い立たされるような挨拶をいただき、名残惜しさがあるなか1000人会議1日目が終了しました。
(交流会が終わっても話し足りない人たちは2次会へ…笑)

それぞれが、新しい人や考え方と出会った1日目。

2030年の信州をつくるための種が、ふつふつと生まれてきている感覚がありました。

信州若者1000人会議は、2日目のプログラムへと進んでいきます。


(文責:北澤・原)

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