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唐突のストリップ処女卒業

自分は元々特殊な社会人(職業柄こういうところには行けない)であったが今はストリップ劇場に訪れるようになった。
ライブや劇といった舞台上で何かを表現するアーティストが好き。またストリップに出会うまでは元々芸術が好きで特に中世のヨーロッパ美女の裸体など女性の曲線に美しさを感じ、美術館に足を運んでいた。
行くようになったきっかけは1月3日。友人の誘い。大学卒業後友人とはあっていなかったのだが実家の近くでストリップをみると言うので久しぶりにあった。
友人が実家に帰ってからきたので14時ぐらいから入場。正月だったが意外と混んでいて立ちながら見た。
いざ開演。
3人目の踊り子さんが終了。次に出てきたのが4人目、ささきさちさん。劇場での写真は顔が見えず、香盤票をみると名前は全部ひらがなで「さ」が多い‼︎気になる。登場するとここで脳がバグる。「アイ、アイドル出てきた…」ストリップ劇場に来たのに正統派アイドルのような踊り子が出てきたのである。普通にかわいい。アイドルのような衣装をまとい、アイドルのように音楽に合わせて表情豊かにダンスをする。「アイドルのライブを見にきてしまったのか?」ここでいよいよ見てるものがわからなくなり始める。踊り子は曲の進行に合わせて脱ぎ始める。「アイドルがオタクの前で脱いでるんやが?????」もう何が何だかわからない。そして、最終的には上も下も脱いで裸でアイドルダンスを踊る。そしてエアベッドシーン。ピンク色で輝くライトで照らされる裸体。その上で輝く汗。あまりにもリアルで人との行為を見ているような背徳感。後ろめたさを感じる。同時にエロさと美しさを兼ね備えたアートようだった。
そして演目終了後の撮影タイム、おじさんと会話するささきさちさんの姿はまさしくアイドルのそれ。語弊を恐れずに言うと、もはや踊り子がアイドルを演じているというよりアイドルが踊り子を演じていると言っても過言ではない。そのくらいアイドルとして仕上がっている。最後にオープンショー。客がチップを渡す。富豪の遊びのようでまたも背徳感を感じぜざるおえなかったがそれが楽しかった。
他の性産業でここまで人の裸体というものに芸術性を感じることはなかっただろう。人間的な躍動感?それともスタイル良い女性が踊っているかだろうか?多分だが演目を通して伝えたいクリエイター側の思いや感情があるからだと思う。
この世界で推しを作るはずがないと思っていたがどうやら推しをつくってしまいそうだ。Youtubeなどで配信してるわけもなく見るためには劇場に行くしかない。うまいなあと思う。次に見に行けるのはいつになるだろうか。楽しみでしょうがない。(このあと同じ友人に誘われ、ゴールデンウィークに見に行き、完全にハマることになる)
また同じ日に萩尾のばらさん(こちらも名前が特徴的で記憶に残っている)出ていた。友人のおすすめは舞子たまきさん、浅葱アゲハさんらしく他の劇場の時に見てみたい。

#ストリップ

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