気付けば

首まで零れた熱い雫も乾いて

美しい音と共に

水面から射す光へ

そっと薄目を開けてみる

触れた瞬間

奥底の塊がホロリ溶けていった

ゆったりとした吐息と共に

静かに鼓動を高めてゆく
画像1