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メジャーリージョン4つ巴の激闘、史上最も盛り上がったMSI2019プレイバック!!

#LoLを熱く語る

はじめに

この記事は#LoLを熱く語るに触発され執筆いたしました。少しでも大会観戦の楽しさを共有できれば幸いです。

2022/5/10より開催されるMSI2022
今回は大会開催に先駆けて個人的に一番盛り上がったMSI2019の熱狂シーンをプレイバックしていく

プレイインステージ

・DFM躍動,Ceros's OutPlay

プレイインステージでは我らがLJL代表DFM(DetonatioN FocusMe)が登場する。GroupBとなったDFMはVS(Vega Squadron)に敗北し2位となり惜しくもプレイインステージ突破とはならなかった。ただ今大会のDFMはこれまでの世界大会と比べても他リージョンに劣らないパフォーマンスを随所に見せていた。後一勝でステージ突破できたという位置にいる時点でそのことがうかがえるだろう。そんなDFM Cerosが魅せたアウトプレイを紹介。このアウトプレイはプレイインステージでのThe Penta1位に選出されている。
・Ceros サイラスアウトプレイ(2:15~)

グループステージ

グループステージには以下6チームが出場となった。

  • Invictus Gaming

  • SK Telecom T1

  • G2 Esports

  • Team Liquid

  • Flash Wolves

  • Phonv Vu Buffalo

・圧倒的王者IG

グループステージで登場したWCS王者IG(Invictus Gaming)のパフォーマンスは圧巻だった。

・歴代最短時間での試合終了を記録したvs SKT戦(グループステージ1戦目)
MSI2019ではbotでソナタリックというメタが流行っていた。このソナタリックはレーン戦こそ強くないが、レーン戦終了後はsupアイテムを二つ持っていることによる視界有利を確保し集団戦ではサステインと強力なULTによりとても強力なピックとなっていた。世界戦での復活優勝を狙うSKTのbotレーン(ADC:Teddy,SUP:Mata)はこのソナタリックをピックした。対するIGはその対抗策としてbotレーン(ADC:JackyLove,SUP:Baolan)にドレイブンノーチラス、そしてJGのNingはカミールをピックする

B/P後

ゲームスタート。IGはTopのケネンがtop側リバーにいるにもかかわらず4人で敵側jgに侵入していく。5人で待ち構えていたSKTはエンゲージを仕掛ける。SKTの有利と思われたが4人であるにも関わらずこのトレードは1:1交換に終わる(IGはライズ、SKTはソナのデス)。そしてこのレベル1インベードによりSKTのイレリア、ソナ、タリックのフラッシュを落とさせる。このフラッシュを落とさせることがIGの狙いであった。

Ningのカミールはレベル2になるやいなやmidへのgankを仕掛けゲーム開始早々にFakerのイレリアをキルする。それだけでは終わらない。そのわずか30秒後、レベル2のままbotレーンへ走っていきダイブを決行する。フラッシュのないソナタリックで勝つのは難しくClidのリーシンがヘルプに行き何とか1キルを取り返すが、結局このダイブは2:1交換となりしかもドレイブンのダブルキルとなる。ここからは惨殺ショーだった。ソナタリックを徹底的にいじめ続けファームを許さず、そしてドレイブンのスノーボールは止まらない。IGはそのままbotレーンを破壊し、このゲームは15:57でIGの勝利となった。このタイムは歴代の世界戦での最短ゲームである。この歴史的記録をIGへ対抗できると思われていたSKT相手に叩き出したのである。IGは勢いそのままにわずか一敗の9-1というパフォーマンスでグループステージを1位で突破した。

・Legend Is Back SKT

MSI2018では出場を逃したSKTが帰ってきた!LOL Esports界の主人公Faker要するSKTはIGに続いてこの大会の優勝候補である。先の説明でIGに歴史的な大敗を喫したSKTであるが、SKTは負けたままでは終わらない。

・やられたらやりかえす vs IG戦(グループステージ2戦目)

攻撃的なB/Pを選択するSKT

2戦目のSKTは1戦目を受けて攻撃的なピックを選択した。レイト構成のみではなくアーリー構成でのゲームスタイルの変更である。この柔軟性こそ強豪チームの証。1戦目とは対照的に序中盤から積極的に仕掛けレーンを破壊し、2戦目はSKTが大勝した。1戦目の絶望感を吹き飛ばすような勝利である。IGの9-1というスコアの唯一の1敗はSKTがつけたのである。SKTはその後も安定感のあるゲームで2位通過した。

グループステージ3位はEUのG2(G2 Esports),4位はNAのTL(Team Liquid)となった。

・グループステージおまけ

・「Back to Lissandra」

Caps vs Jensenの名煽り"Back to Lissandra"

CapsサイラスがJensenアカリをソロキルした時に言ったセリフ。これは一つ前のWCSでリサンドラを良くピックしていたJensenへの煽り文句。テクニカルなアカリじゃなくてバス乗りのリサンドラ使っとけ。

クリップはこちら↓

ノックアウトステージ

ノックアウトステージが始まる。勝ち上がったのはIG、SKT、G2、TLとなった。世界大会では例年CN、KRが強い。だがEUも前回大会準優勝であり着実に力をつけている。CN,KRが本命で対抗としてEU、そして準決勝で優勝候補
IGと当たるNAは苦しい。下馬評では概ねこのような感じだった。しかし・・・

・SKT vs G2

1ゲーム目 SKT win
2ゲーム目 G2 win (Caps ペンタキル)
3ゲーム目 SKT win

3ゲームを終えて2-1でSKT有利。ゲームを通して序盤に寄せた構成が有利を築きそのまま勝利するという展開が続く。

・4ゲーム目
追い詰められたG2はここでJGのJankosがスカーナーをピック。スカーナーのウルトからキルをとりこのわずかなリードを頼りにドラゴンを獲得。その後視界有利を得ている中での集団戦で複数のキルを獲得しリードを少しずつ広げていく。ジリ貧の展開であったSKTであったが19:00、Fakerのスーパープレイで流れを引き戻そうとする。

1:43~ Fakerのスーパープレイ


だがG2の勢いは引き戻せない。SKTは途中アッシュのRでのエンゲージからの集団戦などで最大1万ゴールド差あった状況を埋めていくが最後はG2のバックドアが成功しG2が勝利した。これで2-2

・5ゲーム目
運命の5ゲーム目

G2は3rdピックにパイクを選択する。botでのパイクモルガナを警戒したSKTはモルガナをBAN。

SKTを考えさせるパイクピック

その後G2はシンドラをピック。SKTはケネン、ルブランをピック。そして最終ピックは・・・リサンドラ

なんだこの構成!?

G2の最終的な構成は以下となった。
TOP:パイク
JG:レクサイ
MID:リサンドラ
ADC(APC):シンドラ
SUP:ガリオ

TOPパイク!!!!!

ゲームが始まる。TopのWonderのパイクはレベル6になるまでこそ大人しかったがレベル6になってからローム開始。MSブーツとWを合わせた機動力でロームしていき他レーンを壊していく。SKTがtopの1stタワーを取る頃にはG2はmid,botのタワー、ドラゴンを2体取得しており大きな差がついていた。

SKTは28:20の集団戦で起死回生の勝利。ここまで苦しい展開であったSKTは絶対にこの有利を広げるべくバロンに触る。ここが分岐点だった。集団戦後で3チャンプしかいなかったSKTのバロンは遅く、G2のリスポーンが間に合ってしまう。手負いのSKTに対して復活したG2がエンゲージし集団戦は5-0でG2が勝利した。ゲームセット。G2が決勝進出を果たした。

・IG vs TL

グループステージを圧巻の強さで駆け上がったIG,対して4-6というスコアで辛うじて4位に滑り込んだTL。両者の差は歴然でIGが3-0で勝利すると誰もが思っており、この試合は消化試合かと思われた。IGのチームもそう思っていたであろう。しかし・・・

1ゲーム目からグループステージとは全く異なる展開が繰り広げられる。レーンgankが多いNingのルートを的確に読んだTLはtop,botレーンのブッシュにワードを刺しNingを看破しgankを許さない。IGは早い時間からのキルによる展開を得意としておりTLはレイトでの攻勢を得意としている。このレーンワードによってIGは得意の展開をなかなか行うことができない。

ただそこは王者IG。何度も何度もgank、キルトレードを仕掛けていく。

Rookie シンドラのスーパーピンボールショット!

34:01~ 動画はこちら

そのプレッシャーでIG有利に広げていき、TLはバロン、インヒビを取られジリ貧の展開となっていく。IGはTOPタワーを狙いグループ、タワーシージを行ってきた。ここでTL Impactのニーコがスーパープレイを魅せる。

0:58~ Impact ニーコの3マンスネア

この集団戦で一気にゴールド差を縮めたTLはドラゴンを取得していたことも合わさりイーブン以上に状況を戻した。その後40分までゲームは続き、エルダードラゴンを手に入れたTLが1ゲーム目を先取した。そして続く2ゲーム目も同様の展開でTLが序盤を耐え抜き終盤に逆転し勝利した。TLが2-0。誰もがIG3-0を疑わなかったゲームでTLが王手をかけたのである。ただそこは優勝を狙うIG。負けられない3ゲーム目は序盤からキルを重ねて勝利した。

4ゲーム目
ここでTLはポケットピックを出す。JGスカーナー、そしてMIDラックスである。NAではゾーイに対してラックスを出すことがたまにある。果たしてRookieのゾーイに通用するのか。

MIDラックス!

ふたを開けてみればゲームはスカーナーのULTによる束縛でのgank、ラックスのQスネア、Rでのダメージで序盤からTLがキルを積み重ねていく。これまで序盤は不利を背負っていたTLがこのゲームは序盤からずっと有利を広げていった。序盤に強い構成であるIGも有利をもぎ取るために仕掛けていくがビルド差の暴力によりどんな仕掛けをしても覆らないぐらいの差ができていた。

20分でこの状況

ゲームはそのまま、TLが勝利した。優勝候補IGを3-1で下しTLが決勝進出。そう、決勝戦はNA vs EUとなったのである。これは必ず激戦になる。お互いの持てるものすべてを出して戦う、その一進一退の攻防の末、果たしてどちらが勝つのか・・・・!?!?!?

Finals

・TL vs G2

IGとの死闘に全てを出し尽くしたTLは次の試合、嘘のようにボロ負けした。。。

3:10~ Capsにアウトプレイを決められるTL





残念ながら決勝戦は塩試合であったがこのMSI2019はどのリージョンも強く、非常に面白い大会であった。


今年のMSI2022はどんな大会になるのか。開催が楽しみである!
2022/5/10開催!
そして頑張れDFM!GO DFM!!!!



最後まで見ていただきありがとうございました。


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