マンガでやさしくわかる傾聴 古宮昇

これは人の話を聴く技術である傾聴についてのものだ。人の話を“聴く”というのはただ単に相手のお話に相槌するものではない。それは“聞く”だ。相手がなにを伝えたいのか、相手を知ることが必要でありそれは、つまり心と心のやり取りだ。その心と心のやり取りの方法をこれから簡単に伝えたい。

相手の話を正しいか正しくないかを判断しないこと!!!
 つい気に入らない人からの話しは粗探しをしていまう体験はないだろうか。そのスタンスは既に会話のキャッチボールではなく、ドッチボールと化している。主導権を握ろうと、してしまい、勝ち負けに拘るともう人の話は聴けない。なので相手の話を自分の事のように聴くことが大切である。(共感)

共感と同感(同情)は違う!!
 共感と同感は混同すると話がややこしくなる。共感は人のことを理解しようとして話を聴く。同感は人のことを見下して同情をしようとする。例を挙げると。尊敬する校長先生と大きな怪我をした先生がいる。尊敬する校長先生の話は理解をしようとして共感するが、大怪我をした先生の話は全てのことに対してその通りだとその場で周りの先生に伝え、同情する。
そうではなく、人に同情するのでなく、共感することが話を聴くということなのだ。

普段なんとなく人の話しを聞いたり、聴いたりしているのだが、出来るだけ多くの人の話を聴いてみたい。そう思う一冊なので是非読んで頂きたい。


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