教師一年目の教科書 野中信行

この本は教師1年目で身に付けたい基礎内容が記載されている。著者は37年間教師として働いていた教育のエキスパートだ。少しその内容をご紹介したい。

まずは真似る!!
 守破離ということだ。一流になる人は初めにまず、師匠の真似を完璧にする。勝手に自己流で進めない。

To do リフトを常に持ち歩けるようにする
勤務終了後に次の日のタスクを整理する。
縦軸に重要度、横軸に緊急度を持ち運びできる手帳に書いてみると良いかも。

先生は人間性が命
周りの先生に協力してもらえる人になろう。

教師として対応すること。
授業中と休み時間での呼び名を変えるとメリハリがつく。
叱る時は叱る。

学校生活の見える化をする
黒板などにしっかりと日直や掃除当番などの担当を分かるようにする。

2.6.2の法則を理解
2割の真面目な子、6割の平均な子、2割の悪ガキ。上手く学級を作るには真面目と平均を巻き込む。悪ガキは後からついて来させる。

この本で1番面白い観点だと思ったのが2.6.2の法則だ。教師でもない私からすると2割の悪ガキに目を向けていると、どんどんその子達の反感を買い、3割、4割と割合が増えていって学級崩壊する危険性が高まるというのだ。というのも悪ガキに付き纏うと疲れるし、他の子供の対応が出来ずに6割の平均的な子が悪ガキに移るというのだ。この6割の子に教師はリーダーシップがあるのだと思い晒す。すると無秩序ではなく秩序的なものになりクラスは平定する。この論理が凄く気に入りました。是非教師にこれからなる人は読んで頂きたいものです。

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