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東京五輪開催を応援しましょう

コロナ禍の中、募る不安から東京五輪を中止しろと言う意見が出ています。その意見の中には、もともと東京で開催すること自体に反対するものや、コロナ対策に関する政府や東京都への不満から発せられているものが多くあります。

本来、五輪はスポーツを極めた世界中の選手が集い、技や力を競うものです。われわれ一般の人間はそれを見ることにより、スポーツ観戦を楽しみ、好みの選手を応援して感激を味わうのです。これまでの五輪でも選手の活躍を、我がことのように応援し、涙を共に流した経験がある方は無数におられるはずです。

前回の東京五輪では、女子バレーボール、柔道、レスリング、マラソンなど。近年では男子バレーボール、ソフトボール、野球、サッカー、陸上競技、水泳など。冬季オリンピックではスキージャンプ、フィギュアスケート、スピードスケートなど。選手一人ひとりの顔を思い出してください。あの時の感激は国民を一つにし、ストレスフルな社会環境に大きなプラスの貢献をしてくれたはずです。

腹いせのように「東京五輪を中止せよ」などと言うべきではありません。「税金の無駄遣い」や「コロナ対策を優先せよ」などという意見は言いがかりの域を出ません。マスコミもそれに迎合しつつあることは残念です。それらの意見には政治的な意図が見え隠れします。これを機に与党を追い落としてやろうという勢力が、声を大きくしていると見えてしまうのです。

コロナ対策の成功と東京五輪の成功は、日本ならできるはずだと信じましょう。

1980年のモスクワ五輪の時、ソ連への政治的制裁により、日本や他の西側諸国は選手の派遣を中止しました。あの時、一生に一度限りの五輪出場を逃してしまった選手の猛抗議と涙を覚えておられますか。

五輪代表は自分の人生を賭けて練習にはげみ、その地位を勝ち取ったのです。4年後は年齢などの制約から、その人にもうチャンスは無いかもしれません。そして、彼らの後ろには、何十万人という代表漏れの選手が世界中に居ます。彼らの口惜しさには、「自分の分まで頑張ってくれ」という祈りがこもっています。

五輪は選手のためのものです。意地悪な発言はやめて、みんなで開催を祈り、応援しようではありませんか。

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