西野亮廣氏の「魔法のコンパス」から抜粋

僕らは今、この瞬間に未来を変えることはできないけれど、 過去を変えることはできる。過去の変え方は様々。
たとえば、貧乏したことや、 女の子にフラれたこと、 起業に失敗したこと。
そういったネガティブな過去を、人前に晒してネタにすると、目の前にいる人達が笑ってくれて、その瞬間、ネガティブな過去が輝きはじめる。
「貧乏して良かった」と思える。
「女の子にフラれて良かった」と思える。
「起業に失敗して良かった」と思える。
一歩踏み出せば、価値観を変えてくれるような景色に出会えることもあるだろう。
一生の友に出会えることもあるだろう。
一方で、失敗もあるだろう。
挫折もするだろう。
痛みを知るだろう。
涙する夜もあるだろう。
ただ、そんなものは大した問題じゃない。恐れる必要はない。
失敗も、挫折も、痛みも、涙した夜も、 いつかは必ず過去になる。
そして、そのとき僕らは、その過去を変えることができる。
失敗したところで終わるから「失敗」が存在するわけだ。 何度失敗しようが、その度に工夫し、 ネガティブな過去をポジティブなものへと転換し、 成功するまで続ければ、 それらの失敗は全て、成功のために必要な部品となる。
失敗なんて存在しない。 失敗を存在させているのは、いつだって自分自身だ。
たしかに、どうにもならないコトが世の中にはあるけれど、大丈夫。 大体のコトはどうにかなる。
あなたが何かに挑戦し、結果が出ずにジタバタしているとき、外野にいる連中は、「迷走してるの?」と、あなたのことを笑うだろう。
そんなときは、こう返してやればいい。
「うん。迷走してるよ。キミみたいに、誰かが舗装してくれた道を歩いてないからね」  大丈夫。きっと上手くいくよ。
コケたら起きればいい。
踏み出そう。 ドキドキしてる?

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