ともだちアピールすんな
昨夜はひさしぶりにライブを観にいった。
スタンダップコメディアン、ナオユキさんのトークライブが
京都壬生の、ちいさな中古CD等ショップ「エンゲルス・ガール」で。
昨春家を出て一人暮らししてる娘が週末帰ってきて、散歩したいからと会場まで一緒に歩いて送ってくれた。
たのしかった~ おもしろかった~
ナオユキさんの世界にはいっていけた!
目の前に酔いどれおじさんやどうしようもない女が見えてくる!
何回聞いても、その話に現場にひきこまれて笑ってしまうのだ。
ナオユキさんとは15年来くらいの知人なんだけど
数年前、よくいく飲み屋でお客さんが
「さいきん、ナオユキっておもしろくてさー」
と店主に話しているので
「ナオユキさん、友達です!!」
というと
「はあ?」
って顔でみられた。
ちょっと知ってるくらいで「ともだち」ヅラするヤツみたいな、
ちょっと知り合いだけのくせに「ともだち」っつって自慢してるヤツを見るような顔でみられた。
数年前、ナオユキさんのライブが京都木屋町の小さな立ち飲み屋であったのに行ったら
なりゆきでいっちゃん前の、ナオユキさんのまー前で聞くことになった。
知り合いだし、トークが終わったあとナオユキさんと仲良くしゃべってたら
「ファンです」とかいうイケてないサラリーマンで顔のでかいおっさんがわたしをジロジロみて
「おっかけ?」
とか見下したような顔で言う。
友達だし。
とある、日本酒と文化的なことが好きなひとびとのサークル的なものに参加させてもらっているのですが
そのメーリスのやりとりで
(お年の方も多く、いまどきのLINEなどのアプリではなく、メーリスでのやりとり)
中心人物のひとりが、ナオユキさんに言及していたので
「ナオユキさん、友達です♪」
と返信したら
「へ~、友達なん?(笑)」
という感じで、またちょっと知ってるくらいで「ともだち」ヅラするヤツみたいな、
ちょっと知り合いだけのくせに「ともだち」っつって自慢してるヤツみたいな扱いされた。
「ずっと前から友達だし、ナオユキさんも友達だと思ってくれると思うんだけど。
昨日ライブ会場に送ってくれたとき、会場までナオユキさんと会ってしゃべってたの見たと思うけど、友達って感じやったんやんなあ?」
と娘に訊くと
「うん。ママをよく知ってるひとだったら、ママが簡単にひとのことを『友達』と言わない人だってわかってるだろうにね」
と返してくれた。
そうだった。
わたしは、自称「友達がいないひと」だった。
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