電通と大阪府の契約一切

shinoda soshu

大阪「市」からはあまり数は出てきませんでしたが（大阪城公園指定管理契約という重要なものが出ましたが）、大阪「府」には同じく直近2年間(2018年4月1日以降に成立したものなので、3年度分)の契約一切を請求したところ、それなりに出てきました。

契約主体として「電通の持ち株子会社も含む」指定をしたのですが、基本的にはすべて「株式会社電通」関西支社との契約でした。時々本社と、「電通・電通ライブ・よしもと共同企業体」なんてのもありましたが。

いったい年間いくらくらい、我々の納めた税金が電通の懐に入っているのか。見ていきたいと思います。

PDFのままなのでDLして見て頂くことになりますがご容赦を。

スポーツ振興課

①平成30年度　ラグビーワールドカップ２０１９大阪・花園開催プロモーション事業に係る企画提案業務　『5000万円』

②　2019年度　ラグビーワールドカップ２０１９日本大会及び大阪・花園開催プロモーション等事業に係る企画提案業務　

②の変更契約書

②の更に変更契約書　『5億円→5億1800万円→5億5300万円』

③「第8回大阪マラソン」開催運営及び「第9回大阪マラソン」開催準備業務

③の変更契約書　『13億6600万円→13億8100万円』

④「第9回大阪マラソン」開催運営及び「第10回大阪マラソン」開催準備業務

④の変更契約書　『13億7000万円→14億5200万円』

⑤「第10回大阪マラソン」開催運営及び次年度の「大阪マラソン」開催準備業務　『1億2100万円』　

…2020年11月の第10回大阪マラソンの中止が決まったのは6月ですが、契約締結した4月には規模縮小でやる方向だったってことでしょうか。中止されましたが、満額支払われるんでしょうか。確認中です。

⑥　第8回大阪マラソンに関するアンケート調査業務　『99.8万円』

⑦　第9回大阪マラソンに関するアンケート調査業務　『101万円』

⑧「第8回大阪マラソン」開催運営スポーツ及び「第9回大阪マラソン」開催準備にかかるチャリティ募金関連業委託

⑧の変更契約書　『544.2万円→544.1万円』　…なにこの微妙な下方修正。

⑨「第9回大阪マラソン」開催運営及び「第10回大阪マラソン」開催準備にかかるチャリティ募金関連業務

⑨の変更契約書　『905万円→917万円』

ここまでで、ざっくりですが『35億7360万円』。

消費生活センター

200万円強と、スポ―ツに比べると少額。

①　平成30年度「インターネットはいろいろなトラブルともつながっている」WEBサイト運営管理業務　『49万円』

②　平成31年度「インターネットはいろいろなトラブルともつながっている」WEBサイト運営管理業務　『49万円』

③　令和２年度「インターネットはいろいろなトラブルともつながっている」WEBサイト運営管理業務　『50万円』

④　令和２年度「インターネットはいろいろなトラブルともつながっている」WEBサイト改修等委託業務　『119万円』

政策企画総務課

①　2019年G20大阪サミット開催に係るPR・プロモーション等業務　
『3億2996万円』

②　2019年G20大阪サミット開催に係る広報戦略の策定支援及びPR・プロモーション等業務　『5774万円』　
上が2019年4月から7月まで、下は2018年10月から2019年4月まで。

万博協力室

①　2025年国際博覧会の開催等にかかる国内機運の醸成等に関する企画及び支援業務　『6100万円』

②　2025年国際博覧会の開催等にかかる国内機運の醸成等に関する企画及び支援業務【平成30年度分】　『1億円→1億7700万円』

③フィナンシャル・タイムズ紙への全面広告掲載及びその配布業務
『963万円』

④The EXPO 2025 OSAKA-KANSAIレセプション会場設営業務　『1455万円』

⑤大阪・関西万博開催に向けた大阪府・市プロモーション動画等制作業務
『500万円』

⑥大阪・関西万博開催に向けた大阪府・市プロモーション動画等修正業務
『66万円』

魅力づくり推進課

御堂筋オータムパーティ、大阪・光の饗宴に係る契約　

2019年　御堂筋オータムパーティー　『1億4635万円』

2018年　御堂筋オータムパーティー　『1億1490万円』

2019年　光の饗宴　『300万円』

2018年　光の饗宴　『300万円』

まとめ

以上です。ざっくり45億円、といったところでしょうか。イベントが多いので毎年同じ金額ではないですが。1回14億円の大阪マラソンが、2020年度は(おそらく)感染症の影響で1億円に減額してる影響も大きいです。

一つ一つの相場がわからないので、金額が妥当かどうかも定かでないですが。イベントごとと考えれば、これくらいかかるものかとも思いつつ、この金額で他にできることがあったんじゃないかという想いも。

参考までに、電通の年商が「1兆185億円」、大阪府の年間予算が「5兆4400億円」。そこから考えるとごく一部なんでしょうか。もう数字をどう捉えていいのかよく分からなくなってます。

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