マンガ(イラスト)の教室
10月からイタリアでマンガの教室を始めた。と言っても大げさなものではなく、近所の小さな教室で。
漫画といっても、ストーリーを考えてコマを割って書くというのではなく、イラストの教室に近い。
当初の予定では、高校生か大学生も来てくれたら嬉しいなあと思って、ちょっと難しめのマンガを描くカリキュラムを作っていたのだが、蓋を開けてみたら小学生、中学生が来てくれたので、イラストがメインになった。
子ども数人と大人一人の、こじんまりとしたクラスになった。
毎回、「手」とか「ポーズ」とかテーマを決めて、彼女、彼らが好きなように絵を描くのを手助けする方向に変えた。
漫画が好きな子たちなので、描きたい絵は結構はっきり持っている。(女の子たちはアーニャが大好きで、アーニャみたいな絵が描きたい)
私の仕事は、描いた絵を「こうしたらどう?」とアドバイスしたり。バランスを見たりすることになった。
たまには、彼らの描きたい絵柄を見本に描いて「この角度だったら、こういう描き方があるよ」と、見本を描いたりもする。右側とか正面しか描けない子も結構いるのだ。
「子どもの頃って、こういう絵を描いてたよな」と感慨に浸るには、子どもたちの描く絵と自分の描いてた絵は違いすぎてできない。だって、鼻にピアスの女の子とか、私が子どもだった80年代にはなかったもの。
参加者には大人も一人いて、子どもと一緒に絵を描いてもらっている。その彼女が数回で、どんどんうまくなるのも楽しい。このまま、ずっと楽しんで絵を描いていてくれたらなって思う。
今日のお金の話
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