メモをつける習慣
メモをつけはじめたのは大学1年生の頃です。
子供の頃から毎日お絵かき三昧で、中学・高校も美術部だった私はなんとな〜く美術大学を目指します。
美術部の顧問の先生の助けがあったおかげで、なんとか多摩美術大学に合格できました。
ですが夢や希望を感じていたのは大学の入学式のときまで。
もともとかなりの人見知りだったこともありますが、(実は中学2年〜3年の間、まともにクラスに通えていませんでした)美術大学の空間に圧倒されてしまってあっというまに絵が描けなくなりました。
「さあ描こう」と机にむかっても、腕と脳の動かし方がわからない。
人に相談するにもどう言ったらいいかわからない。
美術大学に入学したばかりで絵が描けなくなるなんて、かなりマズイです。
焦った私は絵を描くためのヒントがどこかにないかと本を読み、映画を観、美術館に通うなどして、制作に使えそうなネタをメモし始めます。
結果的にいうと、このときメモしたネタは99%が作品として成長せず、文字のままになっています。
在学中ずっと悶々と絵が描けないことに悩み、そのまま卒業した私は美術とは関係のない仕事に就きました。
以上が十数年前の話です。
現在は年齢も考えも環境も変わり、マイペースに楽しく絵を描くことができています。
今、楽しく絵を描いていると、我ながら
「美術大学の4年間楽しめなかったのはもったいないな〜」
「もうちょい工夫できたでしょ〜」と他人事のように思ってしまいます。
ですが、0.5の黒のボールペンで、ノートに小さい字で書かれた当時のメモを見返すと、「私が諦めなかった証拠」のように感じ、自分の人生にとって大切なものに感じます。
メモをつける習慣は、大学卒業後も残りました。
制作メモだったものは、日記、アイデア、備忘録、ちょっとした計算…など、さまざまな用途に変わりました。文字を書くことは、ただ「楽しい」とだけではなく、「頭の中の整理ができて楽になる」という感じです。
いつもは自分の机の上に置いているB5のノートにメモをつけているのですが、思い立ってnoteで日記を書いてみようと思いました。
文字を書くのを1人で楽しむだけでなく、もっと読まれる文章としてうまく書けるようになりたい→人の目につく場所に文章を投稿して練習しよう、と思ったわけです。
引き続き、書いていけたらと思います。
ありがとうございました。
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