私の原動力

note始めようか、と思ったら5年前の私が既に始めていました。Shinoです。

久しぶりに2018/19年に自分がよく聞いていた曲を聞きました。当時を振り返ると、海外進学を目指していた真っ只中でしたから、「海外への憧れ」を持っていましたし、高校生ならではのフレッシュさみたいなものを感じてしまい、少し気恥ずかしくなりますね。

この5年、様々なことがありました。サークル活動、予想もしていなかったウイルスの蔓延、交換留学…自身の性格まで少し変わったようです。

生き急いでいた頃

とにかく海外に行きたくてたまらなかった私。交換留学に行くまで、「留学」が第一目標で、サークル活動も楽しみつつIELTSの勉強と好成績の獲得に勤しんでいました。コロナ禍によって中止された交換留学…これによって更に思いに拍車がかかり、「海外で何かしたい」というよりは「海外に行きたい」という気持ちが暴走していた気もします笑

そのエピソードとして強いのが、留学直前、VISAがなかなか届かず精神的にしんどくなり、Twitterのイギリス入国のVISA担当のアカウントにDMで連絡を何度も送っていたことも(最近それを見返して、自分相当参っていたなと思いました。ちょっとした黒歴史です。消したい。)。返信は全く来なかったので結果的には無意味なことでしたが。

元を辿れば、「勉強したいから、より深く学べる海外で勉強したい」って動機から始まっていたのに、当時は後半部分がメインになっていましたね。

留学後〜現在

実際に留学後、ちょっとした燃え尽き症候群みたいなものにもなっていました。(当時は気づいていませんでした。)

ただ、留学がその後の私にもたらしたものは大きかったです。一番は海外で研究を行うことの道筋が見えたことでしょうか。私の分野では博士課程で留学する方が多いのですが、それに備えて自分が海外でも生きていけそうか、行くならどこの国がいいだろうか、という考える指標になりました。

今は原点に帰りまして、研究者になるためにどのようなルートを辿ろうか/どのような研究をしようか、といったことを日々考えています。留学前の無鉄砲さが落ち着き、少し大人になった気がします。いまだ思考がとんでもない方に飛んで指導教授に引き戻されたりしますが笑

小学生の頃から「研究者」という道は頭の中にあって、だからといって自分は天才でもないしずば抜けて優秀というわけでもないのですが、恐らく、「研究者」って必ずしも優秀な人しかならない/なれないものではないと思うんです。

勿論研究するのに十分な知識や能力は最低限必要ですが、そこから研究の独自性を追究したり、研究を続ける持続力だったり、ある種のコネクションだったり…色々あると思います。

よって、必ずしも優秀だから研究者になれるわけではない、ということは、他の材料が上手く揃えば私でも可能性があるのでは!?ということです。博士課程中盤(であろう)の27歳時点で、一度人生を見つめ直す予定にして、それまではひたむきに研究を行うつもりです。恐らくその時には、周囲の状況が今と大きく変わっているでしょうから、気にし過ぎも時間の無駄ですよね。

最初は「研究をして暮らせたら最高!」と思って目指し始めたこの道。その原動力の核となるものに本当に中身が詰まっているのか、今となっては少し疑問に思うところもあります。ただ、引き返したくない、あるいは引き返せないって気持ち(笑)と、何より自分の研究のことを考えている時間がとてつもなく楽しい気持ちがあるので、このまま行けるところまでは行こうと思います。願わくば上手く行きますように。

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ここまで読んでくださりありがとうございました。皆さん体調にはどうぞお気をつけください。

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