「JAWS PLAYERS 五月鮫」でパズルボブルシリーズRTA団体戦を開催しました

とても長い記事になってしまったので、概要だけ先に書いておきます。この概要だけ読んでもらえれば記事の内容は大体伝わります。

この記事の概要:めちゃくちゃ楽しかったです

開催決定まで

この団体戦はぽ氏お兄さんの発案で、当初は「面白そうだけど本当に人数が集まるのかどうか」が懸念事項でした。
というのも、Switchで遊べる初代パズルボブルやパズルボブル2は走者が多いのですが、それ以外のハード(今回だとPSのパズルボブル3DX)は走者が少ないこと、そもそも8人もいると予定が合わせられるかが定かではないという2点において不安材料を残したままの滑り出しとなりました。
しかし、運営メンバーであるお兄さんとお姉さんのスカウトが功を奏し、参加者の皆さんの予定も無事に合わせられたので、無事応募からの当選の流れとなったのでした。

準備

私は後述する二つ名以外特に何もしていませんが、お兄さんが配信準備からレイアウトから結果を表示する画面のシステムまで色々と頑張ってくれました。ありがとね!
その間に走者の皆さんがすごいペースで記録を詰めていて、「すげ~~~~~」と思いながら見てました。
信じられます? 2019年の今頃はアクティブの日本人走者が私しかいなかったパズルボブルを、今こんなにたくさんの人が走ってるんですよ……。
すごすぎ。本当にみんなありがとう。私うれしくて泣いちゃいそうだよ。

二つ名を作ろう

お兄さんの発案と走者向けアンケートの結果により、走者の皆さんの二つ名を考えることになりました。
二つ名考えるのってめちゃくちゃ大変ですね。3日間くらいずっと「こうか? いやこうじゃない……」と考えてました。
せっかくなので、この場で二つ名の由来などを語っていこうと思います。めちゃくちゃ長いので覚悟してください。

プニョフワ曲芸師

ジャグさんの二つ名。曲芸師と書いて「ジャグラー」と読みます。
お名前からもわかるとおりジャグリングがお上手なので、「【何か単語】+ジャグラー」という構成にしたいと思っていました。
「プニョフワ」は、アイドルマスター シンデレラガールズに登場する海老原菜帆さんのカードから拝借しました。調べていただければわかるのですが、プニョフワボディが魅力的なとてもかわいらしいお嬢さんです。
ご本人に確認したところ「プニョフワと付けてほしい」とのことだったので、そのとおりにしています。
ご本人が一番思い入れのあるカードが「プニョフワ乙女」と伺ったので、それに合わせてカタカナ+漢字にするために「ジャグラー」から「曲芸師」に表記を変更しました。

まじかる★らどりゅうくん

らど竜さんの二つ名。
園服のイメージが強いので、「【何か単語】らどりゅうくん」という構成にしたいと考えていました。
ご本人に「幼児向けアニメみたいなイメージで何かありませんか?」と投げかけたところ、「まじかる★らどりゅうくん」という案を頂いたのでそのまま採用しました。あれ? これお姉さん何もしてなくないですか?
「らどりゅうくん」という呼び名は、実はRiJW2022の本番前に「できれば『さん』付けではなくて『くん』付けで呼んでほしい」とお願いされていたのですが、当時の私に一切の余裕がなく「すみません、今回は『さん』でいかせてください」とお断りしてしまった過去があったため、そのリベンジとも言えます。
実際に「らどりゅうくん」とお呼びするのはちょっと恥ずかしかったですね。えへへ。

ブルーコメット

タッキーさんの二つ名。
本当はもっと頭に色々つけたかったし、なんなら「カラダにピース」をもじりたかったのですが、やはりシンプルイズベストということでこうなりました。
元ネタになっているのはカルピスです。「ブルー」はご本人が好きな青と、カルピスのテーマカラーである青から来ています。
「コメット」は彗星。カルピスの水玉は天の川をイメージしているらしいので、星繋がりです。
あと、パズルボブルを始めてから1年でここまで上りつめた姿はまさに彗星のごとく現れた走者なので、その意味も込められています。
余談ですが、ベイスターズのオタクが「星」のモチーフを付与する時、大抵の場合そこにはクソデカ感情が詰まっています。

佳月頂戦

あたいさんの二つ名。
後半の「頂戦」は横浜DeNAベイスターズの今シーズンのスローガンから拝借しました。ご本人がベイスターズファンであると同時に、向上心を持って上を目指し続ける様子がまさに「頂きに向けて戦う」様子そのものだと思っているので、我ながら良い言葉を見つけてきたと思います。
前半の「佳月」は、名月をかっこ良く表現した言葉です。ベイスターズのスローガンに合わせるなら4文字なのですが、読み上げたときに3文字がいちばんしっくりきたのでこれを採用しています。
あたいさんの好きなものを考えた際に浮かんだのがTwitterアイコンにもなっている艦これの弥生ちゃんで、「3月の月」をテーマに探したのですがどうにも良いものが見つからず、「3月」という要素は除いたものになりました。
なぜ1月は狼月、2月は雪月ときて3月は芋虫月なのか……。

中堅戦の二つ名について

オタク語りコーナー。
中堅戦のお2人の二つ名は、あえて共通点と相違点を作って対に見えるようにしています。
まずは表記。カタカナと漢字を並べることで、文字として並んだ時に対照的に見えるようにしています。
次にモチーフ。彗星と月という、どちらも天体にありながら見え方は全然違う、でも我々人類はそれを「星」とひとくくりにする存在。似ているけれど同じではない、微妙な差異を表現しました。
最後に色。明確に色を示していませんが、「頂戦」はベイスターズのチームカラーであるブルーをまとっています。中堅戦の二つ名の色は、いずれも「青」です。

なぜここまで中堅戦を対に見せることにこだわったかといえば、このお2人が実に良いライバルだからです。
その理由はイベント本番でもお伝えしたとおりですが、実はお2人とも共通の目標を持っていてそれを宣言しているというところが非常にそっくりなのです。ちなみに、その目標とは私の記録を超えること。お2人とも本人を目の前にして「お姉さんの記録を抜きます!」と宣戦布告し、実際にあと数秒のところまで迫っているのです。なかなかできることじゃありません。
そんなこんなで、中堅戦のお2人はどうしても対に見せたいぞ! と思い、二つ名も頑張って考えたのでした。

爆ぜよ魔輪匠

コウさんの二つ名。魔輪匠は「ウィールライト」と読みます。
「魔輪匠」は、ご本人がお好きな「魔法使いと黒猫のウィズ」というゲーム内に登場するレッジというキャラクターの二つ名から拝借しています。
車輪を回転させることで魔法を使える点から、「パズルボブルの発射台に似てるな」と思ったので拝借することに決めました。
レッジはゲーム内でも屈指の人気を誇る「黄昏メアレス」というシリーズに出演するキャラクターで、同シリーズでは「夢はなくても、意地がある」というキャッチフレーズが使われています。
コウさんは人知れずコツコツ努力を続けて実際に結果を出しているので、まさに「意地がある」というフレーズにピッタリだと思い、黄昏メアレスのキャラクターから拝借することに決めました。
「爆ぜよ」は、こちらもご本人がお好きな北海道日本ハムファイターズの2016年のスローガン「爆ぜる」から拝借しました。ちなみに、2016年はファイターズが優勝した年です。
命令形になっているのは、ファイターズにもっと頑張ってほしいという思いと、「コウさんはすごいんだからもっと前に出ていって目立ってほしい」という私の思いが込められています。
余談ですが、「爆ぜろ」と「爆ぜよ」で一晩悩みました。最終的に音が柔らかい「爆ぜよ」を採用しています。
……いや語りすぎじゃね?

神出鬼没の黒猫

猫押さんの二つ名。
これは私が考えたものではなく、amountさんが考案したものを拝借させていただきました。
ご本人もこの二つ名がとても気に入っているようですし、私自身もこれ以上良いものを考案できる自信がなかったため、二つ名を作ることが決まってから真っ先にamountさんにご連絡しました。ご快諾いただきありがとうございました。
猫押さんの魅力といえばそのミステリアスさですが、表現しようのないこの魅力を言い当てるのに「神出鬼没の黒猫」は過不足ないパーフェクトな二つ名だと思います。

当日

びっくりするほど二つ名に関するトークが長くなってしまいましたが、やっと本番です。
当日は早めにみんなで集合し、セットアップ後は和気あいあいとトークで盛り上がりました。
パズルボブル勢って、本当に仲が良いんですよ。イベント中にも話しましたが、乱数という共通の敵に向かってみんなで一致団結できるうえに、「パズルボブルが好きな人に悪い人はいない」を体現しているので、みんなとっても仲良しです。良いこと。

私自身の反省点は多々あるのですが、ここで話したところでただの自己嫌悪披露大会になってしまうので、こっそり反省して次回以降に生かしていきたいです。
それにしたってレースはどれも激アツで本当にすごかったですね。私は主にリアクション担当として「今の○○さん上手かった!」という役に徹していた(つもりなのですが、確認したら想定の30倍くらい喋っていてウケました)ので、アーカイブを見ていただければ私の感想はほとんど伝わると思います。
普段の解説ならもっとテクニック的な話をするのですが、今回はレースだったこともあり、難しい話はせずに盛り上げを重視しました。テクニックについて気になった方は、ぜひ別のイベントのパズルボブルRTAも見てください。

イベント中に言えなかったこととしては、勝った人も負けた人もみんなちゃんと見どころがあって、乱数に抗いながらも練習の成果と実力を遺憾なく発揮していたのが本当にすごいと思いました。
あと、あまりに個人的なことすぎて言えなかったのですが、私がパズルボブルRTAの沼に引き込んだあたいさんが最高の形でRTAイベントデビューしてくれたのが本当にうれしかったです。あたいさんに出会えたのは、植木店長と副店長さんのおかげですね。いつか直接お会いしてお礼を言いたいです。

まとめ

さっきもどこかで言った気がしますが、2019年の5月にはパズルボブルシリーズのアクティブの日本人走者は私しかいませんでした。
それが今や団体戦がやれるくらいまで走者が増えて新作も発売が決まり、界隈がこんなに盛り上がるなんて本当に感無量です。
見てくださった皆様、JAWS PLAYERSの運営・ボランティアスタッフの皆様、走者のみんな、企画代表のぽ氏お兄さん、ありがとうございました!!

余談ですが、パズルボブルシリーズ最新作「パズルボブル エブリバブル!」が5月24日に発売されますので、皆様ぜひご予約のほどよろしくお願いいたします。


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