ポーカーに本気な人へ、ポーカーの厳しい現実を教えます🫣

※こちらは 2023.10.12 に https://twitter.com/ShinnyPoker でポストしたものを再掲した記事です。

昨今のポーカーブームにより、ポーカーを始めたばかりの方やポーカーに情熱を注いで取り組んでいる方が多いと思います。

残念ながら、YouTube やネット上でみるポーカーの情報（特にテーブル上でのお金の動き）は、キラキラした部分しか映しておらず厳しいポーカーの現実には触れていません。僕はポーカーに出会った事で人生が大きく変わった（良い方向に）ので、ポーカーはどんどん広まって欲しいですが、軽装で富士山に登って遭難する人のように、ポーカーの現実を知らずに人生オールイン！→こんなはずじゃ無かった…となって欲しくないので、以下ポーカーの厳しい現実を並べます。

・トーナメントは運です（宝くじと同じ）

始めたばかりの人やポーカーをやって間もない人が、大きな大会で優勝したり入賞したりすると「ポーカーの才能があるのかも！🤩」となり、のめり込みます。特にスポットライトの当たったステージ上で表彰され、X 上でもたくさんのいいねがつくので、ドーパミンがものすごい事になります。

ただ、トーナメントポーカーは宝くじと同じ仕組みです。唯一違う点は、スキルがある人と無い人で、バイインを払った時に貰える宝くじ券の枚数が違うとこです。

始めたばかりの人がスクラッチ券 1 枚貰えるのに対して、トーナメントが上手いプレイヤーはスクラッチ券が 5 枚貰える、そんな感じです。

なので、優勝した時や良い成績が残せた時に「ここ数ヶ月の座学の結果が出た！」と喜ぶ人が多いですが、たぶん運が良かっただけです。何事もそうですが、一部の人を除いて、ほとんどの人は学んだ事をすぐ実行できません。スポーツとかは特に顕著ですが、マインドスポーツであるポーカーも同じです。学んだ知識を実行する為には、また別のスキルが必要になります。なので、良い結果が出た→努力のおかげ！と結果から評価してしまうととんでもない事になります。気をつけて下さい。

・キャッシュゲームの推定実力値が分かるのは、30万ハンドプレイした後

上で述べたように、ポーカーは運に左右されるゲームです。比較的「分散」が少ないキャッシュゲームですら、分散の影響が小さくなってくるのは 30 万ハンドプレイした後です。10,000 ハンド程度だと、勝つか負けるかはほぼコインフリップです。その為、毎セッション事（たぶん 1000 ハンド程度）の収支を見てその結果で「今日のプレイは良かった or 悪かった」と考えてしまうと悪影響です。なぜなら、その結果が自分の実力なのか分散の影響なのか一切分からないからです。それよりも、難しい判断を下したハンドやどうして良いか分からなかったハンドを見返して、エクイティの計算等をする方が有益です。

・ポーカーで勝てる人は1割程度、そして専業で食べていけるのはさらに一握り

ポーカーはレーキがあり、そしてエッジも少ないゲームなので、勝てる人は 1 - 2 割程度と言われています。そして、ポーカーだけで食べていけるのは、その中からさらに一握りです。そして、分散の影響があるので、ポーカー専業としてキャリアチェンジをする場合は、仕事をしている時からパートタイムでポーカーをプレイしサンプル数を貯め、ゆとりをもった移行期間を経てからポーカー専業に移行しないと、持続的なポーカー専業キャリアは築けません。

１ヶ月に必要な生活費やプレイするステークスにもよりますが、バンクロールも入れて最低でも 300 万円、余裕を持ちたいなら 500 万円くらいあると良いと思います。

ポーカーは座学等の技術的な部分も重要ですが、それと同等、もしくはそれ以上に重要なのはメンタルトレーニングです。ポーカーを始めた時から継続してメンタルトレーニングをする事で、ポーカーキャリアを通して恩恵を受けられます。

非常に長くなりましたが、これ以外にも厳しい現実は沢山あります。ですが、それを含めてもポーカーは面白いです。ただ、人生オールインする前に、登ろうとしている山の高さを知ってからぜひ挑戦して下さい🤝しっかりと準備をすれば、登れない山はありません🙃

以下僕の YouTube より、初めたばかりの方へおすすめの動画リンクです

ポーカーの学習メソッド

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