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フェブラリーS【GⅠ】考察

優先出走馬
レモンポップ

外国馬
シャールズスパイト

賞金上位馬
レッドルゼル、ショウナンナデシコ、メイショウハリオ、テイエムサウスダン、スピーディキック
ソリストサンダー、ヘリオス、オーヴェルニュ、ギルデッドミラー(登録抹消)、ドライスタウト
セキフウ、ケイアイターコイズ、ケンシンコウ、アドマイヤルプス

以下、除外対象馬
ジャスパープリンス
タガノビューティー
ゴールドパラディン

過去5年のフェブラリーSを自分の独断で順位づけするならば以下のとおり。
2021年>2022年>2020年>2019年>2018年

2021年カフェファラオ1.34.4 着差0.1
前半3ハロン34.7-1000m58.5-ラスト1ハロン12.1、後半1000m59.7
過去5年東京ダート1600良馬場最速時計。
全体のプランの中で後半1000m60秒を切ってきたのはカフェファラオ、2着エアスピネル2頭のみ。

2022年カフェファラオ1.33.8 着差0.4
前半3ハロン34.5-1000m59.2-ラスト1ハロン11.8、後半1000m59.3
4角3、1、2番手の先行馬3頭で1、2、3決着。全体のプランの中で後半1000m60秒を切ってきたのはカフェファラオ、テイエムサウスダン、ソダシ、ソリストサンダー4頭のみ。6着レッドルゼルが含まれないことはシビアに捉えたい。

2020年モズアスコット1.35.2 着差0.4
前半3ハロン34.6-1000m58.7-ラスト1ハロン12.4、後半1000m60.6
全体のプランの中で後半1000m61秒を切ってきたのはモズアスコット1頭のみ。

2019年インティ1.35.6 着差0
前半3ハロン35.8-1000m60.2-ラスト1ハロン12.4、後半1000m59.8
ここまで並べると一目瞭然でレースレベルは落ちる印象。しかしながらレースラップのラスト3ハロン11.6-11.4-12.4に着目すればやはりダートG1レベル。全体のプランの中で後半1000m60秒を切ってきたのはインティ、ゴールドドリーム2頭のみ。

2018年ノンコノユメ1.36.0 着差0
前半3ハロン34.1-1000m58.3-ラスト1ハロン12.8、後半1000m61.9
直前まで1200の短距離路線を使っていたニシケンモノノフの逃げで先団4頭を形成する過去5年で最もハイペースのフェブラリーS。道中1200並みのペースですから1600は長く決着も上がり3ハロン1、2、3位の順。全体のプランの中で後半1000m62秒を切ってきたのはノンコノユメ、ゴールドドリーム、インカテーション3頭のみ。

今年のフェブラリーSは雨予報が出ており稍重~重で行われる可能性も視野に考えたい。昨年の優勝馬カフェファラオと比較すると今年のメンバーレベルは落ちそうではあるしペースも平均ペースなら後半1000m60秒の壁を基準に各馬を診断すると有力馬は絞られてきそうである。

アドマイヤルプス
グリチャカップはデシエルトの勝ち時計1.33.5重、レースラップの後半1000m58.6でアドマイヤルプスの走破時計1.35.0。全体のプランの中で後半1000m61.1秒では良くても掲示板に手が届くかどうか。前哨戦の根岸Sを謎の脚を溜める作戦では評価できない消し。

オーヴェルニュ
道悪の鬼。スマートファルコン産駒は足りない基礎スピードを補う道悪でこそ加点。一昨年のフェブラリーSは道中追いどおしで息がもたずに13着大敗と敗因は明確。引退前最後のG1騎乗となる福永騎手も話題に。
先行脚質のオーヴェルニュにとっては、後半1000m60秒の壁はハードルが高く雨が降らなければ消し。

ケイアイターコイズ
霜月S組は基本低評価。直前に令月S1200を使った臨戦過程もマイナ消し。

ケンシンコウ
根岸Sはレモンポップの勝ち時計1.22.5、レースラップの後半1000m59.3でケンシンコウの走破時計1.23.5。全体のプランの中で後半1000m60.3秒はやや物足りないが初めての1400を対応した点は好評価。道悪と距離延長は加点。上昇期待。

ゴールドパラディン
賞金が足りない。経験不足消し。

シャールズスパイト
海外遠征組6歳牡馬。米国の芝G1勝利実績あり。ミスプロ、ストームキャット持ちの血統背景なら走ってもなんら不思議はないところ。

ショウナンナデシコ
牝馬のショウナンナデシコといえばソダシのステータスからスピードを減らしてパワーを足したイメージ。冬場の東京ダート1600はベスト馬場かもしれないが道悪ならライバルは多い。昨年のソダシで3着なら後半1000m60秒の壁を越えてくるのは厳しい見立て。

ジャスパープリンス
前哨戦の根岸Sは1.4秒差9着。良馬場なら問答無用で消し、一方高速ダート重~不良になれば8歳馬といえど抑えておきたい。2021年9/11中京エニフSの勝ち時計1.22.1稍重。この時は2番手から上がり3ハロン最速で差し切り着差0.2秒。道悪巧者のメイショウウズマサを完封してるので雨が降れば降るほど加点。出走が叶えば大穴候補。

スピーディーキック
地方からの参戦。映像を見る限り若駒の中でも相当高いパフォーマンスを見せている。56㎏背負って古馬相手の格上挑戦とは敷居が高いがどんなパフォーマンスを見せるかは馬券を抜きに楽しみ。

セキフウ
同コースのユニコーンS2着馬で走破時計1.35.2、後半1000m60.9。カフェファラオのユニコーンSの勝ち時計1.34.9稍重、後半1000m60.7。昨年のユニコーンSのレースレベルはカフェファラオが優勝した2020年と同じかそれ以上。ユニコーンS組のその後の活躍を見れば走破時計は額面どおりに受け取って良さそう。鞍上もデムーロ騎手継続なら軽視は禁物。前走は内目の追走で走る気がなかっただけなら平気で巻き返してきそう。

ソリストサンダー
フェブラリーSは2度出走して昨年4着、一昨年8着。過去の武蔵野Sの実績からも後半1000m61秒なら8歳の現在でもやれてもいいが他力本願、間隔を空けて挑む構図がアルクトスとも被ります消し。

タガノビューティー
根岸S4着馬。前走はブリンカー着用。賞金が足りないのは意外ですが望みが叶えば初のフェブラリーS出走。前走根岸Sはチャンピオンズカップからの上積みがあった分、今回は平行線消し。

テイエムサウスダン
昨年のフェブラリーS2着馬。昨年くらいやれれば十分に勝ち負けだと思いますが、直後のかしわ記念でショウナンナデシコから1.0秒差3着とパフォーマンスを落としてからは1年間で4戦0勝。岩田康誠騎手が下りたテイエムサウスダンに魅力なし消し。

ドライスタウト
霜月S組は基本低評価。それだけ距離適性が重要なレースと考えている。昨年のリーディング2位戸崎騎手でも消し。

ヘリオス
1600は長い。武騎手が道中11.9秒を刻むワンペースで逃げたとしても直線でレモンポップに交わされた地点から再加速を強いられる点で無理。ヘリオスにとってレモンポップは天敵消し。

メイショウハリオ
21年のみやこS1着で勝ち時計1.50.8、後半1000m60.8。自分は東海Sプロミストウォーリア、ハギノアレグリア、ハヤブサナンデクンの3頭が仮にフェブラリーSに出走すれば結構やれるんじゃないかと考えているので中距離路線組に期待する面がある。やれる。

レッドルゼル
脚部不安で海外遠征を白紙に戻し国内での調整。川田騎手がマイルは長いと断言している以上適性外消し。

レモンポップ
根岸Sの勝ち時計1.22.5、レースラップの後半1000m59.3
武蔵野Sの走破時計1.35.6、レースラップの後半1000m59.8
適性はメンバ最上位、ギルデットミラーが登録抹消になった現在優勝候補筆頭。


2023年有力馬
レモンポップ
ケンシンコウ、セキフウ、メイショウハリオ

雨馬場
ジャスパーゴールド、オーヴェルニュ
ショウナンナデシコ

分からない
シャールズスパイト、スピーディーキック

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