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相談事例:後見制度への期待と現実

相談者:ハタノ様

長男には障害がある。
幸い障がい者施設での働き口はあり自分の食いぶちは稼いでくるが、他人とコミュニケーションが取れない。

妻は8年前に亡くしてしまった。自分が死んだ後のことが心配で、息子のためにと後見人をつけた。

ところが後見人がしてくれるのは通帳の管理だけ。
月に一度やって来て1時間ばかり話して帰る。
これだけで毎月3万円だ。払わないとは言わない。
もっと息子のためにしてくれることはないのか。そう父は憤る。

☆未来へ繋がる気づき
後見人の仕事は財産管理をすることです。判断能力が衰えた方に代わって財産を守り、管理してくれます。
無駄に浪費したり、詐欺被害に合わないようにするという意味合いも含みます。
ただ、生活支援をしてくれることはないですし、息子さんが亡くなった後の手続き(死後事務)をしてくれることはありません。その部分は別の方法での手当てを検討する必要があります。

※ご相談者の名前は仮名です。

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