ショート投稿 今期業績予想の雑感
2023.5.14
Shinnです。
12日（金）Ipsの前期決算および今期業績予想が発表されました。
株式会社アイ・ピー・エス
2023年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
この件について、沢山の反応とコメントをいただきました。
本来は違うテーマでNoteを作る予定でしたが、急遽 今期における注目事業の一つ「国際通信事業(セグメント統合後)」についての雑感を書きたいと思います。
※個人で調べた内容に基づく雑感となります。
予めご了承願います。
◆今期見通し
皆さんはこの業績予想を見てどう感じられましたでしょうか。
期待外れに感じた方、いや今期はそんなもんだろ...様々だったかと思います。
ちなみに私は後者で、今期の数字はそれ程良くはないだろうと予想していました。
その根拠を決算前にtweetした内容とともに書いていきたいと思います。
◆注目のフィリピン国内海底ケーブル「PDSCN」
PDSCNについては、予定どおり4月に敷設が完了していました。
決算短信まで発表は無かったものの、協業先の1社であるGlobe Telecom社から一足先にリリースされた決算資料にて「敷設は予定通り4月末に」と書かれていたことより問題無いと思っていました。
一方、海底ケーブル専門サイト「Submarine Network」よりこんな情報を確認、下のtweetをしました。
囲みの部分、運用開始は第2四半期末（6月）までにと記載されております。
海底ケーブルの敷設自体は予定どおり進んだとしても、実際に陸上回線工事等を経てアクティベートされるまで時間を要すことが想像できました。
早くても7月以降の提供となり、即ちIpsの売上が付くのは第3四半期以降になること、更には入金パターン（一括or数年での分割払い）によって売上期間が変動することより、今期の回線販売の売上予想にあまり大きな期待は禁物、と考えておりました。
ただ、この数字を見ると確定案件または確度の高い案件のみ業績予想に織り込んだ印象を受けます。
当然こんなものではないでしょう。
来期、場合によっては今期内に大口案件が成約し、更に売上が付いてくるものと期待しています。
◆InfiniVANの展開
決算直前にもう一つ、このtweetをしました。
3月23日にリリースされた、公共サービス法改正法の実施要領公布の件になります（詳細説明は割愛します）
業績修正でも事業提携でもない、一見フワっとしたリリースに見えますが、私の中で今後の方向性を左右するとても重要な内容だと捉えております。
パンデミックを経て、マニラ首都圏のオフィスには人が戻りつつあります。
そして今回、PCSDNの敷設によって首都圏はもとより地方都市にも豊富な通信トラフィックを流せるようになり、いよいよフィリピン国内での展開が加速していく環境が整ってきました。
フィリピン国内での展開が加速することは、即ちIVANの業績が期待出来るということです。
事実、前期下半期よりフィリピン国内での通信事業強化に向けて人材を含めた先行投資を行っていました（短信にも書かれています）。
大きな事業機会を見据え、社長がフィリピンに居を移したことも注目すべき事象でした。
そこで気になったのがIVANの出資比率。
今期見通しで純利益が減少になっておりますが、これはIVANの売上拡大フェーズに伴う持ち株比率の影響、即ち取り込めない利益による落ち込みが一因ではと考えます。(勿論、美容医療の償却や為替、金利の影響もあると思います)
現在、取り込める比率は64%。
リリースにも出資比率については様々な検討がなされていると記されていますが、この方向性と時間軸はIpsを投資する上でとても重要であると考えており、より具体的な報告を望んでいます。
そしてIVANの事業拡大の先にはいよいよ資金調達に向けたフィリピン市場上場の話題も出てきます。
（現在、フィリピンの株式市場には資金が入ってきていない状況ですが、政権が交代し様々な外資の呼び込みを行っております。
来年にはフィリピン市場に多くのIPOがあるとの情報も聞いておりますし、現在議論されている空売り制度〜Short Selling〜が導入されれば、大きな資金が市場に流入されることが期待され、上場に向けた環境もより整ってくるものと予想しております）
重ねてですが、この件についてはなるべく近いうちでの報告を期待したいところです。
16日にはZoomでの決算説明会が開催されるとのことで、私も時間が取れればですが視聴したいと思います。
皆さんで何かお気付きのことがありましたら、是非教えてください。
他にも色々なことを書きたいのですが…今回は以上となります。
校閲を全くしておらず拙い文章だったと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Shinn