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第19回新南陽CSメタゲームブレイクダウン

 第19回新南陽CSにご参加いただき大変ありがとうございました。

 今大会は68名の方にご参加いただき、おかげさまで満員御礼となりました。また、新型コロナウイルス対策に加え、受付や結果報告のペーパーレス化導入によるトラブルのため参加者の皆様にはご不便をおかけしましたが、皆様のご協力もあり無事全日程を終えることができました。

 全大会に引き続きオンラインデッキリスト提出を実施し、参加者の内約60%の方にご利用していただけました。しかし、受付番号が未記入であるなど、こちらが指定した形式に沿っていないリストも一定数ございました。オンラインデッキリスト提出の詳細は別記事にてまとめておりますので、オンラインデッキリスト提出をご利用される際はそちらを参考の上でリスト提出をよろしくおねがいします。


・アーキタイプ分布

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 前大会同様相変わらず圧倒的な勢力を誇り使用者数と決勝トーナメント進出者数共に1位であった<ドラグナー>ですが、前大会と比較するとサブタイプの内訳に変化が見られます。前大会までは<赤白黒ドラグナー(ハムカツマン蒼)>といった大型のドラゴンを踏み倒すことに特化したタイプが人気を集めましたが、今大会では<赤白青ドラグナー(デッドマン)>の使用者数が増加し、有力なサブタイプの勢力がイーブンとなりました。しかし、勢力は同程度であるにもかかわらず<赤白黒ドラグナー(ハムカツマン蒼)>の決勝トーナメント進出者は0名と<ドラグナー>の中では負け組となってしまいました。今大会の<ドラグナー>の決勝トーナメント進出率自体は悪くなかっただけに<赤白黒ドラグナー(ハムカツマン蒼)>のややメタカードに脆い点が浮き彫りとなった結果と言えます。
 その一方で、前大会で使用者数が次点であった<赤白カメカメン>を代表する所謂メタビートに対して有利である<デッドダムド>が今大会では勢力を拡大し次点となりましたが、メタビート系などの仮想対面であったアーキタイプの使用者数が想定より少なかったためか、決勝トーナメント進出者は0名と完全に空振りとなってしまったようです。

・赤白黒ドラグナー(デッドマン)

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 現環境の覇権である<ドラグナー>。その中でも、<赤白黒ドラグナー(ハムカツマン蒼)>や<赤白青ドラグナー(デッドマン)>の2種類はCSで目撃しないことはあり得ないほど主流なタイプになっていますが、第19回新南陽CSにおいてはやや懐かしいタイプの<赤白黒ドラグナー(デッドマン)>がベスト8に2名入賞することとなりました。『クロニクル最終決戦デッキ ⿓魂紅蓮譚』によって<ドラグナー>というアーキタイプが成立した時点では主流であった本アーキタイプですが、『幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!』発売以降<赤白黒ドラグナー(ハムカツマン蒼)>に押し出される形であまり姿を見かけなくなってしまいました。
 現在の対<ドラグナー>戦略が<爆熱剣 バトライ刃>や<爆熱天守 バトライ閣>による踏み倒しを咎めるものが大半を占めているため、それらの影響を受けづらいドラグハート・クリーチャーによる打点生成をメインのプランとして据えていることが今大会で結果を残した理由の1つであると考えられます。《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》は一見踏み倒しメタカードで咎められてしまうように思えますが、一度盤面に着地さえしてしまえば《無敵剣 プロト・ギガハート》を装備することで盤面を離れることを回避できるだけでなく、それらを逆手にとり《最強龍 オウギンガ・ゼロ》に龍解させることで打点生成に利用することも可能です。

 まさに原点(オリジン)に立ち返ったことが功を成したと言えるでしょう。

・青黒オカルトアンダケイン

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 <ドラグナー>が対<ドラグナー>戦略に対抗するため、構築段階で瞬間火力を抑えメタカードに咎められない立ち回りを意識したものになり、その結果、高確率で1度ターンが返ってくるようになり、さらに盤面を作るゲームプランをとるアーキタイプが増加傾向なことからその存在価値を見出されたアーキタイプが<オカルトアンダケイン>でしょう。
 本アーキタイプは、《零龍》と《忘却人形 ラビリピト》によって盤面と手札を更地に変えてしまうという恐ろしいコンボをコンセプトにしており、コンボ達成の為に墓地を増やすカードや《零龍》への零龍卍誕をサポートするカードでデッキが構成されています。上記のコンセプトに加え、《不敵怪人 アンダケイン》と《腐敗勇騎 ドルマークス》による無限マナ破壊コンボも内蔵していることから、盤面で戦うフェアデッキに対してはすべてのリソースを奪うことで機能不全に陥らせ有利に立ち回ることが可能です。それに加えて、墓地利用をするアーキタイプが減少傾向であったことから、それに対するガードが下がっていたことも追い風となり、今大会での優勝に繋がったのではないでしょうか。今後は使用者も増えることが予想されるため、このアーキタイプの対策もCSで勝ち上がるためには必要となるでしょう。
 

・次回予告

 11月はあともう一大会ございます。『レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命』に収録されるカードも使用可能となっておりますのでこちらのご参加もよろしくお願いいたします。

 11月に開催する新南陽CSにつきましては、現在の社会情勢を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、山口、広島、島根 の3県に在住されている方のみ参加可能とさせていただきます。3県以外でご参加を希望される方には大変申し訳ございませんが、今後の情勢次第で緩和等も検討いたしますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 それでは、また次回の新南陽CSでお会いしましょう!
 

 ・第20回新南陽CS(64名:殿堂:11月22日(日))大会ページ

  参加表明開始:11月8日(日)20時より

   ・第21回新南陽CS(64名:殿堂:12月6日(日))大会ページ

    参加表明開始:11月22日(日)20時より

  ・第22回新南陽CS(64名:シールド戦:12月20日(日))大会ページ

   参加表明開始:12月6日(日)20時より

・ベスト4デッキリスト

優勝 不死身の龍 選手(青黒オカルトアンダケイン)

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準優勝 クロネコ 選手(赤白黒ドラグナー)(デッキリスト非公開)

3位 shirasu 選手(赤白青ドラグナー)(デッキリスト非公開)

4位 ゆーびー 選手(赤白青ドラグナー)

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