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第21回新南陽CSメタゲームブレイクダウン

 第21回新南陽CSにご参加いただき大変ありがとうございました。

 今大会は50名の方にご参加いただけました。また、新型コロナウイルス対策で参加者の皆様にはご不便をおかけしましたが、皆様のご協力もあり無事全日程を終えることができました。

 全大会に引き続きオンラインデッキリスト提出を実施し、参加者の内約66%の方にご利用していただけました。しかし、受付番号が未記入であるなど、こちらが指定した形式に沿っていないリストも一定数ございました。オンラインデッキリスト提出の詳細は別記事にてまとめておりますので、オンラインデッキリスト提出をご利用される際はそちらを参考の上でリスト提出をよろしくおねがいします。

・アーキタイプ分布

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 今年も最後の月となる12月に開催された今大会ですが、遂に9月から使用者数トップに君臨し続けてきた<ドラグナー>がその玉座から陥落し、約3か月の天下に幕を下ろしました。そして今大会ではその空いた玉座を<ドギラゴン閃>が手にすることとなりました。《レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命》発売から2週間が経過したこともあり構築もかなり洗練されたようで、《ボルシャック・ドギラゴン》や《百鬼の邪王門》でカウンターを構える《赤黒ドギラゴン閃》が今大会において最も人気を集めました。また<ドラグナー>においても、”閣ループ”が出来なくなったことで損なわれた出力を《蒼き守護神 ドギラゴン閃》によってカバーしていることから《蒼き守護神 ドギラゴン閃》のカードパワーの高さが窺えます。
 そして、これだけ革命チェンジが横行するなら《洗脳 センノー》を使うアーキタイプも使用者数が増えないわけがありません。《洗脳 センノー》を採用したアーキタイプとして、今大会では<バーンメア>が使用者数次点となるほど勢力を拡大しました。《洗脳 センノー》をうまく使えるだけでなく、自身のメインプランであるGR召喚が<ドギラゴン閃>へのメタカードでは咎められにくいことからも今大会における立ち位置はかなり良かったようで、決勝トーナメント進出率では1位という結果を納めることとなりました。
 しかし、正攻法で殴り合うアーキタイプが流行する一方で、環境の海の底から暗躍するアーキタイプもいました。そんなアーキタイプであったのは《青黒カリヤドネ》で、使用者数2名が両者ともベスト4に入賞するという驚異的なアベレージの高さを誇り今大会における勝ち組であったのは間違いないでしょう。これらの要因として、他のアーキタイプが《ドギラゴン閃》に対応するために、メタカードやS・トリガーを厚く採用した結果、墓地や呪文に対するメタカードを採用する枠を捻出できず、泣く泣くそれらを用いるアーキタイプを割り切らざるを得なくなったことで、その隙に付け入れることができたのではないでしょうか。

・赤白ヴァイカ―

ヴァイカ―

 『レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命』の発売から2週間がたち、各アーキタイプ達はテンプレートや立ち位置を確立した頃合いでしょう。この様なメタゲームが固まってきたタイミングで<赤白メタビート>が流行るのは現代デュエル・マスターズの風物詩の1つです。
 約1か月前に活躍した<赤白カメカメン>と異なる点は、<赤白カメカメン>は攻めのプランとして《魔軸の鎖 カメカメン》を起点にするため自身の効果で唱える呪文を同時に採用しなければならないのに対し、《赤白ヴァイカ―》は攻めのプランを単体で完結する《BUNBUN・ヴァイカ―》にすることで空いたスロットに追加のメタカードや受けのS・トリガーを採用できることでしょう。追加のメタカードとして以前はあまり見られなかった《U・S・A・BRELLA》、S・トリガーとして《閃光の守護者 ホーリー》が今大会で優勝したデッキリストには採用されていました。<ドギラゴン閃>や<ドラグナー>に対する《洗脳 センノー》、<バーンメア>に対する《U・S・A・BRELLA》と使用者数の多いアーキタイプに対するカード単位での対策が成されており、まさに対環境メタビートとしてそれらのアーキタイプに応じたメタカードを駆使して薙ぎ倒したのではないでしょうか。

・赤緑バーンメア

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 今大会での決勝トーナメント進出者数が1位となった本アーキタイプ。その要因としてはやはり<ドラグナー>や<ドラグナー>にクリティカルに刺さる《洗脳 センノー》を採用しながら自身のメインプランはGR召喚のため咎められにくいことでしょう。《洗脳 センノー》はジョーカーズでもあるため《ジョジョジョ・ジョーカーズ》や《タイク・タイソンズ》の様なジョーズシナジーを活かせることも他の《洗脳 センノー》を採用したアーキタイプにはない強みとなっています。
 今回人気を集めたのは赤緑カラーのサブプランで《情熱英雄 モモキング》を採用したタイプ。そのアンタッチャブル性能とキリフダッシュのコンバットタイミングによってGRクリーチャーだけの打点ではケアの難しいS・トリガーを乗り越えることも可能となり、まさにダメ押しとしての1枚と言えるでしょう。
 12月の新殿堂において無規制であったため、今後のアドバンスの顔となることは間違いなく対策必須のアーキタイプであるため要注目です。

・次回予告

 今年最後となる新南陽CSはシールド戦で開催します。こちらのご参加もよろしくお願いいたします。

 12月に開催する新南陽CSにつきましては、現在の社会情勢を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、山口、広島、島根 の3県に在住されている方のみ参加可能とさせていただきます。3県以外でご参加を希望される方には大変申し訳ございませんが、今後の情勢次第で緩和等も検討いたしますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 それでは、また次回の新南陽CSでお会いしましょう!

・第22回新南陽CS(64名:シールド戦:12月20日(日))大会ページ

  参加表明開始:12月6日(日)20時より

・ベスト4デッキリスト


優勝 ピョン! 選手(赤白ヴァイカー)

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準優勝 くろ。選手(青黒カリヤドネ)(デッキリスト非公開)

3位 リファール 選手(青黒カリヤドネ)

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4位 BUKOU 選手(赤緑白モルトNEXT)

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