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第15回新南陽CSメタゲームブレイクダウン

 第15回新南陽CSにご参加いただき大変ありがとうございました。

 今大会は台風10号の接近の中62名の方にご参加いただきました。また、台風接近に伴い大会内容を一部変更しての開催となりましたが、参加者の皆様のご協力により天候が悪化する前に無事全日程を終えることができました。

 全大会に引き続きオンラインデッキリスト提出を実施しましたが、受付番号が未記入であるなど、こちらが指定した形式に沿っていないリストも一定数ございました。オンラインデッキリスト提出の詳細は別記事にてまとめておりますので、次回以降はそちらを参考の上でリスト提出をよろしくおねがいします。

・アーキタイプ分布

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 総数が2以上のアーキタイプが前大会を超える13種類も乱立する多様性に富んだ分布となりました。アーキタイプ数が前大会越えした背景には、8月22日に発売した2種類の「クロニクル最終決戦デッキ」によって強化されたアーキタイプ、そして新たに成立したアーキタイプが勢力を広げていることが影響していると考えられます。
 特に「クロニクル最終決戦デッキ龍魂紅蓮譚」は<赤白黒ドラグナー>という新アーキタイプを誕生させ、早くも環境を定義するほどの影響を与えています。その影響力は前大会のトップシェアであった<バーンメア>や<デッドダムド>を押しのけるほどで、新規ドラグナーのカードパワーの高さを痛感させられます。

 以下では「クロニクル最終決戦デッキ」による影響が大きかったアーキタイプについて詳しく解説していきます。

・ドラグナー

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 「クロニクル最終決戦デッキ龍魂紅蓮譚」に収録された新規ドラグナーによって新たに成立した本アーキタイプは、発売直後から全国的で爆発的に使用者を伸ばし、ここ新南陽CSにおいても最大勢力となりました。
 一口に<赤白黒ドラグナー>といっても大きく分けて2種類のタイプが存在し、《爆熱剣 バトライ刃》でのコスト踏み倒し先としての大型ドラゴンを多数採用するタイプと、《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》によるドラグナーシナジーを活かしたタイプが存在します。今大会で人気が集まったのは前者で、踏み倒し先として《爆龍皇 ダイナボルト》や《ニコル・ボーラス》など、使用者によって多種多様なドラゴンが採用されていました。早期に《爆熱剣 バトライ刃》を装備してデッキトップから大型ドラゴンを踏み倒すムーブは、強力且つ捲る瞬間がとても楽しいので人気が集まることも頷けます。
 9月に予定されていた殿堂発表にて《ヘブンズ・フォース》の殿堂入りが危惧されていましたが、先日殿堂入りに該当するカードは無しとアナウンスされたことから、CSに出るなら今年中はこのアーキタイプと向き合い続ける必要がありそうです。

・マーシャルループ

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 「クロニクル最終決戦デッキ龍魂紅蓮譚」によって新しいアーキタイプが生まれる一方、「最強戦略!!ドラリンパック」で強化された本アーキタイプは、「クロニクル最終決戦デッキ覚醒流星譚」に収録された《全員集合!アクア・三兄弟 / 超次元ジェイシーエイ・ホール》によって更なる強化がなされることとなりました。
 前大会で主流であった《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》を軸とするタイプと異なる点は、相手に解決権を渡さずにフィニッシュできるようになり、メタカードが刺さりにくくなったことでしょう。さらに、新たに採用された《サイバー・I・チョイス》はループパーツとしての役割以外にも、ドローソースと同時にトリガーさせることで手札に引き込んだトリガーカードを使用できることからループ成功率の底上げにも貢献しており、総じてデッキとしての完成度が以前より高くなっているといえます。 
 古のデッキの面影はどこへやら、最新のカードを取り入れ、超次元とGRをフル活用し環境の最前線で戦う様は、まさに令和のデッキと呼ぶに相応しいでしょう。

・ジョラゴン

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 デッキ構築における固定枠が多く、「最強戦略!!ドラリンパック」発売後から大きく構築が変化することがなかった本アーキタイプですが、「クロニクル最終決戦デッキ龍魂紅蓮譚」によって誕生した<赤白黒ドラグナー>の存在は流石に無視できるものではなく、新規ドラグナーや文明を参照するカードに対するメタカードとして《希望のジョー星》を採用したリストが今大会では多く見られました。
 しかし、アーキタイプの母数が<赤白黒ドラグナー>に次ぐ2位であるにもかかわらず、決勝トーナメント進出者は1名とかなり厳しい結果となりました。《希望のジョー星》を相手が動く前に設置できれば対処できるものの、設置される前のアクションに対しては干渉できないことから、<ジョラゴン>というアーキタイプの自分より先に動く相手を苦手とする脆弱性が顕著に表れた結果となりました。前大会でも一定の人気が集まりながらも決勝トーナメント進出者が総数に比例しない本アーキタイプ。次回以降の大会では使用者が減少するのか、それとも環境に対するブレイクスルーを見出し環境トップへ返り咲くのか今後の動きに注目です。

・次回予告

 今月は残すところ新弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」を使用したシールド戦が控えております!!最大定員での開催の場合、ベスト8までCSプロモを配布することが可能となりますので、皆様のご参加の方お待ちしております。

 9月に開催する新南陽CSにつきましては、現在の社会情勢を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、山口、広島、島根 の3県に在住されている方のみ参加可能とさせていただきます。3県以外でご参加を希望される方には大変申し訳ございませんが、今後の情勢次第で緩和等も検討いたしますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 それでは、また次回の新南陽CSでお会いしましょう!
 

 ・第16回新南陽CS(50名:シールド戦:9月20日(日))大会ページ
  参加表明開始:9月5日(土)20時より

ベスト4デッキリスト

優勝:shirasu(青単マーシャルループ)(デッキリスト非公開)
準優勝:AKIHISA選手(赤白バイク)(デッキリスト非公開)
3位:桐寺選手(デイガドラグナー)(デッキリスト非公開)
4位:BUKOU選手( 赤緑モルトNEXT)

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