ゴルフという恐ろしい山をハックするには覚悟がいる
どうもです。ワタクシの運動歴はテニス15年、空手3年、ゴルフ28年、サーフィン19年といったところでしょうか。テニスと空手は別の時期、サーフィンとゴルフは完全に重なっています。トレーナーの知識からいちいちの筋肉の動きを解説してみました。
サーフィンの場合
波に乗るまで
脊柱屹立筋を主働筋を主として脊柱胸郭部と頚椎伸展、股関節屈曲させて両膝と両方の上前腸骨棘でバランスを取りながら、主に広背筋と上腕三頭筋を使って肩関節の屈曲と伸展・外転と内転・外旋と内旋を繰り返す波にのる時
上記を行いつつ、主に上腕三頭筋と大胸筋を使って肩関節水平屈曲・肩関節内転させて状態を起こして、片側の股関節を屈曲させて立ち上がって、その後はほぼその状況に合わせて体を動かしていきます。波に乗っている複雑でありとあらゆる動きをしているので省きます。ほぼ本能に近い。
ゴルフの場合
ゴルフは本当にタチが悪い。以下は右利きの解説です。
アドレス
股関節・膝関節屈曲、胸椎伸展、肩甲骨下方回旋、内転テークバック
腸腰筋群と内転筋を使って右股関節屈曲・内旋、同時に脊柱回旋、脊柱左側屈、胸椎伸展、肩甲骨下方回旋・内転、左右の肩関節屈曲、左肘関節伸展・回内、右肘関節屈曲・回外、左手関節屈曲・掌屈、右手関節屈曲・背屈切り返し
左股関節内旋・伸展、右股関節伸展・外旋、脊柱右側屈、胸椎伸展、肩甲骨下方回旋・内転、右肘関節屈曲・さらに回外インパクト及びインパクト以降
左股関節内旋・伸展、右股関節伸展・外旋、脊柱右側屈、胸椎伸展、肩甲骨下方回旋・内転(左記全ては3で始まったことが引き続き展開中)、左右の肩関節伸展、左肘関節伸展→屈曲・回外、右肘関節伸展→屈曲・回内、右手関節屈曲→伸展・背屈→掌屈、左手関節屈曲→伸展・背屈
多い。ものすごく多い。多すぎる。どうなっているんだ?
これに足首の動きが入るのだがちょっと省きます。
いずれにしてもこれ物凄い大量の情報処理を脳みそと神経筋ができるのですか?と思ってしまいます。
じゃあどうすれば達成できるのか?そこを一生懸命探して、私の中できっかけを見つけ、そして答えにつながった考え方を紹介します。
下記写真はアナトミートレインといいまして、解剖学的アプローチから発見されたものです。ヒトを解剖していくと筋肉はそれ単体で活動しているのではなく、腱や軟体組織により互いに補完しあって協働作業をしているというものです。この仕組みは「アナトミートレイン」と名付けられ、別にトンデモ説ではなくしっかり学術的に証明されています。そしてそれは大別すると7つのラインに分けられています。例えば腰痛の人が眉毛の上の筋肉をほぐすと痛みが消えるような事例があるように(というかワタクシが体験しました)、全ての筋肉は頭のてっぺんから足裏まで繋がっているというものです。
なのでこれら7つをコントロールできる「動きのトレーニング」を積めば、ものすごく異常に大変なゴルフの動きを獲得できるのではないかと考えたのが7年前。
今となって見下ろしてみればそんなに大変なことではないように思えるのですが、7年前からとにかく取り組み始めたのであります。
当時はゴルフという恐ろしい山に取り憑かれてしまって自分が今の視点に辿りつけるなんて思わなかったのであります。
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