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「偽サイドバック」の新たな地平線@シティ


偽サイドバックとは

「偽サイドバック」という言葉を聞いたことはありますか?
英語では、「Inverted full-back」と言ったりします。偽サイドバックとは、守備時のポジションはサイドバックであるにもかかわらず、ボール保持の局面ではボランチの横でプレイしたり、インサイドハーフのような役割を果たすサイドバックのことを言います。グアルディオラ監督が多様する戦術で、同氏がバイエルン・ミュンヘンを率いていた時代から積極的に使われ始めました。

偽サイドバックの利点

偽サイドバックの利点は何か。一般的には、以下の2つであるといわれています。
①ウィングを活かしやすい

IHが高い位置を維持でき、ハーフスペース活用や、中央での数的優位が作りやすい

偽サイドバックのデメリット


デメリットももちろんありますが、ここでは一旦割愛します苦笑。

今日話したいこと(=最近のシティでのサイドバック事情)

今日話したいのは、最近のシティでは、この偽サイドバックという役割が更に進化しているとみられるからです。特徴的なデータを以下2つ紹介いたします(ベルナルド・シルバ、リコ・ルイスのボールタッチのフィールドマップです)。

ベルナルド・シルバとリコ・ルイスに触れずにはいられない

シルバは、通常はIHとしてプレイすることが多いですが、ビラ戦では左サイドバックとしての役割を果たしていました。また、リコ・ルイスも右サイドバックを務めることが多く、その場合はヒートマップが右サイドになります。いずれにせよ、サイドバックという概念をもはや超越した存在になっていると見てとれる非常に興味深いデータです。

特に、今シーズンのリコ・ルイス台頭は目を見張るものがあります。名手カンセロ、ウォーカーという両サイドバックがローンやケガで不在ですが、全く懸念を感じさせないパフォーマンスを見せています。シティのユース育ちのルイスは、若干18歳でグアルディオラ監督も驚くほどの戦術理解力を見せているとか。今シーズンの逆転優勝に向けて、カギを握る選手の一人となってきました。

ちなみに本記事は、ミーハー・サッカーファンが極めて適当に思いついたことを書いています、というのはお含みおきくださいませ。

では。

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