世田谷西シニア・吉田昌弘監督のインタビュー動画を見て
お笑い芸人のレッド吉田さんと世田谷西シニアの後輩である山本大貴さんが共同で始めたyoutube「めぐる!巨人への道」という動画に世田谷西シニア監督の吉田昌弘さんのインタビュー動画が配信されていました。元々はレッド吉田さんの小学校4年生の息子さんを「プロ野球選手」にするという目的の下、2年間限定でそれを記録に残していくことが趣旨だそうです。(合ってるかな?)
現在大学生の山本大貴さんは世田谷西シニアから春日部共栄に進学し4番打者であった素晴らしい才能の持ち主。学業も優秀でその後は東京大学進学を目指すなど本当にセタニシの後輩なのかと思われる逸材です。
レッド吉田さんの息子もセタニシのOBだそうで、山本さんと同じく春日部共栄に進学。そんな縁もありこの動画が始まったのかなと思います。
素晴らしいこと話されているなあと感じ自分も卒団生なので感想をnoteにまとめてみようと思います。
前編について
レッド吉田さんが早速「世田谷西シニアの強さの秘訣」を聞いてくれました。
「監督がめちゃめちゃ重要」
「コーチなどの大人の関係性がいいこと」
関係性がいいという中で、指導者での共通認識をしっかり持たれていること。
本当にそう思いました。
指導者間で批判、揉めているなんてことあったら組織としては論外ですよね。セタニシの指導者ってとにかく関係性がいいよなって中学のときから伝わっていました。それぞれが尊重し合っているというか。指導に関しても全員が共通している、そこはすごく大事なところであると思う。これがチームの環境作りに循環されていってます。
次に指導方針について。
なんと現在世田谷西シニアは191人が在籍しています。笑
確かに確固たるチーム方針があり、そこに対して動いてくというよりは一人一人に合った指導をされていたかなと思います。全員上手くないし、部員には中学から始めたという初心者もいました。それが全部員同じ指導になるってのは難しいことかもしれません。191人いたら191通りの教え方がある、その部員を完璧なセタニシ色に染めていくのではなく、会話をしながらその部員の考え方も壊さずにしていく。
そして守備練習を主にしてやるよりも、まずは打撃を中心に伸ばしていく。
下手な子がレギュラークラスの打者の打球を捌いていくことで守備は勝手に上手くなっていく。打撃が上がればチーム全体の能力も上がっていく。結果的にエラーしなくなる。
改めてではありますが素晴らしい指導方針ですよね。
後編について
「野球に惚れさせる」
これが全てではないかなと思います。
僕の同期でも大学、社会人で続けたメンバーは人に何を言われずとも自分からよく練習していました。吉田さんが言ってたどれだけ野球をしていても苦にならないこと。
プロ野球選手はこういうところが優れているのかもしれませんね。
そういう環境を大人が作ってあげる、自らが気づいて作るのか。これがきっと野球選手としてどうなっていくかの分岐点になるのかと。
そして最後は世田谷西シニアの後輩であり、プロ野球選手である山本泰寛のお話。来季から読売巨人軍より、阪神タイガーズへ移籍となりました。
山本は僕が中学3年のときの中学1年生でした。
まさか本当にプロ行くとは思っていませんでしたが、努力したんだと思います。
「いつもニコニコ野球していた」
好きな野球をしているのであれば、強制されるよりも向上心持って取り組んだ方が絶対うまくなる。
セタニシの指導者が考えていることの本質がわかる素晴らしい動画でした。
案外、小学生から中学生になるタイミングではどこのチームで続けるのかものすごく大事だと思うので様々な指導者の話を聞いてみたいと思いました。